「マスコミに載らない海外記事」が掲題の記事を載せました。意味が分かりにくいタイトルです。
ヒズボラはかつて中東で唯一 イスラエルに勝った勢力で、いまはハマスへの義侠心からイスラエルと戦っていて、イスラエル軍がガザでの住民虐殺をやめるまでイスラエルを攻撃すると明言しています。一方のイスラエルには、ヒズボラと全面戦争をする余裕などはありません。
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ヒズボラに対するイスラエル戦争の脅威が深刻化
マスコミに載らない海外記事 2024年9月20日
Moon of Alabama2024年9月17日
昨日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ヨアブ・ギャラント国防大臣を解任すると脅した。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相はヨアブ・ギャラント国防相を解任する予定だと、月曜日高官が明らかにした。ネタニヤフ首相は、ギデオン・サールの新希望党を連立政権に加え、クネセトの過半数議席を4議席増やす計画だ。 |
ギャラントはネタニヤフと同じくらい過激であるにもかかわらず、アメリカ政府が内閣に残している唯一の人材だ。
アメリカ当局は、ネタニヤフ首相とジョー・バイデン大統領の関係が再び悪化したことを受け、ギャラントがネタニヤフ政権で「唯一の大人」だと主張し、彼の解任の可能性を懸念している... |
ネタニヤフの政策のいくつかにギャラントは反対している。
・彼は人質解放を可能にするガザでの停戦協定を望んでいる。ネタニヤフは停戦を拒否し
ている。
・ハレディ派男性の兵役免除を規定する法律を阻止したいと彼は考えている。閣僚の超正
統派メンバーは、ネタニヤフ首相に兵役免除を可決するよう圧力をかけている。
・彼はレバノンのヒズボラ攻撃には懐疑的だ。連合軍他勢力は攻撃を強く求めている。
解雇の脅迫を受けた後、ギャラントは最後の点で譲歩した。
彼を解任し、新希望党のギデオン・サール党首に交代させようとする動きの影で、ヨアブ・ギャラント国防相は、月曜日に態度を変え、ネタニヤフ首相との非公開安全保障協議で「私はエスカレーションや(ヒズボラとの)合意交渉について話し続けたが合意に達する可能性はない。唯一の選択肢は、北部住民を帰還させるため全力を尽くし、軍事力をすべて使うことだ」と述べた。 |
ハマスによる更なる人質誘拐作戦翌日の10月8日以来、レバノン国境沿いのイスラエル人入植地に向けてヒズボラはミサイルを発射し続けている。その後、イスラエル政府は国境地帯から少なくとも6万人を避難させた。
イスラエルが国境内に緩衝地帯のようなものを認めたのは初めてのことだ。
11か月後、この6万人以上の人々が経済の重荷になっている。家や職場から離れた人々は非生産的だ。それに加えて、彼らの食費や宿泊費を政府は負担しなければならない。
昨晩の会議後、入植者の北部への帰還が今や主要な戦争目標となるとイスラエル政府は宣言した。これによりヒズボラとの差し迫った戦争の可能性が遙かに高まった。
ヒズボラとの全面戦争にイスラエルが最も近づいたのは、10月7日以来だ。… |
現実には、ハマスは敗北しておらず、イスラエル軍のガザ地区住民殺害も止まっていない。戦争におけるイスラエル側犠牲者は日々増えており、大量虐殺は続いている。
しかし、ヒズボラの問題は益々切迫している。まもなく厳しい冬の機構が到来し、イスラエル軍が頼りにしているドローンや空軍の資産を十分利用できなくなる。
今か、あと四か月待った後かの、どちらかだ。
ヒズボラとの戦争で勝てるという幻想をネタニヤフ首相と内閣は抱いているようだ。爆弾を仕掛けたポケベルを使ったイスラエルのあらゆる策略にもかかわらず勝てていない。ヒズボラの良く防御されたミサイル兵器が、イスラエル防衛を全て突破する可能性が高い。そのような大戦で、最終的に、イスラエルが負ける側になる可能性が高い。
戦争は容易に避けられる。イスラエルとガザ間で永続的停戦協定が締結され次第、現在の紛争を終わらせるとヒズボラは約束している。
ネタニヤフ首相がガザでの恒久的停戦を拒否したことで、イスラエルによるレバノン攻撃と、それに続く敗北は避けられない結果だ。
記事原文のurl:https://www.moonofalabama.org/2024/09/israels-threat-to-wage-war-on-hizbullah-is-getting-more-serious.htmll