大学教授らでつくる「憲法9条をノーベル平和賞に推す神戸の会」(推す会)は21日、昨年に続き、ノーベル賞委員会に推薦状を提出したことを発表しました。
今年は受賞対象を「日本国民」から「日本で9条のために取り組む団体」に変更し、団体名は特定せずに「活動するあらゆる団体」にしたということです。
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憲法9条に平和賞を ノーベル委へ推薦状提出 神戸の団体
神戸新聞 2015年2月21日
戦争放棄を定めた憲法9条のノーベル平和賞受賞を目指し、大学教授らでつくる「憲法9条をノーベル平和賞に推す神戸の会」(推す会)は21日、昨年に続き、ノーベル賞委員会(ノルウェー)に推薦状を提出したことを発表した。受賞対象は昨年の「日本国民」から、「日本で9条のために取り組む団体」に変更。対象を狭め、受賞の可能性を高める狙いという。
推す会は2013年12月、ノーベル賞の推薦資格がある教授らで結成。14年1月には受賞対象を「9条を保持してきた日本国民」として推薦状を送ったが受賞はならなかった。今回は、団体名を特定せず「活動するあらゆる団体」として、1月30日、111人が連名で推薦状を提出した。
推す会はこの日、神戸市中央区で会見。会長の水垣渉・京都大学名誉教授(79)は「9条は普遍的で大きな意義を持っており、全人類が共有すべき内容。受賞すれば世界中に理念が広がる」と話した。(藤村有希子)