2012年11月26日月曜日

日本平和大会 続報


 東京都内で開かれた日本平和大会では24日も熱心な発言が行われ、25日には米空軍横田基地に広大な土地を占拠されている福生市の福生公園で閉会集会を行いました。閉会集会では、横田基地周辺住民、青年、全国の参加者が次々と「基地はいらない」との熱い思いを発言しました。
 3日間で延べ1,500人が参加しました。 

以下にしんぶん赤旗の記事を紹介します。
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安保なくせば見えてくる 平和大会シンポ
     しんぶん赤旗 2012年1125 

 東京都内で開かれている日本平和大会では24日、シンポジウム「日米安保条約の廃棄で見えてくるアジアの平和と展望」があり、米軍普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市から伊波洋一元市長、日米経済を研究する萩原伸次郎・横浜国立大学教授、日本平和委員会の川田忠明常任理事が報告しました。 

 伊波氏は、米軍基地が集中する沖縄では米兵犯罪が多発し、強行配備された米軍欠陥機オスプレイが無法状態のように住宅の上を夜間・低空飛行していると告発。「ハワイでは野生動物保護のためにオスプレイの訓練計画が中止になりました。沖縄の住民が苦しんでいるのに日本政府は何も言わない」と「日米安保の現実」を告発しました。

 萩原氏は、自民党が総選挙公約で自衛隊を「国防軍」にすると明記したことなど、日米軍事一体化を推進する動きを指摘。背景には環太平洋連携協定(TPP)を推進する日米財界が、日米安保体制の下で自らの権益を守ろうとする狙いがあるとしました。

 川田氏は、軍事同盟に頼らない「対話の土俵づくり」で平和を追求する東南アジア諸国連合の取り組みを紹介しました。 

 会場からは「日米安保はいらないと言える首相を出そう」「中国には武力ではなく対話を通して問題の解決や友好を進めていこう」などの決意や意見が出されました。「アメリカフレンズ奉仕委員会」のジョゼフ・ガーソン氏も発言しました。
 

基地いらない 思い熱く 日本平和大会が閉会集会
     しんぶん赤旗 2012年1126 

 東京都内で開かれていた2012年日本平和大会は25日、米空軍横田基地に広大な土地を占拠されている福生市の福生公園で閉会集会を行いました。横田基地周辺住民、青年、全国の参加者が次々と「基地はいらない」との熱い思いを発言しました。
 
 米軍欠陥機オスプレイを搭載できる強襲揚陸艦、ボノム・リシャールの母港にされた米軍佐世保基地を抱える長崎県からの参加者は、「基地撤去を求める運動の前進で沖縄や全国との連帯をより強めたい」と語りました。
 来年の大会は、山口県岩国市で開催することが発表されました。 

 安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局長は閉会のあいさつで、3日間を通じて1500人が参加したとして、「オスプレイ配備強行という新たな情勢のなかで、配備撤回と基地撤去、日米安保条約廃棄にむけたたたかいの新たな出発点になった」と強調。激戦の東京都知事選挙と総選挙に全力をあげる決意を表明するとともに、「運動の大きな成果をもって岩国で会いましょう」と呼びかけました。 

 集会後、海外代表とともに、「米軍基地ノー」「平和が一番」とコールしながら、横田基地に向けてピースパレードしました。