櫻井ジャーナルに掲題の記事が載りました。
西側の言論弾圧・言論介入は一層露骨になってきました。西側 情報機関の介入を拒否している「テレグラム」のCEOのパベル・ドゥロフ氏が自家用航空機でフランスに入国した途端に拘束されました。
同氏は警察に対し、マクロン大統領と夕食を共にするためにパリを訪れたと語りましたが、マクロン大統領はそれを否定したということです。いずれにしてパリ警察はあまりにも強引であからさまです。
パベル・ドゥロフ氏は兄のニコライ・ドゥロフ氏とともに2013年にテレグラムを創設しました。この兄は高校時代に国際数学オリンピックで金メダルを3年連続で獲得した優秀な人物で、テレグラムを技術面から支えているとされています。
西側はパベル氏を人質にしてニコライ氏と取り引きをして、アメリカ、イギリス、イスラエルの情報機関が全てのデータにアクセスできるようにさせたいのだろうと述べています。西側もまた何でもありの世界です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
逮捕されたテレグラムCEOでなく、兄のニコライを西側は狙っているとの説
櫻井ジャーナル 2024.09.02
8月24日にパリのル・ブルジェ空港で逮捕されたパベル・ドゥロフが28日、保釈された。保釈金は500万ユーロ。週2回警察署へ出頭し、フランス国内に留まるという条件がついている。この逮捕劇は刑事捜査の一環とは到底言えず、政治的なものであることは明白だ。
ドゥロフはプライベート・ジェットでアゼルバイジャンからフランスへ向かったのだが、そのジェットのパイロットがフライト・プランを提出した時、フランスで逮捕令状は出ていない。飛行中に出たという。
フランスでの報道によると、パベルは警察に対し、エマニュエル・マクロン大統領と夕食を共にするためにパリを訪れたと語ったとも伝えられている。マクロン自身はそれを否定しているが、西側の支配者に睨まれていることがわかっていながら、なぜパリを訪問したのか疑問に感じる人は少なくない。大統領と会う約束があったとする話はありえる。
パベルはロシアのほか、英連邦王国のセントクリストファー・ネイビス、イギリスと関係が深いアラブ首長国連邦、そしてフランスの国籍を持つ。パベルがフランス国籍を持つ切っ掛けはマクロン大統領と2018年に会食したことにあるとも言われている。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると、マクロンはテレグラムの本社をパリへ移転するように提案、パベルはそれを断ったものの、2021年にフランス国籍を手にした。
パベルは兄のニコライ・ドゥロフと2013年にテレグラムを創設し、イギリス領バージン諸島とドバイ(アラブ首長国連邦)で登記しているが、いずれもシティが築いたオフショア市場のネットワーク、つまり大英金融帝国に含まれている。ちなみに、ニコライはロシアとセントクリストファー・ネイビスのほか、ナチスが復権しているラトビアの国籍も保有している。
ドゥロフ兄弟、特にパベルは西側の情報機関が仕掛けた網に引っかかたように見える。もし、ふたりが「自由」を求めてロシアを飛び出したとするならば、あまりにも世間知らず。ソ連時代、インテリの一部は西側が自由と民主主義の体制だと錯覚している人がいた。ミハイル・ゴルバチョフもそのひとりだ。ドゥロフ兄弟もその仲間なのかもしれない。
パベルのiPhoneはフランスとアラブ首長国連邦の情報機関に盗聴されていたが、彼と一緒に逮捕された女性からも情報が伝えられていた疑いが持たれている。
西側の支配層が狙っているのはパベルの兄、ニコライだとも言われている。3歳までに成人レベルの読み書きができ、8歳までに3次方程式を解くことができたニコライは高校時代に国際数学オリンピックで金メダルを3年連続で獲得、プログラミングの能力も高く、サンクトペテルブルク国立大学とボン大学で博士号を取得している。
テレグラムを技術面から支えているのはこのニコライ・ドゥロフだ。西側はパベルを人質にしてニコライと取り引きしたいのかもしれない。西側のシステムと同じように、アメリカ、イギリス、イスラエルの情報機関が全てのデータにアクセスできるようにさせたいのだろう。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。