3月17日(日) 13:30~16:00 湯沢公民館3階会議室2で3月の例会を開きました。
1 学習 : 私たちにとって日米安保条約とは?
テキスト 『講座 1 からわかる日米安保』
を読んできてもらい、意見交換をおこないました。司会の小野塚さんに日米安保条約の条文と日米安保関連年表を準備してもらったので、討議が進めやすくなりました。
以下に主な意見を記します。(順不同)
・最初の安保条約は、1951年対日講和条約の調印時に吉田首相が独断で調印した。
・当初は「専守防衛」ということで憲法9条と整合させて自衛隊の前身を認知させた筈だが、いつの間にかその枠が取り払われて「防衛」の名目が際限なく拡大されている。
・安保条約第2条に「国際経済政策において両国の食い違いをなくし、経済的協力を促進する」とあるが、その実態は日本の経済が米国の支配下に入ることであり、TPPはそれをさらに徹底したものである。
・TPPに参加すれば、ISD条項によりアメリカから損害賠償の訴訟を仕掛けられて大変なことになると言われている。
・安保条約第5条で、自衛隊は米軍の手足となるべく育てられたが、憲法9条があったお陰でアメリカの起こした戦争の前面に出ることを免れてきた。
・逆に米軍にとって憲法9条は日本を戦争に巻き込むことを阻止する最大の障害であった。
・朝霞や練馬の駐屯地では自衛隊員に英語で号令を掛けているのが目撃できて、自衛隊が米軍の指揮下に入っていることが分かる。
・自衛隊はこれまで戦場に出向くことはなかったが、その代わりに米軍の駐留費や戦費などで莫大な負担をしてきた。
・安保条約第10条で、一方が廃棄を通告すれば1年後に終了することはあまり知られていないと思う。
※ テキスト 『講座 1 からわかる日米安保』 による学習は今回で終了し、次回からはテキスト『中高生のための憲法教室』(伊藤真著・岩波ジュニア新書)の学習に入ります。
2 2013年度総会に向けて
(1) 総会議案の素案討議
前回の討議にもとづいて世話人会で「2012年の活動概要」、「活動の評価・反省と課題の整理」、「私たちをめぐる情勢の特徴』、「2013年活動方針」の4つについての具体的な案を、それぞれA3判でまとめてもらいました。
一部の追加や修正があったほかは問題なく了承されました。
(2) 総会記念企画の具体化について
新潟県9条の会事務局長の工藤和雄弁護士に
「平和と平和憲法をめぐる新たな情勢と9条の会の活動について」(仮称)
の講演をお願いすることになりました。
可能であればB5判程度の講演会宣伝ビラを作成し、それを利用していただきます。
魚沼地区内の各9条の会にも呼び掛けて参加してもらいます。
当日の運営や役割の詳細は世話人会で決めてもらうことにしました。3 検討・協議
(1)春の平和キャンペーンについて
・グリーンリーフの内容
従来のものをベースとして可能であれば「日米安保」を盛り込む。
・シールアンケートのテーマ
憲法96条に関するものとする。
・キャンペーンの準備作業
下記によりおこないます。
4月14日(日) 13:30~ 湯沢公民館 3階 会議室2
作業の他に、シールアンケートの詳細やグリーンリーフの原案の検討なども併せておこないます。どうぞお集まりください。
(2)憲法記念日のについて
今年以降、毎回5月3日に新聞折り込みチラシによる「平和の輪」の訴えをおこなうことにします。
チラシ作成プロジェクトチームを作るという提案がありましたが、人選が間に合いそうもないので、世話人会でやってもらうことになりました。
チラシの内容に関して案をお持ちの人は、笛木さん宛に見本乃至メモを届けて下さい。
(3) その他
◎「江戸里神楽」の踊りの講習会があります。
講師:山口節子さん
日時:5月12日(日) 場所:湯沢公民館 1階 和室
特に申込は要しませんので、できるだけ沢山の方がご参加ください。
◎その他の催し
下記の催しがありますのでどうぞご参加ください。
・新潟県9条の会 第3回セミナー
3月23日(土)13:30~16:00 会場:クロスパル新潟 新潟市礎町通り
・小出裕章京大助教 講演会
「福島原発事故と柏崎刈羽原子力発電所
子どもの未来のためにできること」
4月20日(日)14:00~ 会場:南魚沼市民会館大ホール
( 入場はチケット「要」です 500円)
チケットが入用の方は笛木さんにお尋ねください。