2013年7月15日月曜日

武田教授がNHKの自民党応援を批判

 
 武田邦彦教授がブログで次のようにNHKを批判しました。

 「NHKが“今度の参議院議員選挙の最大の争点はねじれの解消と言っているのはとんでもない発言で、衆議院も参議院もどちらも国民が投票して選んだものであるのに、その結果を「ねじれ」だとあたかも不正常なあり方をしているかのように決め付けている。
 それに参院選で“ねじれ”を解消するということは、とりもなおさず自民党を多数当選させようということである。
 公共の報道機関であるNHKがそのような政権寄りの発言・報道をするのは許されない。 ・・・・・

 これまでもNHKの21時台の「ニュースウォッチ9」がいつも政権側に着いて「ちょうちん持ち」をしているという批判は、多く上がっていました。NHKの報道姿勢、とりわけ「ニュースウォッチ9」には大いに問題があります。
 この際深く反省して態度を正して欲しいものです。

(註 ブログの日付が7月11日になっていますが、実際に掲示されたのは7月15日なので執筆された日付と思われます。
   末尾のダウンロード欄をクリックすると音声での解説が聞けます)
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怪しい「空気」作り・・・「ねじれ国会」
武田邦彦 平成25年7月11日

新聞記者というものは彼が書く記事で多くの人に影響を与えるので、用語の使い方については慎重を期すのが普通だった。私のような素人は新聞を見て正しい用語の使い方を学んだものである。

ところが、最近は「怪しい空気」を作るために、記者が「怪しい用語」を使う。その一つが選挙を前にして「ねじれ」を多発し始めたことだ。例によってNHKは「今度の参議院議員選挙の最大の争点はねじれの解消」とニュースで言っていた。

1) もともと衆議院と参議院がある意味
2) ねじれは偶然にできたのではなく国民の選択
3) 国民の選択の結果を批判するNHK

という構図になっている。まして選挙を前にして「ねじれ解消」と言うことになると、衆議院が自民だから参議院を自民党に入れるように視聴者に呼び掛けていることになる。