大阪市の米領事館前で17日、「ガザ地区への無差別攻撃ストップ! アメリカはイスラエルヘの支援をやめろ!」と訴える7回目のスタンディング行動があり30人が参加しました。
海外ではスペインの首都マドリードで15日、人々がガザの犠牲者を象徴して地面に横たわる行動「ダイイン」を行いました。アイルランドの首都ダブリンでも同日、市民がデモ行進し、道路でダイインに取り組みました。米ニューヨークでもガザの人々に連帯する集会が開かれました。
しんぶん赤旗の2つの記事を紹介します。
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イスラエル支援は戦争犯罪 大阪・米領事館前スタンディング
しんぶん赤旗 2024年6月18日
大阪市北区のアメリカ領事館前で17日、「ガザ地区への無差別攻撃ストップ!パレスチナに平和を!」「アメリカはイスラエルヘの支援をやめろ!」と7回目のスタンディング行動がありました。大阪平和委員会、大阪原水協、大阪革新懇、大阪労連の呼びかけで30人が参加しました。
参加団体がリレートークで「アメリカの武器援助や政治的支援はイスラエルの戦争犯罪に加担している」「国連はイスラエル政府に対し民間人の死傷につながる攻撃の即時中止を勧告している」と指摘。
「全米各地の大学で学生たちがバイデン政権にイスラエル支援やめろと立ち上がっている」「アメリカは世界の人々の『ジェノサイドやめろ』の声に向き合え」と訴え。領事館前を通行する人たちの注目を集めました。
全員で領事館に向かって「今すぐ停戦」「ガザに平和を」などとコールしました。
世界各地でガザ攻撃に抗議 ダイイン・デモなど
しんぶん赤旗 2024年6月17日
イスラエルが続けているパレスチナのガザ地区への軍事侵攻に抗議する行動が15日、世界各地で取り組まれました。参加した市民らは、軍事侵攻が住民に飢餓などの人道危機を広げていることに怒りの声を上げ、ガザの人々への連帯を示しました。
スペインの首都マドリードでは同日、パレスチナの旗を持った人やアラブの伝統的頭巾クーフィーヤを身に着けた人が集まりました。
現地からの報道によると、人々は犠牲者を象徴して地面に横たわる行動「ダイイン」を行いました。サイレン、砲撃や銃撃の爆発音を鳴らしながら、横たわりました。
参加した女性は現地メディアに対し「ガザ地区のパレスチナ人に毎日起きている事実を目に見えるようにするために取り組みました。この行動で人々がガザに関心を持ち、支援するようになってほしい」と述べました。
別の女性は「停戦を求めた国連決議や国際法をイスラエルに守らせ、占領地から軍を撤退させない限り、パレスチナ人の苦しみが続いてしまいます」と語り、各国政府がイスラエルにもっと圧力をかけるよう求めました。
アイルランドの首都ダブリンでも同日、市民がデモ行進し、道路でダイインに取り組みました。医療従事者や報道関係者を示すプラカードを掲げて横たわり、罪のない市民が犠牲になっていることを強調する人もいました。
このほか米ニューヨークでもガザの人々に連帯する集会が開かれました。