政府はひたすら新型コロナ「ワクチン」の効能を強調し、来年には3回目の接種に踏み切るとともに対象を学童にまで広げようという動きもあるようです。
その一方でワクチンの危険性を説く言説を陰謀論紛いのものとして強烈に排除し、相当数に上ると言われるワクチン関連死も中々認めようとしません。中日の木下雄介投手が接種の数日後に倒れ意識不明になったまま8月3日に亡くなった件も関連を否定していました。
その後厚労省の統計には入りましたが、以前から心臓疾患があった可能性が付記され死亡の理由は曖昧にされています。
死者数は決して少なくないようですが、ワクチン後遺症に苦しんでいる人たちは更に沢山います。そのほとんどはワクチンとの関係を否定されるようで、症状が改善しないので満足な社会生活が続けられません。
河北新報がワクチン後遺症患者の苦しみをを取り上げました。
少なくとも国は真剣に救済を講じるべきです。
関連の記事とブログを併せて紹介します。
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「ワクチン後遺症」知って 23歳女性、接種後の体調不良が慢性化
河北新報 2021年 11月 17日
「新型コロナウイルスワクチンの後遺症の実態を知ってほしい」。仙台市出身の女性(23)が10月末、切実な声を「読者とともに 特別報道室」に寄せた。ワクチン接種直後から約2カ月間、体調不良が続くという。取材の結果、後遺症に対する関係者の意識に濃淡があることが分かった。
「これまで病気らしい病気をしたことがないのに…」。部屋着姿で取材に応じた女性は、起きているのがやっとという表情で経過を説明し始めた。
今春、大学を卒業し、新社会人として横浜市の会社に勤務。神奈川県内で感染者が増加し、ワクチン接種を推奨する報道も続いたことから9月中旬、市内の病院でファイザー製ワクチンを初めて接種した。
翌日、ひどい倦怠(けんたい)感と頭痛、微熱が始まった。複数の病院で血液検査やPCR検査を受けたが、結果は「異常なし」。「ワクチンが怖いと思って打ったから具合が悪くなっている」と言う医師もいた。
ネットで「ワクチン」「副反応」と検索しても、自分のように長く続く症状の情報に行き当たらない。横浜市や厚生労働省などの相談窓口に専門の医療機関や治療法を問い合わせたが、「予防接種後健康被害救済制度という『お金』の話をされるばかり」だった。
仕事は接種当日から在宅勤務を続けたが、状態は改善せず休職を決意。10月上旬に仙台の実家へ戻り、療養を続ける。
■ 反対派でも推奨派でもない
幼少期から空手を続け、学生時代は全国大会で上位入賞するなど接種までは「健康そのもの」だった。「自分はワクチン反対派でも推奨派でもないが、同様の苦しみや不安を抱える人が他にもいるはず。国や自治体、医療機関は実態をうやむやにせず、しっかり対応してほしい」と訴える。
各都道府県などにはワクチン副反応の専門相談窓口がある。ただ、女性のような慢性症状の訴えには「かかりつけ医の受診を勧める」(宮城県など)にとどまり、「医療機関の紹介はできない」(神奈川県など)とする対応が大半だ。
女性のような症状に苦しむ人は、ほかにもいる。仙台市若林区の内科医院「堀田修クリニック」によると7月以降、新型コロナ感染の後遺症患者17人のほか、モデルナ製も含めたワクチン接種後、体調不良が慢性化した3人が受診したという。
堀田医師は「3人は既往症がなく、ワクチン接種を機に不調が始まった。『ワクチン後遺症』が存在する可能性は否定できない」と指摘。国内でも3回目の接種が今後本格化するが「安全性やメリットだけを過度にPRせず、被害実態やリスクも認め、接種の在り方を社会全体で冷静に考えるべきでは」と問い掛ける。 (武田俊郎)
「新型コロナワクチン…接種後の後遺症相談が増加」
山陰放送 2021/8/20
新型コロナ感染拡大防止の切り札とされるのがワクチンですが、実は、ワクチン接種後の副反応だけでなく、しばらく時間が経った後に現れる「後遺症」に悩む患者からの相談が増えているといいます。
島根県松江市にあるクリニック。
福田内科クリニック 福田克彦副院長 「今、巷やメディアで報じられているのは急性期副反応でありまして、発熱があるとか腕が痛いとかは想定内の反応なんですね」
福田克彦医師は1年半ほど前からオンライン診療で、県内外のコロナ感染患者や感染の疑いのある患者など、およそ500人の診察にあたっています。ワクチン接種後の副反応を訴える患者からの相談が増えているといいますが、福田医師が注目するのは、接種直後ではなく、1週間以上経過してから症状が出る患者の増加です。これは接種1回目、2回目のどちらでもあるといいます。
福田内科クリニック 福田克彦副院長 「「私が強調したいのは、1週間後の色々な精神症状であるとか倦怠感、うつ、場合によっては自殺企図など、遅発性の後遺症と私は呼んでいます」
ワクチン接種後の「遅発性後遺症」。倦怠感などが長引く不調のほか、中には重い発疹が出るケースもあると言います。
福田内科クリニック 福田克彦副院長 「皮膚症状は急性期の接種直後に出ることが多いが、中には1、2週間経って蕁麻疹症状や蜂窩織炎や帯状疱疹あるいは後遺症がみられます」
さらに、コロナに感染した患者が治療を終え、退院してから1か月程度経った後に症状を訴える人も増えていると言います。
福田内科クリニック 福田克彦副院長 「肺の陰影が消失して炎症反応が陰性なられた方でも、呼吸困難や動悸、息切れ、就学・就労が以前のようにできないで困って苦しんでいる方は少しずつ増えてきています。いわゆるコロナウイルス感染後遺症と呼んでいます」」
福田医師は、こうした患者に対しては年単位での経過観察が必要だと訴えます。
福田内科クリニック 福田克彦副院長 「ウイルス感染の後遺症、さらに遅発性のワクチンの副反応有害事象への長期的な対応、これは1週間ということではなく1か月、あるいは1年、2年、長期的にフォローして観察していく必要があると思います」
朝から晩までワクチン後遺症だらけ
Dr.和の町医者日記 2021年11月02日
今日の、東京の感染者は9名で、1年5ケ月ぶりだという。一方、当院は朝から晩まで9名のワクチン後遺症と対峙。政治はなんでこんな悲惨な事態を見ようとしないのか?
今日の「ワクチン後遺症」外来の初診患者さん。
1)北陸地方から来院したワクチン接種後3ケ月の強い倦怠感患者。
北陸の病院を巡ったが、すべて「分からない」と、タライ回し。
イベルメクチンと補中益気湯。あとはオンラインで診察する。
2)奈良から来院した方もワクチン接種して2ケ月間、仕事ができない。
この方もいくつかの医療機関を受診されたがたらい回しにあっった。
かなり遠方から3~4人で来院すること自体が、深刻さを表していると思う。
よほど困った状態にならないと遠方から来ない。なのに「メンタル」だと。
3)接種してから学校に行けなくなった小学生。丸一カ月入院しても、「分からない」だけ。問診をしているといきなり涙が溢れてきた。どうやらフラッシュバックしているようだ。
診察しながら、僕も思わず涙が出そうになった。元気な小学生がこんなになるのは、誰のせい?
再診の患者さんや往診で診ている患者さんたちは、いろんな治療をするので、皆さん良くなっている。東京都の感染者はたった9名なのに、尼崎の町医者にはそれと同数の「ワクチン後遺症患者」が来院する現実。
どこの病院も調べても「分からない」と「因果関係なし」を言われるらしい。
ワクチン打つまでは普通に生活していたのだから、「あり」に決まっている。
コロナ後遺症よりもワクチン後遺症のほうが多く、なってきた。
自衛隊の医師は、集団接種会場で「出征兵」を見送っているが、僕は尼崎の下町で、「負傷兵」の傷の手当をやっている感じだ。
第五波までは、「ひとりも、死なせへん」であったが、今は、「ひとり残らず治してやる」という意気込みだ。
「長尾はワクチン打って儲けて、ワクチン後遺症で儲けて」なんて攻撃を受けるが、僕が診ているワクチン後遺症は全員、当院以外で接種された方。
攻撃する相手は僕ではなく、国じゃないのかなあ。自分自身や家族がそうなったらと想像して欲しい。
政府も大学病院も大病院も専門家も全員が、そのような病態は無い、という。
しかし僕は毎日、そんな患者さんを診ているわけで、それは幻だというのか。
子宮頸がんワクチン後遺症(HANS)と全く同じだ。自分の目で診たことが無い医者が現実を否定する。政治やメデイアには、絶望、しかない。こうして報告しても、罵声と脅迫の洪水にかき消されるだけ。
当選したたくさんの新人議員さんの中で、誰か一人くらい僕が直面している現実を尼崎まで来て見てくれないのかな。
万歳三唱して泣いている議員たちを見ると、「アホか!」と言いたくなる。困っている市民のために働くのが議員の仕事なのに、喜んでいる場合か!
今日も、全国の集団接種会場で30万人もの兵士が出兵している。その零点何パーセントかもしれないが「重症の負傷兵」が出る。東京の感染者数よりも当院の負傷兵の方が多い、今日一日。
この1点だけでも、メリット・デメリット論は破綻している。
僕は、この国の将来が心配でならない。不都合な真実を診ようとしないからだ。