第49回護憲大会(主催:「フォーラム平和・人権・環境(代表
江橋崇・法政大教授)」)が9~11日の3日間、山口市「維新百年記念公園」内のスポーツ文化センターで開かれ、領土問題で対立の続く日中韓関係や、上関原発問題、岩国基地問題などについて討議されました。
大会には約2,500人が参加し、シンポジウム「東アジアとの友好~日中韓関係をめぐって」、7つのテーマ毎の分科会、フィールドワークなどが行われました。
主な大会スローガンは下記のとおりです。
*憲法の生存権のもと、震災・原発事故・放射能被害などを究明し、補償と復旧を進めよう
*脱原発、温暖化克服の環境づくりとライフスタイルを築こう
*武力で平和はつくれない、9条をいかして平和を築こう
*米軍の原子力空母やオスプレイ配備をやめさせ、沖縄をはじめ基地の縮小・撤去しよう
*災害救助隊の整備など、憲法にもとづく平和基本法を制定しよう
*日朝国交正常化を実現させ、日本と東北アジアの非核化・軍縮をすすめよう
毎日新聞の記事を紹介します。
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護憲大会 :上関原発や日中韓テーマに 山口できょうから
毎日新聞 山口版 2012年11月09日
憲法の理念実現を目指そうと、第49回護憲大会が9〜11日、山口市で開かれる。県内での開催は初めてで、全国から平和団体や労働団体など約2500人が集まり、領土問題で対立が続く日中韓3国関係や上関原発、岩国基地問題などについてシンポジウムなどで議論を深める予定。
平和団体や労働団体などで作る実行委(委員長、江橋崇・法政大教授)主催。
主な行事は(1)平岡秀夫衆院議員など日中韓のパネリスト3人による3国関係シンポジウム(9日午後2時半、県スポーツ文化センター)▽上関原発を建てさせない祝島島民の会の山戸貞夫前代表による現地報告と映画『祝の島』上映(10日午後2時、県立図書館)▽オスプレイ問題の現地報告(同、県労働者福祉文化中央会館)など。
会場は全9カ所で、一般市民も無料で参加できる。問い合わせは、現地実行委員会(県平和運動フォーラム内、083・922・1841)。【尾村洋介】