「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)が中心になって行っている「憲法カフェ」が全国で展開されています。
お菓子や飲み物を楽しみながら、気軽に日本国憲法を学ぶ場になっています。
あすわか兵庫支部は2013年10月に結成され、昨年8月から神戸、阪神間の喫茶店などで「憲法カフェ」を開いてきて、これまでで十数回に上るということです。
昨年12月21日に開かれたカフェの様子を神戸新聞が紹介しています。
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誰でも気軽に「憲法カフェ」 若手弁護士、クイズや紙芝居で解説
神戸新聞 2015年2月6日
お菓子や飲み物を楽しみながら、気軽に日本国憲法を学ぶ場として、「憲法カフェ」の開催が、兵庫県内で広がっている。説明役は若手弁護士による「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)のメンバー。憲法改正の動きもある中、クイズや紙芝居を使って分かりやすく話し、子育て中の母親が参加することもある。同会兵庫支部は「まずは憲法が身近なものだということを、ゆる~く知ってほしい」と呼び掛ける。(斉藤正志)
「憲法に『愛』という文字がある。○でしょうか、×でしょうか」
昨年12月21日、神戸市東灘区のギャラリーで開かれた憲法カフェ。小谷成美弁護士(38)が、コーヒーや紅茶、クッキーを楽しむ参加者30人に問い掛け、それぞれが○と×に手を挙げた。
「答えは○。前文に出てきます」。小谷弁護士が明かすと、「へぇー」と驚く人も。紙芝居は架空の王国を舞台に、王様の権力を縛るために国民が憲法をつくる話。坂本知可弁護士(32)は、あすわか兵庫支部の有志による演劇を映像で紹介し、「公演依頼待ってます」と締めくくると、笑い声が上がった。
あすわかは2013年1月に発足。自民党が憲法改正の動きを見せていることを受け、まずは現行憲法の中身を知ってもらおうと、カフェを始めた。兵庫支部は同10月に結成し、現在32人が所属。昨年8月から神戸、阪神間の喫茶店などで開き、これまで十数回に上る。
「気軽に来てもらって、まずは楽しんでほしい」と兵庫支部事務局長の吉江仁子(きみこ)弁護士(43)。「憲法改正の動きは遠くない時期にやってくる。賛否を決めるのではなく、情報を提供したい」と話す。吉江弁護士TEL078・371・2060
クイズ形式で憲法を紹介する小谷成美弁護士。
参加者は楽しみながら学ぶ=神戸市東灘区住吉東町