5月19日(日) 13:30~15:30、湯沢公民館3階会議室2で5月例会が開かれました。
1.連続学習―「中高生のための憲法教室(伊藤真)」(岩波ジュニア新書) (第1回)
第1限 「憲法の理念」ってなんだろう (テキスト P1~25)
第1限は「憲法の三原則は国民主権、基本的人権、平和主義ですが、『個人の尊重』はそれ以上に大事です」と書き起こされているなど、中高生のセンスに合致するような新鮮な表現が各所にありました。
ここでは大略次のような意見や感想が出されました。
・憲法は単に「国家を縛る」だけではなくて「より強いものから弱者を守るもの」なので、もっと生活のあらゆる面で注目されて良い。それなのに普段憲法の重要性に気づかないのは、その人たちは多数派・強者の側にあるからだ、と指摘しているところは良く納得できる。
・憲法は自分たちのものという自覚が大事。弱者になれば憲法の重要性に気づく筈だ。
・6月から「憲法の本」(¥525)がコンビでも売られるようになると聞いているので、広範な人たちに読まれて欲しい。
・日本国憲法の前文は「日本国民は」で書き始められており国民に主権があることが素直に理解できる。それに対して自民党憲法草案の前文は「日本国は」で書き始められており、これは国家が最重要だとする考え方の反映である。
・自民党が現憲法の前文を批判しているのは間違い。
・自民党は9条の改憲よりもまず96条の改定を行うという作戦を取ったが、国民は支持していない。逆にそのことを通じて立憲主義の考え方が国民に浸透するようになった。
・花まつりでのシールアンケートでは、世の中がスピーディーに変わるために96条の改定が必要だという理由で96条改定に賛成するというコメントがあった。
・最後の「攻められたらどうする」は憲法を論議するときに必ず出てくる質問。書かれてあるようにうまく答えられるといいが。
(次回は 第2限の前半 P25~38です)
(次回は 第2限の前半 P25~38です)
2.検討・意見交換
(1) 総会以降の取り組みを振り返って
① 総会及び記念講演会
近隣の組織の代表の大和3人、六日町1人、塩沢1人が出席し、合計21人でした。
カンパは11,190円集まりました。
工藤和雄県事務局長が質疑応答のなかで、「年寄りばかりの組織に若い人を迎え入れるのはチョット無理。むしろ定年退職した人たちを確実に受け入れる努力が大事」と答えられたのは説得力があったという感想が出されました。
② 春の平和キャンペーン
参加者11名、風ぐるま200本、リーフレット500枚
今回はリーフレットが早々に捌けたので、次回は750枚に増やすことにしました。リーフの内容については「極めて短時間で読めるようにもっと簡単にしたらどうか」という意見が出されましたが、会場や帰宅してから目を通す人もいるので、ある程度読み応えのあるものが良いと現状を支持する意見も出されました。
シールアンケート(テーマ:96条改憲の是非)の結果
改憲に反対が70、賛成が8、どちらともいえないが1
ポストイットでコメントを求めたところ、11人からまじめな意見が寄せられま
した。 した。この新しい試みは前進だと評価できます。
③ 憲法記念日の新聞折込みチラシ(5月3日)
B4判片面刷り グリーンチラシ 新潟日報、毎日新聞、朝日新聞に計3000枚
費用は18,568円
3日はたまたま他の折込チラシが少なく、一番外側に折り込んでもらったの
で目立 で目立ちました。反応もいろいろありました。
④ 江戸里神楽講習会(5月12日)
山口節子さんを講師に迎え、女性7人、男性3人が参加して第1回目の講習を受けました。
次回は6月9日(日)13:30~ 湯沢公民館3階会議室2で行います
(2) 町との懇談会の持ち方について
① 町の担当課長が交代されたので早めに挨拶を兼ねて面談をすることにし、次回例会の後の 6月17日~21日の内で都合の良い日にということで申し入れをします。、
② 提案・提言・要請事項など
・湯中からの広島平和式典への生徒派遣(要請は毎年粘り強く行う)
・公民館の指定管理者制度適用についての質問・意見・要望
・パネル「原爆と人間」の積極的・効果的な活用の申し入れ
・成人式への要望・意見
など
3.報告事項
(1) 5・3憲法を守る新潟の集い (主催:憲法を守る新潟県共同センター)
シンンポジウム:「改憲の国づくりが憲法を生かす国づくりかー憲法の視点から今日の時代を読み解く」
1名(笛木 壤さん)が参加しました。
(2) 講演会「立憲主義から見た自民党改憲案」 5月18日 (主催:新潟県弁護士会)
講師 丹羽徹 大阪経済法科大学法学部長)
1名(佐藤守正さん)が参加しました。
4.連絡事項
(1) 憲法連続講演会・第3回講演会 (主催:憲法九条の会)
日時:5月26日(日) 14:00~ 場所:小出郷福祉センター「第1研修室」
講師:江端正樹 県革新懇世話人
演題:望むだけの軍隊を 望む場所に、望む期間だけ駐留させる
「日米地位協定の本質と実態」
(2) 新潟県9条の会・全県交流会
日時:6月8日(土) 13:30~16:30 場所:新潟ユニゾンプラザ4階大研修室
世話人が参加します。
以上