2014年2月17日月曜日

2月例会の報告

 あいにく吹雪という悪天候で国道も渋滞しましたので、いつもは来られる数人の方々が欠席されました。
さいわいに会議が終わるころには天候も穏やかになりました。
 
 と き  16日(日) 13:30~15:30 
 ところ  湯沢公民館 階 「会議室(公民館の都合で会議1に変更されました) 
 
1.連続学習「中高生のための憲法教室」(第6回)
 (「中高生のための憲法教室」伊藤真著 岩波ジュニア新書 820円09/1/20)  
     限 自由と義務について考える その (テキスト96108ページ)
 
  今回もいろいろな意見・感想が出されました。順不同でその概略を記します。
 
憲法は押しつけられたか?
・押し付けられたものだからというのが改憲論者の口実となっているが、憲法制定の過程では十分に討議し25条他の新たな条項も加えられた。単純に押し付けられたものではない。こうした経緯があったことがあまり知られていない。
・草案はGHQで作ったにしても、理想的な内容的の憲法になっている。
・改憲したい権力者が「押し付けられた」と感じるのはあり得ることかも知れない。
・生徒や父兄に教師に対する尊敬の念がないという現状があって憲法教育も難しい。
・護憲の集会や行動に参加することが大事。
・戦争のできる「普通の国」にして、武器の輸出で儲けようというのは一部の政治家や財界人。一般の人たちは平和でなければ仕事もないことを良く知っている。
 
平時になんで新憲法?
・秘密保護法が制定された影響は大きい。メディアの報道姿勢も問題。
・教育の体制も悪い方に変えられて教育の現場は暗くなっている。
・自民党の「新憲法草案」は改憲案ではなく憲法を制定し直そうとするもの。本来であれば憲法を尊重・擁護する義務がある国会議員(99条)は審議自体ができない筈。
・自民党の「新憲法草案」は超法規的な「憲法制定会議」の場で審議するしかないもの。
・自民党の改憲策動は二重三重のゴマカシのもとで進められている。
 
国民投票法を考える
・国民の多数が改憲を望んでいないのに改憲手続法が先行するのはおかしい。
・18歳まで投票権を下げるというが政治についてあまり考えていない若者が多い。
・学校で憲法教育をすることが大事だが、教科書の選定が学校で自由に出来なくなっている。
・「立憲主義」という言葉は授業で習わなかった。国民の間にまだ浸透していないのではないか。
・歴史の授業も近・現代史に入るまえで終わることが多い。
・ここでは真剣な討議が行われているが、これを未来をもつ若者にどう伝えたらいいのかといつも悩んでいる。テレビに熱中して物事をあまり深く考えない若者や、引きこもりになる若者も多い。どう伝え切っていったらいいのか。
 (次回は108~124ページです)
 
2 相談・意見交換
 (1) 「新春平和の集い」を振り返って
      当日はあいにくの大雪になり、常連の方も数人が来られなくなりましたが、17人が集まりました。
      坂東克彦さんの講演については、
      「現場に学べ」には感銘を受けた、信念を貫けたのもそういう姿勢があったからではないか、暖かい感じの人で惹きつけられた、感動した、公害との闘いに情熱をささげた人で歴史に残る人ではないか、大雪で動けずに参加できなくて残念だった、などの感想が出されました。
         (参加できなかった人のために講演記録を掲示しました)
 (2) 町の平和への取り組みに関する提言・要請活動の取り組みについて
      新町長・教育長との懇談は4月頃とし、前町長の平和への前向きな姿勢を踏襲して欲しいこと、中学生の広島平和大会への代表派遣について再検討して欲しいこと、町で行った平和活動の総括を公表して欲しいことなどを申し入れることになりました。
 (3) 「憲法意見ポスター」運動について
      ポスター掲示賛同者の申込の県段階の集約日=3月10日に向けて、当会の
     第2次集約日を3月3日、最終集約日を3月6日としますので、世話人の笛木さんに集中をお願いします。
 (4) 2014年度総会に向けての準備について
      会員から久しぶりに日帰りのバス旅行をしたいという提案がありました。