2013年5月26日日曜日

橋下氏が風俗活用の発言を撤回

 維新の会共同代表の橋本氏が25日の民放テレビで在日米軍に風俗業の活用を求めたことについて「お詫びし発言を撤回したい」と語りました。
 米軍への発言を含めてどういう意図でああいう一連の発言をしたのかは不明ですが、内外からの批判が高まる一方で、参院選に与える悪影響も計り知れず、さらに27日には日本外国特派員協会で講演を行うことになっているので、それらを見据えて決断したものと思われます。
 外国の特派員たちがどう反応するかは不明ですが、ひたすらマイナス面しかなかったこの間の彼の言動でした。

 以下に東京新聞の記事と同氏の「風俗業を巡る主な発言」(毎日新聞)を紹介します。
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橋下氏、風俗活用発言の撤回明言 「言葉が不適切」
東京新聞 2013年5月25日
 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は25日の民放番組で、在日米軍に風俗業の活用を求めた発言について「米軍と米国民におわびし、発言を撤回したい」と述べた。一連の発言をめぐり、橋下氏が撤回を明言したのは初めて。
 「言葉が不適切だった」と理由を述べ、27日に東京で開かれる日本外国特派員協会の記者会見で、各国メディアに説明し、理解を得たいとした。
 橋下氏は24日、報道陣に対し、風俗業活用発言について謝罪する考えを示したが、さらに踏み込んだ形だ。一方、従軍慰安婦に関する発言は撤回しなかった。
 自身の進退に関しては「国民が判断することだ」と述べるにとどめた。 (共同)

橋下氏:風俗業を巡る主な発言
毎日新聞 2013年05月25日
  ■風俗業を巡る橋下氏の主な発言■
【13日】
 普天間飛行場に行った時、「もっと風俗業を活用してほしい」と言ったら、米海兵隊司令官は「米軍では禁止している」と。そういうものを真正面から活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーはコントロールできない。(午後、記者団に)
【14日】
 日本の現状からすれば、貧困からそこ(風俗店)で働かざるを得ないという女性はほぼ皆無。皆自由意思だ。だから積極活用すれば良い。(ツイッターで)
【16日】
 (米軍に風俗業活用を提案したことについて)表現がつたなかった。国際感覚に乏しかった。ただ、趣旨として撤回するとは思っていない。(午前、記者団に)
【17日】
 米軍はビーチボールやバーベキューをやっているという話をしたんで、そんなことで本当に(米兵の性的欲求を)コントロールできないという文脈で、風俗と言った。買売春のように取られてしまったので、そこは僕の国際感覚のなさでしたが、日本語においては問題ない。(午後、記者団に)
【22日】
 (27日予定の日本外国特派員協会での記者会見で、風俗業の見解をどう説明するかと問われて)不適切だったということと、言葉を間違った、認識を間違ったということをしっかりと伝えたい。(午後、記者団に)
【24日】
 米軍やアメリカ国民に、僕の不適切な発言によって不快な思いをさせたと思う。27日の記者会見で米軍、アメリカ国民の皆さんに、きちんとおわびしたい。(午後、記者団に)
【25日】
 風俗業という言葉は不適切だった。米軍とアメリカ国民にきちんと、おわびと発言の撤回をしなければならない。(午前、テレビ番組に出演して)