安倍首相は海外に活路があるとでも思ったのか、歴代の首相の中で桁外れの頻度で外遊を続け、莫大な円をばら撒き続けて来ました。
しかしその対外政策のことごとくが失敗しました。五十嵐仁氏は、「安倍暴走政治の破産の始まり」であるとしています。
また「まるこ姫の独り言」氏も「嗚呼 とうとう八方ふさがり、安倍首相は何処へ行こうとしているのか」という記事を掲げ、やはり諸々の失敗を挙げて「滑稽な見世物を見せられているようで、悲しいやら可笑しいやら。。。」と書いています。
「五十嵐仁の転成仁語」と「まるこ姫の独り言」のブログを紹介します。
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無残というしかない安倍外交における破産の数々
五十嵐仁の転成仁語 11月24日
外交というのも恥ずかしいほどの破産ぶりです。安倍首相が行ってきた対外政策のことごとくが失敗してしまいました。
安倍暴走政治の破産の始まりです。その責任を、安倍首相はどのように取るのでしょうか。
昨日の朝日新聞の一面には、「TPP発効不可能に トランプ氏『就任日に離脱』」という大きな見出しが出ていました。今日の新聞には、オバマ大統領もTPPの任期中の議会承認を断念する考えを正式表明という記事が出ています。
もう、終わりです。現行のTPPは発効が不可能となり、「TPPを成長戦略の柱としてきた安倍政権は根本的な戦略の見直しを迫られそうだ」と、新聞は伝えていました。
それなのに、参院ではまだTPP承認案権についての審議を続け、そのために国会の会期延長まで画策されているそうです。何という往生際の悪さでしょうか。安倍首相の意地と見栄のために、国会審議の時間と費用を無駄遣いするようなことは直ちにやめるべきです。
昨日の新聞には、ベトナム国会が日本からの原発輸入を撤回する案を可決したという記事も掲載されています。これも原発の輸出を成長戦略の一環に置付けて推進してきた安倍外交の失敗にほかなりません。
成長戦略の一環としては、軍事技術の輸出も進められてきました。その輸出先として有望視されていたオーストラリアへの潜水艦技術の売り込みにも失敗しています。
原発技術や軍事技術の輸出を成長戦略の柱と位置付けるようなことはやめるべきだとの批判があるにもかかわらず、安倍政権はそれを無視し強行してきました。それらがいずれも挫折したということになります。
外交的な失敗ということで言えば、国連総会第1委員会での「核兵器禁止条約」の交渉を来年開くとした決議に米露など核保有国とともに反対したことも大問題でした。唯一の戦争被爆国である日本こそ、その先頭に立たなければならないはずなのにまったく逆の態度を取ったことになるからです。
また、TPP条約の批准を優先したために地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」の批准が遅れたという失敗もあります。結局、第1回締約国会合には間に合わず、日本は決定に異議の申し立てができないオブザーバーとして参加することになりました。
どちらも、アメリカの顔色を窺った結果の失敗です。日本独自の外交政策を展開する自主定な判断能力を持たない安倍政権だからこそ、このような迷走を繰り返すことになってしまいました。
さらに、日露関係をめぐる問題もあります。12月の首脳会談に向けて領土問題で大きな進展があるのではないかとの観測は幻に終わりそうです。
安倍首相は日露間の経済協力の拡大をテコに領土問題を打開し、それを成果として解散・総選挙に打って出るのではないかと見られていました。しかし、この戦略にも狂いが生じているようです。
プーチン大統領は領土問題で日本に譲歩する意志はないようで、経済協力だけを「食い逃げ」するかもしれないからです。これも、安倍外交の失敗となる可能性が強まっています。
中国や韓国、北朝鮮など周辺諸国との間でも、関係改善に向けての展望は開けていません。まさに、八方ふさがりと言っても良い状況です。
「朝貢外交」よろしく慌ててトランプ詣でを行い、54万円のゴルフクラブを送って媚びを売り、「信頼できる指導者だ」と請合ってトランプのマジックを手伝うことで世界中に恥をさらした安倍首相です。このような外交破産のオンパレードもむべなるかなというところでしょうか。
嗚呼とうとう八方ふさがり、安倍首相は何処へ行こうとしているのか
まるこ姫の独り言 2016年11月23日
日本では何を急いでいるのか、大慌てでTPP法案を押し通し、喜び勇んでいったトランプとの会談は花を持たせられたかもしれないが、その後、トランプは大統領に就任したら、TPPからの離脱をすると表明してしまった。
ロシアのプーチンとの会談でもそうだ。威勢よく会談をしたは良いが、例のごとく完全にプーチンの術中にはまっている。
北方領土問題 安倍首相、交渉の難しさ強調
日本テレビ系(NNN) 11/22(火) 19:05配信
>アルゼンチンを訪れていた安倍首相は日本時間の22日朝、記者会見し、来月の日露首脳会談で合意を目指す北方領土問題について、「一回の首脳会談で解決するようなものではない」
と交渉の難しさを強調した。
>外務省幹部は「交渉はここから一気に活発化する」と話していて来月15日の首脳会談に向けて交渉は正念場を迎える。
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ハア?またまた無能な外務省が言い出した。なにが一気に活発化するだ。多くの国民は、安倍首相はいつもの様に丸め込まれると思っているし、”トランプ大統領” を完全に外した外務省の言う事など信じられるものではない。
少しずつプーチンの態度が硬化して来て、今、一生懸命言い訳を考えている所か。それにしてもプーチンは戦略上手だ。絡めてから攻めてみたり、軟化したような態度を取ってみたり。安倍首相や外務省が戦略が無さすぎるともいえるが(笑)
プーチンは北方領土での共同経済活動を協議したと明かし、ロシアの主権下で日本の投資を求めると言う展開にするつもりのようだが、これ、日本の完敗じゃないか。どこに日本の成果が見いだせるのか。またいつもの展開だ。プーチンにネタバラシされた安倍首相は赤っ恥じゃないか。
パリ条約の批准にも乗り遅れてしまったようだし、選挙ではTP反対と言いながら、当選したら寝返ってまで米国に忠誠を尽くしたのに、肝心の本家が全くTPPに乗り切れないときた。
北方領土でも、威勢の良い会見とは裏腹に、経済協力ばかり要請されそうだし。。。。
ついでに、フィリピンのドゥテルテ大統領は、中国にご執心なようで。安倍首相の力説していた中国包囲網はどこへやら。。。。
なんだか滑稽な見世物を見せられているようで、悲しいやら可笑しいやら。。。
さてさて、安倍首相の次の目くらまし戦術は? なにをターゲットにするのだろう。