2015年10月11日日曜日

小諸や佐久で安保法廃止運動 山口県議が立憲主義議連を設立

 長野県小諸市で9、安保法廃止を訴える集会が開かれ、約100人が参加し7人によるリレートークが行われました。
 
 同じく佐久市でも同日夜、国道沿いで「安保法案ハイアンアクション佐久」の会員ら約40人が廃案に向けての街頭活動を行いました。
 
 また山口県議会議員8氏が9日、超党派で「『立憲主義』を考える山口県議会議員連盟」を設立し県庁で記者会見を行いました
 議連の副会長は、「安倍首相の地元の県議会で議連ができた意義は大きい」と述べましたが、そのとおりでしょう。
 現在の構成は共産2、民主3、社民2、草の根1で、今後他会派にも広げて行きたいとしています。
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安保法廃止訴え 小諸で「つどい」 佐久でも街頭活動 
信濃毎日新聞 2015年10月10日
 小諸市の市民団体や市議らでつくる実行委員会は9日、安全保障関連法の廃止を訴える集会「若者と子どもたちを戦場に送らないために!アベ政治を許さないこもろ市民のつどい」を同市で開いた。約100人が参加し、子育て中の母親や教員、市議ら7人が思いを話すリレートークなどがあった。
 
 2歳の娘を抱いて登壇した母親は「これからの時代、戦争になれば女の子も戦地に行くことになるんじゃないか」。教員の女性は「子どもたちを絶対に戦争に送らないと決意している」と誓った。市議の1人は「(同法廃止のため)しっかり選挙で意思表示すべきだ。小諸市は投票率が低いが、周囲の人に投票を呼び掛けて」と話した。
 
 一方、佐久市の国道141号沿いでは同日夜、「安保法案ハイアンアクション佐久」の会員ら約40人が、7日の第3次安倍改造内閣発足後初となる街頭活動をした。岩下和事務局長(68)は「反対世論が広がりを見せており、安保関連法が成立しても終わりではない。行動を続けることが大切だ」と強調した。
 
 
立憲主義を学び行動 山口8県議が議員連盟
しんぶん赤旗 2015年10月10日
 安倍首相の地元である山口県議会の、日本共産党、民主党、社民党・市民連合、市民政党「草の根」の県議8氏が9日、「『立憲主義』を考える山口県議会議員連盟」を設立したと、県庁で記者会見し、発表しました。
 
 同議連は、集団的自衛権行使容認の「閣議決定」による憲法解釈の変更や立憲主義を破壊する安保法(戦争法)が強行されたもとで、「議員もあらためて立憲主義について学び、考え、深く理解し、行動したい」と1日に設立。安保法(戦争法)に反対する、木佐木大助、河合喜代(以上共産)、西嶋裕作、井上剛、戸倉多香子(以上民主)、佐々木明美、中嶋光雄(以上社民・市民連合)、井原寿加子(草の根)各氏が名を連ねました。
 
 会見で各氏は、「政府により法秩序が侵されつつあるなか、まず立憲主義とは何かをしっかり勉強しようと超党派で設立した。他会派議員にも広げていきたい」(西嶋議連会長)、「与党議員も立憲主義破壊だと思い窒息状態にあるのではないか。安倍首相の地元の県議会で議連ができた意義は大きい」(木佐木副会長)、「憲法を逸脱した国政に県議会・県政も右ならえの状況で、危機感を感じる。力を合わせ県民に発信していきたい」(佐々木副会長)などと語りました。
 
 議連では今後、県民にも参加を呼びかけて学習会や講演会を開くことにしています。