2017年5月12日金曜日

12- 「共謀罪」阻止 国会周辺連日行動始まる 

 「共謀罪NO!実行委員会」  「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が共催する国会周辺での共謀罪法案に反対する連日行動が9日からスタートしました。今後、ほかの団体とも連帯していく予定です。
 9日は昼と夜に行われましたが、昼の行動には市民や労組関係者など550人が参加しました。10日昼には450人が参加しました。
 連日行動は当面19日まで継続され、13日(土)と14日(日)は全国で反対行動・街宣活動が行われる予定です。
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「共謀罪」阻止 連日行動 スタート 国会周辺
しんぶん赤旗 2017年5月10日
 監視社会が拡大し、民主主義を破壊する「共謀罪」法案を阻止しようと9日から、国会周辺で同法案に反対する連日行動がスタートしました。「共謀罪NO!実行委員会」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が共催。今後、ほかの団体とも連帯していく予定です。
 
 初日の正午、衆院第2議員会館前に市民が集まり、「共謀罪は憲法違反」「戦争法と一体の共謀罪は絶対廃案」「安倍政権は憲法守れ!」と国会に向かって力強くコールしました。
 代表して「共謀罪NO!実行委」の海渡雄一弁護士が「秘密保護法、戦争法、盗聴の拡大。すべてが憲法改定、戦争を行うことに向けられ、共謀罪は戦争準備の総仕上げとして持ち出されてきている。安倍政権のたくらみを断念させるまで皆さんとたたかい続ける」とあいさつしました。
 社民党の又市征治幹事長、民進党の逢坂誠二衆院議員、日本共産党の山添拓参院議員があいさつ。山添氏は「総理は共謀罪も憲法改定もみんなオリンピックでけむに巻こうとしている。平和の祭典のこんな政治利用は許されない。必ず葬り去る」と述べました。
 当事者からの発言では、布川事件・えん罪被害者の桜井昌司さんが「警察は交通違反者の逮捕を競っている。共謀罪も競ってやることになる」と語気を強めました。
 
 
「共謀罪」は絶対反対 官邸前で行動 市民ら「憲法守れ」
しんぶん赤旗 2017年5月10日
 「共謀罪」法案の廃案、安倍政権の退陣を求めて9日夜、首相官邸前で安倍政権に反対する抗議が行われました。ドラムやプラカードを持って集まった参加者は「共謀罪はぜったい反対」「安倍はやめろ」と国会に向かってコールしました。
 
 官邸前には、時間がたつにつれて人が増えていきます。集まった人びとは「市民が黙っていたら、安倍政権は『共謀罪』法案を強行採決する」「憲法を無視するような人たちに、憲法は変えさせない」などと語ります。
 埼玉県さいたま市から参加した、男性(66)は、「安倍政権は立憲主義を無視している。とても危険だ」と強調します。「国会を見ていても、安倍政権は数の力でやりたい放題だ。国民を軽視していると思う。私たちが反対の声をあげないといけない」と語りました。
 抗議を呼びかけた、都内に住む会社員の男性は「国会内外で力を合わせて『共謀罪』法案を廃案にしないといけない。そのためにも、自分はできることをやっていきたいと思っています。全国各地でさまざまな形で抗議を広げてほしい」と語り、抗議は来週も行うとのべました。
 
 
「共謀罪」法案を廃案に 監視社会は許さない
危険性知らせていこう 議員会館前行動
しんぶん赤旗 2017年5月11日
 「共謀罪」法案を廃案へ追い込もうと、国会周辺では連日行動が取り組まれています。10日昼の衆院第2議員会館前では、「総がかり行動実行委員会」と「共謀罪NO!実行委員会」が呼びかけた集会が行われ、「テロ対策とうそつくな」「監視社会は許さない」とこぶしを上げました。
 
 議員会館前には450人(主催者発表)が集まりました。7カ月の息子を抱いて参加していた、千葉県市川市の女性(27)は、初めて集会に足を運びました。「戦争につながる共謀罪も、憲法9条の改憲も反対です。絶対に子どもを戦争に行かせないために声をあげたい」と語りました。
 主催者を代表して、憲法共同センターから弁護士の加藤健次さん(自由法曹団幹事長)があいさつしました。「政府の答弁はあまりにもうそが多い。私たちが法案の危険性を明らかにしていけば廃案に追い込めます」と訴えました。
 民進党の近藤昭一副代表、日本共産党の畑野君枝の両衆院議員、社民党の福島瑞穂副党首(参院議員)が参加。「力を合わせて『共謀罪』法案を廃案に追い込みましょう」と呼びかけました。