2015年2月25日水曜日

「九条の会」がアピール 「戦争立法」と改憲 暴走止めよう

 「九条の会」小森陽一事務局長ほかが23日、国会内で会見し、「憲法9条を根底からくつがえす『戦争立法』と改憲の暴走を止めよう」とのアピールを発表しました。
 
 アピールは、安倍政権が違憲の集団的自衛権行使に踏み出し、「戦争立法」により自衛隊が海外で他国の軍隊と肩を並べて軍事行動ができるよう暴走を加速していると批判し、「その先に、憲法に『国防軍』を明記するなどの明文改憲がひかえています」と警鐘を鳴らしています。
 
 小森氏は会見で、「日本国憲法ができてから、もっとも危機的な局面を迎えている」と述べました
 
 また安倍政権の改憲暴走に対抗する運動をつくるために3月15日に全国討論集会を開催することを明らかにしました。
 
 先月亡くなった呼びかけ人の奥平康弘さんの志を受けつぐ会(4月3日)への参加呼びかけもありました。
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九条の会がアピール 「戦争立法」と改憲 暴走止めよう
全国討論集会 来月15日開催
しんぶん赤旗 2015年2月24日(火)
 「九条の会」(小森陽一事務局長=東京大学教授)は23日、国会内で会見し、「憲法9条を根底からくつがえす『戦争立法』と改憲の暴走を止めよう」との「アピール」を発表するとともに、安倍政権の改憲暴走に対抗する運動をつくるために3月15日に全国討論集会を開催することを明らかにしました。また先月亡くなった呼びかけ人の奥平康弘さんの志を受けつぐ会(4月3日)への参加を呼びかけました。
 
 アピールは、安倍政権が違憲の集団的自衛権行使に踏み出し、自衛隊恒久派兵法制定などで、自衛隊が海外で他国の軍隊と肩を並べて軍事行動ができるよう暴走を加速していると批判。「これは、憲法9条を破壊するもの」であり、「その先に、憲法に『国防軍』を明記するなどの明文改憲がひかえています」と警鐘を鳴らしています。
 
 一方でアピールは、安倍政権の暴走にストップをかけようと、さまざまな取り組みが発展し、共同が広がっているとし、「結成から10年を経過した私たち九条の会にとっても、その真価が問われる正念場です」と強調しています。
 
 小森氏は、「日本国憲法ができてから、もっとも危機的な局面を迎えている。憲法9条が保ち、国際的な信頼を得てきたあり方を解釈改憲で突き崩そうとしている」と指摘しました。
 
 渡辺治一橋大学名誉教授は、「海外で武力行使しないという原則を、民主主義を蹂躙(じゅうりん)するやり方で変えることに対しては、自衛隊が必要だと思っている人や日米同盟に賛成する人とも広範な共同をつくれる」と強調しました。
 
 
九条の会全国討論集会
 
 3月15日(日)午後1時20分~5時
 専修大学神田キャンパス301教室(東京都千代田区神田神保町3の8)
 参加申し込み=全国の地域・職場・分野別の九条の会メンバーが、ファクス、メール、郵便で事前に行います。
 問い合わせ=九条の会事務局〒101―0065東京都千代田区西神田2の5の7の303、TEL03(3221)5075、ファクス03(3221)5076、メール mail@9jounokai.jp 
 
奥平康弘さんの志を受けつぐ会
 
 4月3日(金)午後2時(開場1時)
 調布市グリーンホール(東京都調布市小島町2の47の1、京王線調布駅下車徒歩3分)
 参加費1000円
 問い合わせ=TEL03(3221)5075