日本共産党が行った戦争法廃棄のための国民連合政権の樹立と選挙協力の提案については、28日の段階で社民党と生活の党とは全面的に合意できたということです(民主党とは協議を継続中)。
「晴耕雨読」に掲載された萩原一彦氏の記事を抜粋して紹介します。
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萩原 一彦 2015年9月29日
(晴耕雨読より抜粋転載)
社民党・吉田党首と会談。
私から「国民連合政府」について説明。
吉田党首は「たいへん大胆で踏み込んだ提案を頂いた。前向きに受け止めて、積極的な選挙協力が出来るように、しっかり議論を進めていきたい」「さまざまな困難はあろうが、連立政権の方向性も賛同する」。
たいへん心強いスタートです。
生活の党・小沢代表と会談。
私は「国民連合政府」について説明。
小沢代表は「従来の方針を大転換した共産党の決断を高く評価する」「手を携え選挙に勝ち、政権を打ち立てるという目標に向かって、自分も努力したい」。
両党が全面的に合意に至ったことは、本当に嬉しいことです。
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共産・志位委員長との会談を終えた生活・小沢一郎代表が会見。
共産党の提案に基本的な理解を示し、「共産党は全選挙区に候補者を立ててきた。
その従来の方針を転換し、安倍政権に変わる新しい政府を作るため力を合わせようという話。大胆な決断を評価する」
民主・岡田代表などは「連合政府はハードルが高い」としているが、これについて小沢代表「連合政府は野党が力を合わせ、選挙で勝った上での話。大義の旗として連合政府を掲げることについて、とやかくいうことではない」と指摘した。
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共産党志位委員長、小沢一郎氏との会談後の会見。
「提案した3点について完全合意した」
「連合政権への共産党の入閣も小沢氏はオーケーと」
「各党の温度差については自分が言うべき立場ではない。ただ、話し合いは始まった」
「政策の不一致は横に置く。置き方はいろいろ」
「政党内部への干渉はしない」
共産党志位委員長、小沢一郎氏との会談後の会見。
「実効あらしめようとするなら、安保法案反対でいっしょに戦った5政党、会派とできるだけいっしょにやりたい」
「衆院任期満了まで待つ気はない。すみやかな解散総選挙へ追い込んでいく」
「不一致点を横に置くの意味は現状を動かさないということ」
共産党志位委員長、小沢一郎氏との会談後の会見。
「安保法案廃案という大きく重要な点で各党一致点が見いだせれば、暫定的に他の政策を横に置くことは可能だと思っている」
「いつごろまでとは言えない。できるだけすみやかに」
「焦らずに粘り強く誠意を持って話し合っていきたい」
共産党志位委員長、小沢一郎氏との会談後の会見。
「小沢氏との会談では、圧倒的多数の国民の野党よまとまれという民意に答えて立憲主義の危機という認識に立って私たちも変わらなければならないという共産党の意思を伝えた。小沢氏からは高く評価すると言われ、心強い思い」
志位和夫氏氏記者会見終了。