いまに始まったことではないのですが、安倍首相の国会答弁は全く質問とかみ合っていなくて、「指摘は当たらない」などの決まり言葉を用いて否定するなど、答えにならない答えに終始しています。
26日付の地方紙は、首相の代表質問に対する答弁がズレまくっているとして、次のような社説を掲げました。
「代表質問 首相は正面から答えよ(佐賀新聞)」、「代表質問 首相は持論よりも真摯な答弁を(愛媛新聞)」、「国会代表質問/かみ合わぬ論戦では困る(神戸新聞)」、「首相の代表質問答弁 紋切り型では深まらない(福井新聞)」
25日、共産党の志位和夫委員長は記者会見し、同日の安倍晋三首相の答弁への感想を記者団から問われ「全体として、かみ合った答弁はまったくなかった」と批判しました。
また26日、共産党の小池晃書記局長は参院代表質問での安倍晋三首相の答弁について、「丁寧に説明する」「適材適所だ」「指摘は当たらない」など八つのパターンがあり、「どんな質問をしても、だいたい言うことはほぼ決まっている。これ(8パターン)があれば(首相は)全て答えられる」と皮肉りました。
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「答弁まったくかみ合わず」「議論する姿勢と言えない」
志位委員長会見 代表質問での安倍首相を批判
しんぶん赤旗 2018年1月26日(
日本共産党の志位和夫委員長は25日、国会内で記者会見し、同日の衆院本会議での志位氏の代表質問に対する安倍晋三首相の答弁への感想を記者団から問われ「全体として、かみ合った答弁はまったくなかった」と批判しました。
志位氏は、生活保護費全体で160億円もの削減を狙う政府の方針に言及。生活保護利用世帯の7割が「生活扶助費」を引き下げられ、その減額幅は最大5%、平均1・6%だと政府自身が発表しているにもかかわらず、安倍首相が「全体として引き下げるものではない」と答弁したことを示し「事実の問題一つとっても、事実をたがえている。まともに議論するという姿勢とは言えない」と厳しく批判。「引き続き政府の政治姿勢をただしていく」と表明しました。
安倍首相は「AIどころか壊れたテレコ」 答弁8パターン
共産幹部批判
時事通信 2018年1月26日
「人工知能(AI)どころか壊れたテープレコーダーだ」。共産党の小池晃書記局長は26日の記者会見で、参院代表質問での安倍晋三首相の答弁について、素っ気ない表現の繰り返しが目立つと批判した。「テープレコーダーだって、もうちょっとバリエーションがあるんじゃないか。同じ答弁書を使い回している」と述べ、改善を求めた。
小池氏は、首相の答弁には「丁寧に説明する」「適材適所だ」「指摘は当たらない」など八つのパターンがあると紹介。「どんな質問をしても、だいたい言うことはほぼ決まっている。これ(8パターン)があれば(首相は)全て答えられる」と皮肉った。