2015年10月19日月曜日

19- 渋谷でシールズが、京都では学者らが安保法制反対のスピーチ

 JR渋谷駅前広場で18日、安保関連法に反対する若者の団体「SEALDs(シールズ)」の集会があり、メンバーの大学生や高校生、野党の国会議員が登壇し、法律の廃止を訴えました渋谷駅前は集会の参加者で埋め尽くされました。安保関連法は19日で成立から1カ月が経ちます
 
 京都市では17日、安全保障関連法に反対する憲法学者たちがリレートークを行い、安倍政権の姿勢や法の内容を批判しました。16~18日に市で憲法学者らが集まる学会が開かれていることから、出席している学者有志で企画したものです
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安保法成立から1か月を前に 学生らがスピーチ
NHK NEWS WEB 2015年10月18日 
安全保障関連法の成立から19日で1か月となるのを前に、法律に反対する学生などのグループが東京・渋谷に集まってスピーチを行い、抗議の声を上げ続けようと呼びかけました。
 
安全保障関連法に反対する学生などのグループ「SEALDs」は、18日午後、東京の渋谷駅前に集まり、若者たちが一人ずつスピーチを行いました。
このうち、高校3年生の福田龍紀さんは「強行採決への怒りは消えないが、一人一人がどう行動するかが、今、問われている。選挙権も得たので政治にしっかり向き合いたい」と述べました。また、大学1年生の女性は「私たちも自分たちで考え自分たちのことばで発言すべきだ。間違っていると思うことには声を挙げてもいい」と訴えました。
このあと、若者たちは音楽に合わせて「集団的自衛権はいらない」とか「未来を守れ」などと一緒になって声を上げました。
グループは、今後も勉強会やシンポジウムを開くなど安全保障関連法に反対し、抗議する活動を続けていくことにしています。 
 
 
シールズ渋谷で集会「声あげて」 安保関連法成立1カ月
毎日新聞 2015年10月18日
 東京・渋谷のJR渋谷駅前広場で18日、安全保障関連法に反対する若者の団体「SEALDs(シールズ)」の集会があった。メンバーの大学生や野党の国会議員が登壇し、法律の廃止を訴えた。安保関連法は19日で成立から1カ月。
 
 国際基督教大4年、元山仁士郎さん(23)は「与党の強行採決を忘れないで。自分たちの生活が脅かされる問題だから、声をあげていきましょう」と法律の廃止を訴えた。司会を務めた明治大大学院1年、千葉泰真さん(24)は駅前を行き交う若者らに対し、「将来を真剣に考えましょう。自分たちの思いを託すために選挙へ行きましょう」と政治参加を呼びかけた。【内橋寿明】
 
 
安保関連法「国際平和に逆行」 京都で憲法学者ら訴え
京都新聞 2015年10月18日
 安全保障関連法に反対する憲法学者たちが17日、京都市上京区でリレートークを行い、安倍晋三政権の姿勢や法の内容を批判した。
 16~18日に市内で憲法学者らが集まる学会が開かれていることから、出席している学者有志で企画した。9日には有志を含む全国の憲法学者200人以上が賛同し、安保法への抗議声明を発表している。この日は、京都と東京の大学から8人が参加した。
 
 中島茂樹立命館大教授は「内閣は行政権を担っているが、憲法によって存立が保証されている。その内閣が憲法を解釈変更して、根本原則を変えるのは許されない」と訴えた。大久保史郎立命館大名誉教授は「違憲の問題と同時に、自衛隊法制が実務的に構造が変わってきている。数年のうちに必ず死人が出る」と警鐘を鳴らした。
 奥野恒久龍谷大教授は「集会やデモに普段来ていない人が足を運んでいる。素直な言葉が響き、勇気づけられる。草の根の民主主義はこういうところからもつくられると強く思った」と力を込めた。
 衆院平和安全法制特別委員会の中央公聴会で意見を述べた小沢隆一東京慈恵医大教授は、自衛隊の後押しで米国やロシアが軍事行動をしやすくなる状況が生まれてくると指摘。「国際平和に逆行する。理念ばかり唱えているように見える憲法学者の方が国際政治の現実をリアルに捉えている」と強調した。