2018年1月18日木曜日

安倍首相が犯した一番の大罪/そして 執拗な宮内庁への嫌がらせ

 ブログ「半歩前へ」は、
国の最高責任者である総理大臣が日常的にウソをつく。そしてウソがばれても平気な顔でいる」ことで、日本は「モラルハザードを引き起こした。民主主義が破壊されようとしている」と述べ、もしも「緊急事態条項」が憲法に盛り込まれれば、「安倍晋三が未来永劫、死ぬまで首相を続ける可能性がある。選挙がなくなるのだから、国会は今の自民党が圧倒的多数を維持したままだ
と警告しました

 それとは別に「天木直人のブログ」は、
宮内庁と安倍官邸の対立はいまや周知の事実。新発売の週刊現代を読むと、安倍官邸が宮内庁にいかに執拗に嫌がらせを繰り返してきたかがよくわかる」としたうえで、「杉田官房副長官がオフレコでしたまるで長生きした天皇陛下が迷惑だと言わんばかりの発言は、聞き捨てならないもので、もし本当にこのような発言をしたとしたら、安倍内閣は即刻、総辞職ものだ退位を目前にして、ここまで天皇陛下と安倍官邸の対立が書き立てられること自体、不孝で悲しい事だ。それだけでも安倍内閣は総辞職ものである(要旨
と述べました。

 日本会議のメンバーはことあるごとに皇祖皇宗への尊崇を口にしますが、それならなぜ皇統にある現天皇に対して、彼らが回帰したいと目指す戦前の基準で言えば『不敬』に当たることを平然と行うのか理解に苦しみます。多分そういう矛盾などは苦にしない組織なのでしょうか。

 官邸が執拗に宮内庁に嫌がらせをしている理由は容易に想像がつきます。
 恣意的な観点から干渉することに何の躊躇もしない人間だからでしょう。
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安倍晋三が犯した一番の大罪はこれだ!
半歩前へ 2018年1月16日
Shoji Miyasitaさんがフェイスブックで言った。
「安倍晋三が犯した一番の大罪は、日本人の倫理観を形骸化した事です。勝てば官軍 負ければ援軍全ての価値観は金:経済が重視される国家的詐欺行為は正当化され罪を問われない国滅びて山河あり日本国の明日が心配です」
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 安倍晋三の罪は国の最高責任者である総理大臣が日常的にウソをつく。そしてウソがばれても平気な顔だ。範を垂れるべき人間が偽証の繰り返し。ばれたら、屁理屈を並べて弁解にもならない言い訳をする。
 小さな子どもから年老いた人たちまで、みんながそれを見ている。学校の先生はどう、教えていいのか? 「ウソつきは泥棒の始まり」、と先生が言えば、「じゃあ、安倍首相は泥棒ですか?」と子どもに聞かれたら、なんと返答すればいいのか?
 安倍晋三にはそう言う責任感、「自覚」さえない。安倍に政治家の資格などない。ましてや総理大臣など、器違いも甚だしい。戦後、民主政治が取り入れられてこれほど公の道徳心、信頼、礼儀、約束がないがしろにされた時代はない
 今、日本は1人の無法者によってモラルハザードを引き起こした。民主主義が破壊されようとしている。

 改憲が実現すれば「緊急事態条項」により、安倍晋三が未来永劫、死ぬまで首相を続ける可能性がある。選挙がなくなるのだから、国会は今の自民党が圧倒的多数を維持したままだ
 これはどういうことかと言えば、安倍首相がやりたいことは何でも叶えられるということである。その中には個人の発言、表現の制約も当然入る。異論を唱えたら国家反逆罪などの名目で即刻、逮捕の恐れさえある。

 そんな首相をいまだに50%近い者たちが支持しているから信じられない。彼らは「緊急事態条項」の怖さを理解したうえで支持しているのだろうか?


安倍内閣総辞職につながりかねない杉田官房副長官発言の真偽
天木直人のブログ 2018年1月16日
 天皇陛下の退位を巡って、宮内庁と安倍官邸の対立は、いまや周知の事実だ。
 そして、その背景には、歴史認識や憲法9条に関する考え方が、天皇陛下と安倍首相の間で正反対である事も、いまや多くのメディアが書くようになった。
 きのう発売の週刊現代(1月27日号)もまた、「よーく分った 安倍官邸は天皇陛下が大嫌い」という、4ページにわたる一大特集記事を掲載している。
 それを読むと、安倍官邸が宮内庁にいかに執拗に嫌がらせを繰り返してきたかがよくわかる。

 その中に、看過できない衝撃的な記述を見つけた。
 それは、事の発端となった2016年7月のNHKの生前退位に関するスクープ報道に関する杉田和博官房副長官のオフレコ発言である。
 そのスクープ報道は、天皇陛下の側に立つ宮内庁職員が、天皇陛下の意向を意図的にNHKにリークしたものだった。
 ギリギリまで知らなかった安倍首相の官邸は、天皇の宮内庁に先手を打たれた格好になった。
 その時、杉田官房副長官はオフレコで次のように語ったというのだ。
 「陛下がそういうご意向だから、世に出さねばならないと思ったのだったら、逆効果だよ。今回の事で、かえって官邸は動きづらくなった。政府側がどうにか忖度して進めるしかなかったのに、非常に迷惑な話だ。陛下がこれほど長生きされて公務を続けるというのは、誰も想定していなかった・・・

 まるで長生きした天皇陛下が迷惑だと言わんばかりの発言だ。
 一官僚が、日本国と国民の統合の象徴である天皇をこのように軽々しく語る。
 この発言は、この国の天皇制とは一体何なのか、という根本問題を提起する聞き捨てならない発言だ。
 もし、杉田官房副長官が本当にこのような発言をしたとしたら、安倍内閣は即刻、総辞職ものだ。
 もしこの発言が誤報なら、週刊現代の発行元である講談社は、引責廃業ものだ。

 私は昨年12月に週刊新潮(12月14日号)の記事を引用して書いた。
 その記事によれば、退位をめぐる安倍官邸の横暴について天皇陛下は安倍首相に対して「御恨み骨髄」であると侍従職関係者が語ったらしいが、それが本当なら、天皇陛下をここまで怒らせた安倍首相は首相失格だと。
 もし誤報なら週刊新潮は引責ものだと。
 今度の週刊現代の杉田発言は、侍従関係者の「御恨み骨髄」発言よりもはるかに深刻な発言だ。

 真相をうやむやにして終わらせてはいけない。
 野党は国会でこの発言の真偽を追及しなければいけない。
 この国の天皇制の根幹にかかわる一大疑惑発言である。
 それよりもなによりも、退位を目前にして、ここまで天皇陛下と安倍官邸の対立が書き立てられること自体、不孝で悲しい事だ
 それだけでも安倍内閣は総辞職ものである(了)