2013年7月15日月曜日

中国人が日本のアニメを絶賛

 12日の記事「中国人も日本人の民度の高さは認める」で紹介しましたように、中国人による日本人の民度への評価は高く、サ-チナニュースの画面上部の検索欄に「民度 日本」と入力し右隣の「サーチナ」マークをクリックすると、たちまち300件ほどがヒットします(掲示板やツイッターのほかコラム記事なども含みます)。

 そして「日本人の民度」に関するテーマでは、日本滞在経験者たちが こもごも掲示板に、
両手に荷物を持ってエレベーターを待っていたところ、後から来た日本人に「何階ですか」と尋ねられ階数を告げると日本人はボタンを押してくれたうえに、日本人が先に降りた際には、早くドアが閉まるよう「閉」のボタンまで押して行ってくれた
バスに乗ったところ、運賃220円に対して190円しか小銭の持ち合わせがなく困っていると運転手に声をかけられ、とりあえず190円払って、残りの30円は次回乗車したときに払ってくれれば良い」と言われた。
・百貨店で購入した服を帰宅後に確認したら小さな穴が開いていることに気が付いたので、新品と交換してもらうよう電話をしたところ、デパート側から「すぐに新品を送り、欠陥商品は着払いで後から送れば良く、レシートがなくてもかまわない」と言われた。後日新品が届くとそのなかには手書きでお詫びの手紙が添えられていた。
などの体験を紹介し、日本人の民度は非常に高いと評価しています。
 こうした事例は日本人が読んでもほのぼのとさせられます。

 その「民度」以上に中国人から高く評価されているものに、日本のアニメがあります。日本のアニメは中国に居ながら見られるので視聴者数は膨大な筈ですが、日本のアニメをこき下ろす中国人はまずいません。
 以下に、中国の掲示板サイトに載ったテーマ「日本と中国のアニメはどれくらいの差があるのか?」に関する記事を紹介します。

 回答者たちの年齢層は不明ですが、少なくとも大半は20代以上なのではないでしょうか。そうすると中国人は成人でもアニメには強い関心と興味があるようです。(^○^)
 
 さすがは「白髪三千丈」の国らしく、良いとなると過激な比喩を用いて称賛するので、読んでいると思わず噴き出してしまいます。
 (追記 そのあとに「日本人の民度」についての記事も載せました)
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【中国BBS】日本と中国のアニメはどれくらいの差があるのか?
サーチナニュース 2012926
 中国の掲示板サイト虎撲の掲示板に「日本と中国のアニメはどれくらいの差があるのか?」というスレッドが立てられた。スレ主の質問に対してさまざまな回答が寄せられた。

■「中国BBS」に関する・・・・サーチナ・ハイライト
 スレ主は、中国のアニメ制作会社は低年齢向けのアニメしか作れず、製作数を重視するためクォリティがますます悪くなっていると主張。アニメにおける日中の差は大きいと主張したところ、中国のネットユーザーからは次のような意見があった。

・「幼児向けアニメなら差はあまりない。だが年齢が上になるほど差が大きくなる」
・「CBA(中国プロバスケットボールリーグ)とNBA(北米のプロバスケットボールリーグ)の差だ」
・「サッカー中国代表とブラジル代表の差」

 同様の意見はほかにもあり、「宮崎駿のような大監督レベルはこの先20年は出てこないと思う」という意見や、「少なくとも70年以上の差がある。1942年にアメリカが作ったバンビにも追いついていない。日本とはアリと象の体積ほどの違いがある」というコメントもあった。

 さらに自虐的な意見もあって、そもそも中国にアニメと呼べるものはまだない、そもそも討論する必要のある話題ではないだろ、といったコメントがあった。
 しかし、日本との差はあるが中国のアニメだってそんなに酷くはない、と中国を擁護する意見や、「中国のアニメがダメなら発展する必要はない。中国は得意じゃない分野なのだから、ほかの分野でがんばれば良い」と主張するユーザーもいた。(編集担当:畠山栄)

日本訪問…学ぶべき点が多いことに気が付いた=中国版ツイッター
サーチナニュース 201353
 上海に住む中国人女性の六六さん(アカウント名)が日本へ旅行に訪れた際の感想を中国版ツイッター・微博でつぶやいたところ、中国人微博ユーザーたちが次々にリツイートするとともに、多くのコメントが寄せられた。

 六六さんは日本に1週間滞在したようだが、滞在を通じて気が付いた点として、「どこの公衆トイレもキレイで紙が備えてある」、「ゴミ箱がほとんどないのに道路にゴミが落ちていない」、「クラクションの音をほとんど聞かない」、「牛乳がおいしい」、「接客がすばらしい」、「日本人は誠実」の6つを挙げた。しかし、六六さん“敵から学ぶべきことは多い”と述べており、あくまでも日本は“敵”と認識しているようだ。
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 微博ユーザーたちは、「日本に学んでこそ日本を追い越せる」、「敵に勝つためには敵に学ぶ必要がある。その後に敵を超えるのだ」など、六六さんに同意するというコメントが非常に多く寄せられた。
 また、中国の現状を嘆くコメントもあり「いつになったら日本国民の民度に追いつけるのだろう。日本の半分でも民度があれば中国の夢は実現できるのに。でも現状を見る限り当分先のようだ」という微博ユーザーがいた。また、「なんだか日本に行ったことがある中国人は、みんな日本は良い国だと言うんだよな」という指摘があった。
 しかし、「日本には多くの長所があるが、オレ達はそこから学ぶと同時に自分の国を良いと認めるべきだ。そうでなければ学ばないほうが良い。実際のところよく考えてみれば中国もとても良い国だ」という主張もあった。
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 “日本に行ったことがある中国人は日本は良い国だと言う”というユーザーからコメントは、ある意味で的を得たコメントと言えるだろう。事実、日本を罵倒する中国人のほとんどが日本に行ったことにない人たちと言われる。
 微博ユーザーたちは「日本に学ぶべき」と主張しているが、六六さんが指摘した点の多くは日本人の民度の高さゆえに実現できていることばかりであり、仮に学ぼうとしても一朝一夕に実現できるものではなく、“ゴミをポイ捨てしない”などといった点は中国人には難しいのではないだろうか。(編集担当:畠山栄)