2019年8月27日火曜日

米国の余剰トウモロコシの購入に数百億円 安倍首相が合意

 米中の貿易摩擦のあおりを受けて18年の米農畜産品の対中輸出は前年比53%も減り、19年1~6月も前年同期比20%減りました。とくにトウモロコシはアイオワ州など大統領選の激戦州が一大産地で、大統領選に影響が出ます。
 トランプ大統領と安倍首相は25日の日米首脳会談で、日本が米国の余剰トウモロコシを購入することで一致しました。輸入の規模は「数億ドル( 数百億円)」に上ります
 
 トウモロコシの用途は豚の飼料用で、遺伝子組換え品と思われます。しかし日本の養豚農業の規模ではとても消化できないので大半は倉庫で眠ることになります。要するにトランプ氏と米の農家を喜ばせるために国費数百億円を投じるということです。軍事費に年間70兆円とも100兆円ともいわれる大金を投じている米国に、どうしてそんなことをする必要があるのでしょうか。
 トランプ氏はトウモロコシを売り捌けたことを自慢したくて、安倍首相と打ち合わせた上で記者会見を行ったのはご存知のとおりです。
 
 それとは別に米通商代表部のライトハイザー代表は、25日に日本と基本合意した貿易協定で、農畜産品の関税引き下げが70億ドル(約7300億円)の市場拡大効果を生述べました。日本はこれまで米国の農畜産品を140億ドル(1兆4600億円)輸入していますが、それが5割アップするということです。
 米国の農家や酪農家は大いに助かりますが、日本の農業や酪農はどうなるのでしょうか。
 
 まるこ姫の怒りのブログを紹介します。(文中の太字・青字強調等は原文に拠っています)
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安倍首相が全ての(余剰)トウモロコシを買う、国民に感謝したい byトランプ

まるこ姫の独り言 2019.8.26
安倍首相、あの狡からい商売人のトランプの意のままに。。
いつのもパターンだが、今回は酷い。
中国が買わない余剰トウモロコシを買う羽目になってしまった。
日本のメディアやネトウヨは、何も感じないのかこの程度でよかったなんてアホな事を言っている。
 
8/26(月) 0:36配信  時事通信
 トランプ米大統領と安倍晋三首相は25日の日米首脳会談で、日本が米国の余剰トウモロコシを購入することで一致した。
 米中の貿易摩擦が激化する中、米国産穀物の対中輸出は厳しい状況となっており、日本企業が代わりに引き受ける形となる。
 
この会談の中身の日本語訳
トランプ大統領
 中国が(トウモロコシを大量に買う)約束を守らないから、米国にはトウモロコシが余剰に在庫ある。そこで 安倍首相がその余剰トウモロコシを全部買ってくれる。
と言っているそうで、完全に日本はカモになっている。
そりゃあ、中国が買わない余剰トウモロコシを即断で買ってくれるとあれば、国内に向けて言い訳ができるしトランプにとっては大喜びだろう。
現にトランプは、米国の農業、畜産業に取ってよいニュースだとも言っている。
本当にこの男も日本をどれだけカモに見立てているのやら。。。
日本になら、どんな無理難題を吹っかけても、どんなごり押しをしても、何とかなると思っている。
買ってくれた国民に感謝するって? 
安倍首相が勝手に約束しただけで、誰も、トウモロコシを米国から買って欲しいとは頼んでいませんが。。
どうもこのトウモロコシは、「米国産遺伝子組み換えトウモロコシ」らしい。
中国はさすが大国、すぐにトランプの言いなりになる日本と違って一歩も引かない。
米中貿易戦争の交渉で中国はトウモロコシを買う事を拒否したそうだ。
トランプは余剰トウモロコシの行き先を、日本なら押さえつければ何とでもなると思ったのか日本に押し付けて来た。
それを何とも安易に買う安倍首相。
多分、相手の言い値で買わされたのだろう。。。
兵器の爆買いと同じ構図。
まるでジャイアンとスネ夫の関係。
見ていて痛々しいくらいだ。
それでも国内では、嫌韓を煽り国民をすっかり恣意的に誘導して来たし、メディアはこちらの方に目を移させる一方、NHKあたりは安倍首相の外交の成果なんて持ち上げるのだろう。
韓国ではメディアも国民も文大統領に対して批判的な意見も飛び交うが、日本では下手に安倍首相を批判したら、非国民扱いになる。
それにしても分からないのが日本のメディアで、日本の権力者の批判は極力抑え、他国の韓国の大統領の批判は嬉々としてやっているから、トランプに対しても批判全開かと思いきや、あんな横暴なトランプ批判はそれほど聞かない。
普通は、自国の権力者批判が先だろうに。。。