2023年2月26日日曜日

岸田大軍拡異議あり 「ここで戦争する国」に変貌/米の世界戦略の一部になう

 しんぶん赤旗・シリーズ「岸田大軍拡異議あり」で、
 沖繩在住の映画監督 三上智恵さんは、沖繩から見れば、今回 日本が主体となって侵攻する敵とたたかうと宣言したことは恐怖で安倍政権がつくった「戦争できる国」は岸田政権になって「ここで戦争する国」へと変貌したと語りました。
 ジャーナリストの斉藤貴男さんは、岸田政権の軍拡は、単なる「軍拡」ではなく米国の世界戦略の一部として日本の担う部分を拡大していくもので、積極的に米中対立に深入りしていて、いかに米国に隷属するか米国への売国が家業になっているようなものと指摘します。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
岸田大軍拡異議あり 「ここで戦争する国」に変貌
              映画監督・沖繩在住 三上智恵さん
                        しんぶん赤旗 2023年2月23日
 安保3文書の問題点として、 「軍事費の拡大」と「増税」が問題視されるわりに、敵基地攻撃と先制攻撃まで可能に、「専守防衛」の仮面を脱ぎ捨てたことへの反発が弱い。
 再び戦場になるのではと危惧する沖繩から見れば、今回、同盟国や同志国と共に日本が主体となって侵攻する敵とたたかうと宣言したことは恐怖です。安倍政権がつくった「戦争できる国」は菅政権、岸田政権と進んで「ここで戦争する国」へと変貌しました
 そしてすでにミサイル拠点が進む沖縄県には恐ろしい予算
がつけられました。那覇の陸上自衛隊師団化と司令部の地下に3億円。自衛隊那覇病院の地下化、建て替え検討に1億円。沖縄市の自衛隊弾薬庫新設に2億円。与那国島の電子戦部隊新設に38億円。新たなミサイル部隊の用地取得費未公開……。まさに「ここで戦争しますよ」と言わんぱかりです。
 防衛省は敵基地を攻撃可能な「スタンド・オフ・ミサイル」も保管できる大型の弾薬庫を大分分屯地と青森県の海自大湊地方総監部に、奄美・横須賀・舞鶴にも弾薬庫を新たに整備するといいます。
 有事に組織的なたたかいを継続する筆力を確保するなどのために5年間で43兆円かけて持久戦に耐える列島に変貌していくのです。本土も対岸の火事ではありません。


岸田大軍拡異議あり 米の世界戦略の一部にな
              ジャーナリスト 斉藤貴男さん
                        しんぶん赤旗 2023年2月24日
 岸田文雄政権が進めているのは単なる「軍拡」ではなく米国の世界戦略の一部として日本の担う部分を拡大していくものです。
 米国は「冷戦」を経て世界の覇権を握ったはずでした。しかし30年ほどで中国という強敵が現れたのです。技術力でも経済力でも追い越される可能性が高い大国です。覇権を奪われる前にたたいておこうと躍起になっています
 中国の隣国である日本には米国の「飛び地」としての役割をしてくるでしょう。最前線にいる国として、われわれのために中国とたたかえ、と?
 岸田政権は積極的に米中対立に深入りしています。彼らに都合のいい役回りを演じることが自分自身にとっての安全保障だと考えている。かに米国に隷属するか。米国のご機嫌を損ねないように日本を操るか。米国への売国が家業になっているようなものです。米国製の兵器でたたかうウクライナのようになる危険性があります。
 覇権を維持したい米国違い、日本は覇権を握ろうとしているわけではないでしょう。米国の代わりに日本を戦場にするなど、愚かです。彼らが守ってくれる保証がどこにあるのですか。
 日本は独自の立場を持ぅて、米甲双方とうまく渡り合う道を模索すべきです。