2018年11月5日月曜日

05- 憲法9条守る 国会前に1万8000人 全国各地でも

 日本国憲法公布記念日(72年前に公布)の3日、憲法を守り生かそうとアピールする行動が全国各地で行われました。
 国会正門前では、「総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が大行動を呼びかけ1万8000人が集まり4野党の代表も参加しました。
 
 大阪では1万2000人、福岡市では500人、京都市には2200人、神戸市には600人が参加しました。
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9条守る本気 国会前1万8000 憲法公布72年 市民・野党 各地で
しんぶん赤旗  2018年11月4日
 72年前に日本国憲法が公布された3日、憲法を守り生かそうとアピールする行動が全国各地で行われました。国会正門前では、「総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」が大行動を呼びかけました。4野党の代表も参加し、集まった1万8000人(主催者発表)が「改憲発議ぜったい止めよう」とコールしました。
 
 主催者あいさつした総がかり行動実行委の共同代表、福山真劫さんは、どの課題でも暴走し続けている安倍政権は「行き詰まり、崩壊が始まっています」と指摘。改憲発議と沖縄・辺野古への米軍新基地建設強行を必ず阻止しようと訴え、「市民と野党が連携してたたかえば、安倍政権を打倒できます」と呼びかけました。
 市民の代表がつぎつぎスピーチ。「オール沖縄会議」共同代表の高里鈴代さんは、米軍新基地建設ノーの一点で共同し勝利した沖縄県知事選にふれ、「憲法改悪を許さない、安倍政権を倒す一点でつながり行動しましょう」と訴えました。
 日本共産党の小池晃書記局長、立憲民主党の有田芳生参院議員、国民民主党の小宮山泰子衆院議員、社民党の又市征治党首があいさつ。小池氏は、朝鮮半島の平和の激動などにふれ「こんなときに憲法9条を壊すなんて愚かなことはありません。今こそ、憲法9条を生かした平和外交が必要です」と強調。沖縄のたたかいに学び、市民と野党の「本気の共闘」を実現して「必ず安倍政権を打倒しましょう」と呼びかけました。
 
 福井県敦賀市の女性(66)は「安倍首相に憲法を変えさせたくありません。自分にできることをしていきたい」。東京都杉並区に住む、娘(31)は、3歳の息子を抱いて参加。「子どもが大きくなったとき、日本が戦争をする国になっているのは嫌です。憲法9条を絶対守りたい」と話しました。
 
写真
プラカードをかかげて改憲発議は許さないと訴える人たち=3日、国会正門


安倍改憲許さない 各地で行動 野党が連帯
 しんぶん赤旗 2018年11月4日
大阪 集会に1万2000人
 「輝け憲法!ともに生きる社会を!11・3おおさか総がかり集会」(実行委員会主催)が、大阪市北区の扇町公園で開かれました。1万2000人の参加者がコールに合わせていっせいに「9条改憲NO!」「東アジアに平和を!」のプラカードを突き上げました。
 「戦争させない1000人委員会・大阪」の米田彰男共同代表が「3000万人署名の運動をさらに広げて安倍内閣総退陣に追い込んでいきましょう」と主催者あいさつ。沖縄平和運動センターの山城博治議長がゲストスピーチし、各分野の代表がスピーチしました。
 日本共産党や立憲民主党、社民党、自由党の野党各党の代表が連帯あいさつし、国民民主党はメッセージを寄せました。
 日本共産党の宮本岳志衆院議員、清水忠史前衆院議員、たつみコータロー参院議員が参加。たつみ氏が「市民と野党の共闘で、ウソとごまかし、憲法改悪に暴走する安倍政権とその補完勢力の維新の会を来年の統一地方選・参院選で打ち破ろう」と訴えました。
 会場では、社会派アイドルグループ「制服向上委員会」のライブや、朝鮮初等学校の女子児童による踊り、沖縄の歌と踊りなどが行われ、会場から大きな拍手が湧き起こりました。
 
福岡 飛び入り参加も
 文化の日の3日、九条の会福岡県連絡会は「安倍9条改憲NO!県民福岡集会」を福岡市で開きました。500人が参加し、集会とデモ行進で「戦争への道、安倍9条改憲を止めよう」と訴えました。
 石村善治代表世話人(福岡大学名誉教授)が憲法9条は日本と世界の平和の原動力だと述べ「安倍首相の改憲の意欲を打ち砕こう」と呼びかけました。
 日本共産党の田村貴昭衆院議員は、3000万人署名成功で安倍政権を退場にと訴え「野党共闘と国民の共同を広げ、安倍政権の下での9条改憲に断固反対し、たたかい抜く」と決意を述べました。立憲民主党の野田国義参院議員、国民民主党の大島九州男参院議員、社民党の池田良子市議、緑の党の荒木龍昇市議が連帯のあいさつ。立憲民主党の山内康一衆院議員がメッセージを寄せました。
 呼び止められて会場に入った青年(23)は、集会に参加するのは初めて。「参加して改憲の必要性に疑問を持ちました。戦争しないことは日本の9条ならではで、守っていくべきです。今まで素通りしていた街頭宣伝にも今後は足を止めてみたい」と語りました。
 
京都 繁華街デモ行進
 京都市東山区の円山(まるやま)公園音楽堂で3日、「憲法9条京都の会」と「安倍9条改憲NO!全国市民アクション・京都」が共催する「11・3憲法集会in京都」が行われ、2200人が参加しました。
 東京大学名誉教授で「市民連合」呼びかけ人の広渡清吾氏が講演。広渡氏は安倍改憲について「自衛隊を憲法に書くということは、一行政機関である自衛隊を、国会、内閣、裁判所など三権と同列に置く特別扱いだ」と批判。「安倍政権は日本の発展の障害となっている」と強調し、来年の参院選では市民と野党の共闘で立憲野党の姿を国民に示すことが重要だと語りました。
 日本共産党から穀田恵二衆院議員と井上さとし、倉林明子両参院議員が参加。社民、新社会、緑の各党代表があいさつし、自由、立憲民主、国民民主の各党がメッセージを寄せました。
 あいさつに立った穀田氏は「憲法を無視する安倍政権を、市民と野党の共闘で打倒しよう」と呼びかけました。
 集会後、参加者らは「憲法9条を守ろう」などと唱和し、観光客でにぎわう繁華街をデモ行進しました。
 
神戸 講演に決意新た
 神戸憲法集会が3日、神戸市で開かれ、会場いっぱいとなる600人以上が参加しました。
 渡辺治一橋大学名誉教授が「安倍改憲の危険性と改憲阻止のたたかい」と題し講演し、軍事化の歯止めとなっている9条の力と、改憲と海外での武力行使を阻んできた国民運動を指摘。自衛隊を明記する改憲案の危険な内容を明らかにし、3000万人署名が世論を変える大国民運動であり、来年の参院選で市民と野党の共闘の勝利と国民投票の土台になることを強調しました。
 主催者あいさつした兵庫県憲法会議幹事の木下智史関西大学教授は、神戸市が憲法集会の後援を拒否し続けていることを紹介し「行政の長のそうした態度が憲法に基づく政治、国の運営を危うくしている」と批判しました。
 参加した大学生の男性(20)は「9条は生きているということが印象に残りました」と話していました。