後藤さんの殺害映像が公開されたのを受けて、安倍首相はイスラム国を「テロリスト」と名指しして、「罪を償わせる」と厳しい言葉で非難しましたが、あの勇ましい言葉は日経新聞によれば安倍首相が自ら加筆したものだということです。予めアメリカの例などを調べて想を練っていたのでしょう。
しかし元外交官の天木直人氏は、
「これは一国の首相として絶対に口にしてはいけないことだ。それは憲法9条を掲げる日本の首相として許されないだけではない。イスラム国と米国の終わりのない不毛な戦争の一方に日本が加担するかどうかのこのタイミングで、決して口にしてはいけなかった」と述べています。
この事件に関する安倍首相の発言は極めて過激で、彼が何か発言するたびに、中東に限らず世界の各地に駐在している日本人の危険度が跳ね上がって行きます。
“罪を償わせる”、“日本人に指一本触れさせない”などと、それこそ出来もしないことを何故声高に繰り返し叫ぶのでしょうか。
自分の感情に負けて(自制心を失って)、世界中に散在している日本人を危険に巻き込むというのでは、国のリーダーたる資格はありません。
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NYタイムズ紙、“罪を償わせる”を”報復を誓う”に変換へ
まるこ姫の独り言 2015年2月4日
リシャウィ死刑囚の死刑が執行された。
ヨルダン軍はイスラム国へ報復宣言!イスラム国も応戦の構え、報復の連鎖は憎悪への連鎖に。。。。。
安倍首相が後藤健二さんを殺害したとする映像が公開されたことを受けて、
>非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。テロリストたちを決して許さない。その罪を償わさせるため国際社会と連携していく」
と発言したが、ニューヨークタイムズは早速載せている。
>安部総理「報復誓う」 日本では異例の表現
>米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)の見出しは「平和主義からの決別、安倍首相が殺人者たちへの復讐(ふくしゅう)(リベンジ)を誓う」。
凄い事になってきた。戦争前夜のような雰囲気に。
菅官房長官は、遺体の引き渡しを求めることはイスラム国に対して新たな要求につながるリスクになるからしない、話が通じる相手ではないからと言って、後藤さんたち遺族の方たちへの悲しみや苦しみを余計に募らせていたが、話が通じる相手ではないイスラム国に対して、なぜ、挑発ばかりしているのか。
話が通じる相手ではないと認識しているのなら、なおさら、安倍首相は中東行きにしても、演説にしても、バラマキにしても、細心の注意を払う必要があったのではないか。
命からがら逃げかえった日本で、また話が通じる相手ではないイスラム国に対して、“罪を償わせる”、“日本人に指一本触れさせない”なんて非現実的な言葉を声高に叫ぶ必要がどこにあるのだろう。
“テロに屈しない”と“挑発”は全然違う。
勇ましい言葉を語れば語るほど、、叫べば叫ぶほど、相手は挑発されたと思ってその上を行こうとする。そんな事、素人でもわかるのに安倍首相には分からないようだ。
これが、“私は国民の生命と財産を守る義務がある”と言う人間の振る舞いなのか。
国民を守ろうとする意識は皆無だが、自分を守る事は素早い。
国会警備見直しはもうすでに取られている。国会周辺を警備している機動隊に加え、応援部隊も対応可能になった。はや!
国民を、自身の舌禍でわざわざ危険にさらす首相。覇気のない野党議員、特に民主党は最悪だ。そして政権から圧力をかけられるのを恐れ、政権批判を全くしないマスゴミ、テレビ局は、政権批判をしない人物を厳選すると言う。
海外赴任されている方は本当にお気の毒だ。
十分に考えてから発言をすればよいものを、その場その場で威勢の良い言葉を声高に叫ぶ安倍首相。国内の支持者は拍手喝さいなのだろうが、英訳されたら安倍首相の発言がどうなるか、もう少し想像力を働かせたらどうか。
ニューヨークタイムズ紙に安倍首相の発言、“償わせる”が“殺害の報復誓う”、と訳されてデカデカ載った。
安倍首相は、自分の言葉に酔って大満足だろうが、犠牲になるのは常に末端の国民だ。
もういい加減、安倍首相の挑発発言は勘弁して貰いたい。
この首相の不注意な言動で、国民は不幸になるばかりだ。
これ以上安倍首相のせいで国民をテロの犠牲者にしてはいけない。
I'm not Abe、I'm not Abe、I'm not Abe、I'm not Abe。。。。
どんどん拡散しよう。
テロに会うのは安倍一派だけにしてくれと言いたくもなる。