2013年8月4日日曜日

広島で原水協世界大会開く

 
 原水協世界大会・広島国際会議が3日午後、国内外の代表200人が参加して開かれました。
 
 会場は広島市文化交流会館で、国際会議は4日午前まで全体会議で、午後からは分科会に入り、5日午前に閉会総会となります。
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原水協などの世界大会開幕
中国新聞 2013年8月4日
 日本原水協などの原水爆禁止世界大会の開幕となる国際会議が3日、広島市中区の市文化交流会館で始まった。各国の政府代表や市民が集まり、核兵器廃絶の道筋を話し合う。

 17カ国から約200人が参加した。原水協の沢田昭二代表理事はあいさつで、核抑止論を「脅しで成り立つ非人道的なもの」と指摘。米国の提供する「核の傘」に安全保障を委ね、抑止論を否定しない日本政府を批判した。
 初日の会議は、核兵器の非人道性に焦点を当てて意見を交わした。1954年に米国の水爆実験で放射能に汚染されたマーシャル諸島・ロンゲラップ環礁の元上院議員アバッカ・アンジャイン・マディソン氏は「住民は健康不安に今も苦しんでいる」と説明し、世界の核被害者がお互いの体験を学び合う必要があると訴えた。
 国際会議は5日まで。6日は広島グリーンアリーナ(中区)で広島大会を開く。
 原水禁国民会議などの原水爆禁止世界大会の広島大会は4~6日にある。

広島で原水協世界大会開く 核兵器の非人道性強調
東京新聞 2013年8月3日
 原水爆禁止日本協議会(原水協)系の原水爆禁止世界大会が3日、「核兵器のない平和で公正な世界のために」をテーマに広島市で始まった。国際会議は国内外から約200人が参加。核兵器の非人道性を訴える声が相次いだ。

 原水協代表理事の沢田昭二・名古屋大名誉教授は主催者あいさつで、原爆は投下直後の惨禍だけでなく放射線による障害で今も被爆者に苦しみを与えているとして「核兵器の使用は、いかなる理由でも非人道的な大量殺害だ」と指摘。
 4月にジュネーブで開かれた核拡散防止条約再検討会議の準備委員会で、核兵器の非人道性に関する共同声明に賛同しなかった日本政府の姿勢を批判した。(共同)