イスラエルのネタニヤフは国内でもそして最大の支援国米国でも支持を失っています。
バイデンは4日、ネタニヤフと約30分にわたり電話会談し、即時停戦が人道状況の安定や改善、民間人の保護に不可欠と強調し、ガザへの支援団体や民間人の安全確保に向け即時行動を取るよう要請し、米国のガザ政策はイスラエルの対応によって決定されると警告したということです。
これは初めて示された米国のまともな対応であり、イスラエル軍の非人道性、残虐性が改まることを期待したいものですが、「非平衡」の虐殺行為が始まってから半年も経っているわけであまりにも遅きに失しました。
いまも現に確認できるのはイスラエル軍の常軌を逸した残虐性です。
ケイトリン・ジョンストンが掲題の記事を出しました。
併せてしんぶん赤旗の記事「残された遺体・がれき ガザ最大病院からイスラエル軍撤退」を紹介します。
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益々残虐になり続けるイスラエル
マスコミに載らない海外記事 2024年4月 3日
わずか数時間の間に、イスラエルはアル・シファ病院で恐ろしい虐殺を行い、シリア
のイラン領事館を攻撃して複数のイラン軍将校を殺害し、国際援助要員を満載した
車両を空爆で殺害したのを私たちは知った。
ケイトリン・ジョンストン 2024年4月2日
『物語のマトリックスの端』からのメモ
わずか数時間の間に、イスラエルがアル・シファ病院で恐ろしい虐殺を行い、シリアのイラン領事館を攻撃して複数のイラン軍将校を殺害し、車両一杯の国際援助要員を殺害したのを私たちは知った。この残忍な政権は制御不能だ。
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イスラエルは一般市民の命を守ることに余りに熱心で、非武装のパレスチナ人が射程内を歩くたびに故意に射殺し、彼らを「ハマスのテロリストが殺害された」という数字に加えている。ガザ地区にイスラエル国防軍が「敵を仕留める区域」を設定し、動くものは何であれ撃ち殺すとハアレツ紙は報じており、イスラエルが殺害したと主張するハマス・メンバーの数は大幅に水増しされているとイスラエル国防軍の予備役将校は述べている。イスラエル国防軍が12月に射殺した3人のイスラエル人人質は、これら殺害地帯の1つに迷い込んだとハアレツは指摘している。
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国境なき医師団の医師がスカイニュースに出演して、イスラエルによるガザ医療制度の意図的破壊について話し、彼女にインタビューしていたマードックのエセ司会者が、ハマスがアル・シファ病院でイスラエル人と戦っているかどうか尋ねた。医師のターニャ・ハジ・ハッサンは「私たちがまだこんな会話をしているのに衝撃を受けている」と司会者に語り、手術着を着た人をイスラエル軍が攻撃するため、ガザの病院職員は仕事を終える前に手術着から着替えるほど、イスラエルによるガザの医療従事者攻撃がいかに整然としているか説明した。
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今年初め、私はこうツイートした。「ガザは軍産複合体の生きた実験室だ。ガザで人体実験されている全ての新兵器(ウクライナで起きているように)に関するデータは絶対確実に収集され、戦争機械と兵器産業に利益をもたらすために利用されている。それ以来、イスラエル国防軍が、ガザ攻撃で新しい軍用ロボットの実験をしていること、現在、イスラエルの新興企業がガザで「実戦試験済み」として販売している新しいAI搭載戦争機械の輸出を開始しようとしていることがわかった。
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イスラエルは人工的に作られた合成国家だ。イスラエルは土地とそこに暮らす人々が自然に存在する条件から有機的に生じたのではない。イスラエルは外部の力によって不自然に強制的に作られた。覚醒剤メタンフェタミンより合成物質だ。ピート・ブティジェッジより合成物質だ。
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普通の人:ジェノサイドをやめろ
狂った人:でも、半年前にレイプが起きたとテレビが言ったぞ
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ネタニヤフ:[パレスチナ人の赤ん坊を彼自身が崖から蹴り落とす様子をライブ配信する]
ネタニヤフ:(カメラを見つめながら)私はパレスチナ人を憎んでおり大量虐殺したいので、パレスチナ人の赤ん坊を崖から蹴り落とした。
国務省記者団:パレスチナ人の赤ん坊を崖から蹴り落とし、ジェノサイドをしたいとネタニヤフが言っているビデオに関して、何か意見はありますか?
国務省報道官マシュー・ミラー:(にやにや笑いながら)ええと、私はそのビデオを見た、そして我々はそれを調べており、この問題についてイスラエルの相手と連絡を取っていると申し上げる。それ以上は、イスラエルがジェノサイドを犯しているという主張は根拠がなく、本質的に反ユダヤ主義的だという我々の立場を繰り返すだけで、現時点でこれ以上付け加えることは何もない。
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私は内心マシュー・ミラーのことを「Smirkula」と呼んでいる。(訳注 smik にやにや笑いと Draculaの合成か?)
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イスラエル擁護論者が我々に信じろという極めて愚かなことの一つは、イスラエルは10月7日以前、パレスチナ人に国家を与えるのに同意する寸前だったが、10月7日のせいで、その寛大な可能性は今や議題外であることだ。
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ウクライナ代理戦争に関する帝国プロパガンダを見抜きながら、ガザに関する帝国プロパガンダを疑わずに鵜呑みにする右翼は、両方を鵜呑みにする人々より更に愚かだ。
マスメディアが絶えずプロパガンダを大量に流すのを彼らは見て理解しているが、それでも、我々はガザに関して真実を聞かされていると思い込んでいるので愚かだ。彼らはプロパガンダのマトリックスから抜け出してから、直ちに戻って彼らの心をその中に突っ込んだのだ。しっかり目を覚まして、周りを見回し、早速また突っ込んだようなものだ。
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トランプとロシアの架空陰謀に反対して、あれほど積極的に結集した民主党員が、バイデンとイスラエルによる本物の大量虐殺に反対するために同じエネルギーを活用できればいいのに。
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ガザでのイスラエルの大量虐殺を非難しながらバイデンを支持する人々は無視して頂きたい。連中のイスラエル・パレスチナ言説は、ただのはったりだ。
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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com.au/2024/04/02/israel-keeps-getting-more-murderous/
残された遺体・がれき ガザ最大病院からイスラエル軍撤退
しんぶん赤旗 2024年4月3日
イスラエル軍は1日、ガザ地区最大のシファ病院に対する2週間にわたる作戦を終了し、撤退しました。跡には破壊された建物とパレスチナ人の遺体が残されました。ロイター通信が伝えました。
イスラエル軍によれば同病院敷地に6200人が避難していました。ガザ当局の報道官によれば、イスラエル軍は医師を含めパレスチナ人400人を殺害。病院の中庭をブルドーザーで破壊し、がれきの中に何十人もの遺体を埋め、この場所を集団墓地にしました。報道官は「これは人道に対する犯罪だ」と主張しました。
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長はX(旧ツイッター)で患者21人が死亡したと明らかにしました。
イスラエル軍報道官は、病院敷地がハマスやイスラム戦線の司令部となっていたと主張。同軍の作戦中、戦闘員200人を殺し、戦闘員と疑う900人以上を拘束、うち約500人を戦闘員や司令官と特定したとしました。ハマスは、イスラエル軍が患者や避難民ら350人を病院の敷地で拘束したとしています。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。