2023年9月16日土曜日

首相会見「2年間国民の声聞いた」はあ?/マイナ・コロナ・増税をどうする改造内閣

 岸田首相は13日、記者会見の冒頭「この2年間は、国民の声を丁寧に聞き、協力しながら、新しい時代の扉を開いていく。そうした取り組みを進める毎日だった」(産経新聞)と述べました。「エっ? 誰が?何時?」と問い直したくなるような話しです。
 もしも当人が本当にそう思っているのであれば、これ以上彼に何かを期待するのは無理というものです。
 まるこ姫の「首相会見『2年間国民の声聞いた』はあ? ~ 」という記事を紹介します。
 併せて日刊ゲンダイの記事「マイナ不人気、コロナ拡大、増税イメージ… 岸田内閣を待つ『3つの想定外』」を紹介します。
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首相会見「2年間国民の声聞いた」はあ? 茶を噴きひっくり返る世界
                        まるこ姫の独り言 2023.09.15
岸田総理の会見を聞いて、茶は噴き出すわ、ひっくり返るわ(笑)

よくこんな恥ずかしいことを平気で言えるものだ。
やってきたことと全然違うじゃん。
頭、おかしいんじゃないの?

 首相会見要旨(前) 2年間、国民の声聞いた まだ道半ばだ
                         9/14(木) 0:18配信 産経新聞
>岸田文雄首相は13日、内閣改造にあわせて首相官邸で記者会見に臨んだ。冒頭発言の要旨は次の通り。
>この2年間は、国民の声を丁寧に聞き、協力しながら、新しい時代の扉を開いていく。そうした取り組みを進める毎日だった。
>この2年間を通じて、新しい時代の息吹が確実に生まれつつある。しかしながら、まだ、道は半ばだ。なぜならば、われわれの前に流れている変化の大河は、まさに100年に1回ともいえる時代を画するものだからだ。

だれが書いたのか、この臭い文言は。

明日は今日より良くなる?
 悪くなるの間違いなんじゃないの?

国民側からしたら、わざと国民感情を逆撫でしているとしか思えない。
美しい文言を並べ立てても、やっていることは国民を苦しめる事しかしてこなかった岸田。
そして一つとして国民に寄り添っては来なかった。。

実際と文言のすさまじい乖離。

岸田は国民が円安物価高で悲痛な声を上げているのに、何一つ聞こうとしなかったのが自分だということが、どうもわかっていないみたいだ。

「丁寧」という言葉を並べるだけだった岸田が、「国民の声を丁寧に聞いた」はあ?
丁寧に聞くだけは聞いたが,まともに応える事は何一つなく聞きっぱなしだったという解釈でよろしいか?

それはそうと「車座集会」はどうなった?
こちらも言っただけで、その後のニュースで「首相が全国各地で車座集会を開いた」というニュースは一度も聞かなかったが。

しかし、新しい時代とか息吹とかいうものの、内閣改造にしても自民党らしい派閥均衡で選んだようで、なんで高市や萩生田が残留なのか。

統一教会と、世襲議員と、訳のわからない女性議員を揃えて、新しい時代?息吹?
それにしても「道半ば」という言葉は安倍が重宝して何度か使って、岸田も「道半ば」

岸田政権が続く限り「道半ば」と言っておけば、別に嘘ではないよなあと思われるし、岸田にしたらこれほど有難い日本語はない。

しかし為政者がこれほど詐欺師の常套句まがいのことを言って延命しようとするとは。

アベスガ同様、絶対に責任を取りたくない考えで言っているだけでは、なんとも情けないこの国の総理だ。


マイナ不人気、コロナ拡大、増税イメージ…
    どっちらけ岸田“シン内閣”を待つ「3つの想定外」
                         日刊ゲンダイ 2023/09/14
 再び政府内であの表現を繰り返すのか。福島第1原発にたまるALPS処理水の海洋放出に対する中国の禁輸措置に「全く想定していなかった」と言い放った野村哲郎農相には驚いたが、案の定、内閣改造で交代。しかし、政権の骨格を維持したまま政権浮揚を狙う岸田“シン内閣”には、新たに3つの「想定外」が待ち受けている。

▼嫌われたマイナ保険証
 来秋に健康保険証の廃止を控える中、マイナ保険証の利用率が低調だ。立憲民主党が国対ヒアリングで示したデータによれば、マイナ保険証の利用率は今年4月の6.3%から、6.0%(5月)→5.6%(6月)→5.0%(7月)と、3カ月連続で減少。厚労省は強い危機感を抱いているものの、打つ手は乏しい。
「来秋までにマイナ保険証の登録を解除できるシステムが構築される予定なので、被保険者にしてみればマイナ保険証を無理に持ち続ける理由はありません。肝心の利用率を上げなければ、マイナ保険証への全面移行は困難ですが、対策はマイナ保険証のデモ体験会や動画による広報ぐらい。ほとんど打つ手なしの状況です」(霞が関関係者)
 マイナ保険証の利用登録が進むかどうかも見通せない。
 マイナ保険証の登録申請後に最大2万ポイントが付与されるマイナポイント。受取期限は9月末だが、まだ約2000万人がポイントを受け取っていない。完了には期限までに1日100万人超の申し込みが必要だが、足元はせいぜい1日5万人がやっとの状況である。

▼新型コロナ感染拡大
 感染症法上の分類が「5類」に移行してからというもの、政府は感染拡大を放置。加藤勝信厚労相は12日の会見で、第9波について「まだピークアウトしているとは言えない」と感染対策を呼びかけたが、何を今更だ。
 お盆以降、全国の定点医療機関の新規感染者数は1定点当たり14.16人(8月7~13日)→17.84人(同14~20日)→19.07人(同21~27日)→20.50人(同28日~9月3日)と増え続けている。
「都道府県によってバラつきがありますが、全国的に増加傾向です。主流となっているオミクロン株派生型のEG.5系統は極めて感染力が強い。神経系にダメージが残る後遺症も心配されるため、若い人も油断はできません」(昭和大医学部客員教授・二木芳人氏=臨床感染症学)
 東京都医師会の尾崎治夫会長は12日の定例会見で、都内の1日当たりの感染者数について、2万人超だった第8波のピークに迫る勢いの「1万5000人規模と想定される」などと指摘。「5類だからもう考えなくてもいいのではない」と警鐘を鳴らした。
 ただ、今月1日に発足した岸田首相肝いりの「内閣感染症危機管理統括庁」が、感染拡大や医療体制の逼迫などの対策に本腰を入れている様子はうかがえない。相も変わらず〈「換気」「手洗い」「咳エチケット」について、動画を制作しました〉と広報している始末だ。

▼強まる増税イメージ
 経団連が11日に発表した来年度の税制改正に関する提言が物議を醸している。「異次元の少子化対策」などの財源に消費税を取り上げ、「中長期的な視点からは、引き上げは有力な選択肢の一つ」と言及。政府に検討を促した。
「防衛増税」や「サラリーマン増税」など、すでに増税イメージが定着した岸田首相は、SNS上で「増税メガネ」なる不名誉なあだ名を付けられている。少子化対策の財源について、岸田首相は「消費税を含めた新たな税負担は考えていない」と明言しているが、外野からの“異例の提言”によって、ますます増税イメージは高まること必至だ。
 シン内閣が進むのは、「マイナ」「コロナ」「増税」のいばらの道。日刊ゲンダイが指摘した以上、安易に「想定外」の言葉を使って欲しくない。