2012年11月12日月曜日

国会・官邸周辺で反原発 大規模抗議行動


 「11.11反原発大集会」(市民グループ有志でつくる「首都圏反原発連合」の呼びかけによる)は、都から日比谷公園の使用許可が下りずにデモが中止となりましたが、11日 多くの市民が国会や霞ヶ関周辺に集まり(警視庁発表で約8千人)、大飯原発の即時停止や脱原発を求めました。 

市民たちは、午後3時ごろからまず財務省、外務省、経済産業省、環境省、文部科学省、官邸前、国会正門前に集まり、その後、午後5時過ぎから、国会や官邸周辺に移動して国会の包囲を開始しました。
あいにくの雨の中でしたが、人々の「いのちを守れ」、「子どもたちを守れ」の声が、霞ヶ関や永田町にこだましたということです。 

 NHKニュースと産経新聞の記事を紹介します。
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東京 反原発で大規模抗議活動
NHK  NEWS Web 20121111 193
東京の総理大臣官邸や国会の周辺で11日、原子力発電所に反対する市民グループが呼びかけた抗議活動が行われ、集まった人たちが福井県の大飯原発の運転停止などを訴えました。
この抗議活動は、毎週金曜日に総理大臣官邸前で原発に反対する活動を続けてきた市民グループが呼びかけて行われました。

11日は、総理大臣官邸や国会議事堂、霞が関の周辺で、午後3時ごろからのぼりやプラカードなどを持った人たちが歩道に集まり、「大飯原発の再稼働反対」、「原発はいらない」などと叫びながら訴えました。
埼玉県桶川市から4歳の息子と参加した40代の母親は、「子どものことを考えると原発はなくしてほしいと訴えたくて参加しました」と話しました。また、千葉県柏市から来た60代の男性は、「大飯原発の運転再開はありえません。これだけ多くの人が原発に反対する声を上げていることを、政府に分かってほしい」と話していました。

雨の中「原発ゼロに」 国会周辺で大規模集会
産経新聞 2012.11.11 

 毎週金曜日に首相官邸前の脱原発抗議行動を呼び掛ける首都圏反原発連合は11日、国会議事堂周辺や官邸前などで大規模な集会を開き、雨の中、参加者が「大飯(原発)を止めろ」と声を上げた。

 警察当局の調べでは7千~8千人が参加。主催者側は日比谷公園を出発するデモを計画、事前に東京都に公園の使用申請をしたが「管理上支障がある」と許可されなかった。
 長女を連れて参加した川崎市の会社員、古賀新二さん(43)は、原子力規制委員会が関西電力大飯原発(福井県)敷地内の断層が活断層かどうかの結論を先送りにした点に触れ「あいまいな決着になりつつあり、もどかしい。新しい組織がそれでは意味がない」と話した。

 公園使用不許可を不服として主催者側は東京地裁に申し立てたが却下され、東京高裁もインターネットなどで参加を呼び掛けることから「事前の人数把握が困難で不許可はやむを得ない」とした。