長崎市立山里小の3~6年生14クラスの児童497人が18日、「山里っ子 平和大行進」を行いました。
各クラス1校の割り当てで近隣の小学校計14校を訪問し、同校にある被爆遺構や平和学習の様子を紹介するDVDと平和へのメッセージの寄せ書きを学校長らに手渡しました。
同校の創立140年と被爆70年を記念して今年初めて行ったもので、保護者ら約100人や田上富久市長も参加しました。
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山里小児童が平和伝え行進
長崎新聞 2015年2月20日
長崎市橋口町の市立山里小(増田修次校長、734人)の児童が近隣の小学校計14校を訪問し、平和への思いを伝える「山里っ子 平和大行進」が18日にあった。3~6年生14クラスの児童497人が、各クラス1校の割り当てで元気よく歩いて訪ねた。
同校の創立140年と被爆70年を記念し、PTAなどでつくる実行委(原拓也委員長)が初めて企画した。保護者ら約100人や田上富久市長も参加した。
出発式では5年生の中村咲那さん(11)が児童を代表し「平和を願う仲間を広げる大行進にしたい」と抱負。被爆医師の永井隆博士が作詞した愛唱歌「あの子」を歌った後、各クラスは低学年の児童に見送られて、出発した。
訪問先では、同校にある被爆遺構や平和学習の様子を紹介するDVDと平和へのメッセージの寄せ書きを学校長らに手渡した。
6年4組の児童32人は、最も長い4・5キロのコースを歩き、市立桜町小(勝山町)に到着。佐藤亜季さん(12)は「道で出会った人たちにあいさつし、平和への思いを伝えながら歩けた」と感想を話した。
写真は低学年に見送られながら「平和大行進」に出発する児童=長崎市立山里小