3月は13件のメントをいただきました。
いつもの月よりもコメント数が増加しているのは、月末近くになって、「思い込み政治の破綻 (14/03/21)」や「自民党 憲法『改正』に執念(14/03/27)」の記事に対して、「憲法改正」や「軍備拡張」に賛成の方から集中的にコメントをいただいたためです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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‘14年3月分 コメント 詳報
(元の記事の掲載日順に掲示します)
各地で「9条の会」が活動 (14/02/04)
☆コメント
普天間基地に関してですが、もともと人の少ない普天間に基地を作ってあとから住宅地が基地周辺に集まってきたというのが事実なのですが
皆さんこの事を忘れて基地の話をしている気がするのですが......・・・匿名(14/03/30)
返信
コメントをありがとうございます。
そういう経過はあったようですが、もともとは沖縄の人たちの土地であり、その近くに住宅が建てられ町が作られたことについては、権利関係等についての為政者側の容認があった筈です。
この、世界一危険だといわれる普天間飛行場問題は、戦後70年にもなろうというのに、いまだに無数のアメリカ軍基地が存在しているという、世界に類のない日本の状況をどう打開するかの問題であると考えます。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
官邸がテレビニュースや番組に露骨に介入(14/03/20)
☆コメント
このところ、教育とメディアへの権力の介入が目に余ります。「戦争する国」づくりが、国民生活の根っこのところから、深く静かに着々と進められていることに脅威を覚えます。安倍晋三首相は「戦後レジームからの脱却」を、こんな風に本気で本格的に進めているんですね。気を引き締めて、しっかりとその動きをとらえ、その意図を見抜き、一つ一つ押し返していかないと、「気が付いた時には手遅れだった」ということになりかねません。私たちの知る権利を支えるブログ子の日々の奮闘に敬意を表するとともに、ますますのご活躍を期待して止みません。・・・匿名(14/03/21)
返信
コメントをありがとうございます。ご声援に感謝します。
官邸の異常さとともに、マスメディアの質(政権との距離)が世界で59位と言われている現実は本当に残念なことです。・・・湯沢 事務局(14/03/21)
思い込み政治の破綻 (14/03/21)
☆コメント1
「無理が通れば道理が引っ込む」という言葉がありますが、逆にしっかりと「道理を通し」て「無理を引っ込」めさせることが今とても大事なことだと感じています。9条改憲が簡単でないと見るや96条緩和改憲案を持ち出し、これが「立憲主義の基本を突き崩すものだ」との想定外の大反撃を喰らうと、今度は「責任者は私だ」などと言って閣議決定で憲法9条の解釈の変更で実質的な改憲をやろうとする。…こんな道理の通らないことを許していたのでは主権者としての沽券に係わります。安倍内閣が解釈改憲の閣議決定を計画どおりに進められなくなっているのは、国民の理性と良識が安倍内閣の道理の通らないやり方を許さず、着実に包囲し追い込んでいることの表れだと思います。もう一歩取り組みを強め広げていけば、「戦争する国」づくりの策謀を断念させるところまでもっていける。…そんな確信が湧いてきます。力を合わせて頑張りましょう。・・・匿名(14/03/21)
返信
コメントをありがとうございます。
安倍氏のこの危険な目論見が完全に挫折・破綻することを見届けたいものです。・・・湯沢 事務局(14/03/21)
☆コメント2
憲法を守るということを続けるのは、日本を滅ぼすということとほぼ同じです。
私は湯中生ですが、平和公演のあとほとんどの友人は言っていたことが理解できないと言っていました。
理由は簡単です。中学生でも、私達の生活と安全。そして大切な人を守ってくれるのは選挙を通じて選ばれた政治家のもと行動する自衛隊だと知っているからです。
そして、昨今の安全保障環境を考えれば防衛力の強化、そして私達の生活をもっと安心できるものにする憲法改正が必要な事は、明白です。私達若者の責務は、戦後失われた公の精神や日本人としての誇りを取り戻すことです。最後に少し前にもこの会の理念に反するコメントを書き込みましたが載せて頂けませんでした。なぜでしょうか?この事についてだけでも返信頂けませんでしょうか? ・・・匿名(14/03/30)
返信
国に自らを守る自衛権があることは広く認められていますが、憲法9条はそれを極めて限定しており、自衛隊の装備のレベルを抑制し、海外派兵等を禁止しています。その結果、これまでただ一人の外国兵を殺すこともなく、日本は平和に徹して経済的な発展も遂げてきました。
憲法を改正し、公の精神を個人の自由に優先させ、軍事力を強化するという考え方は、やがては相手国との果てしない軍拡競争へとつながります(嘗ての米国・ソ連がそうでした)。
当然軍事が最優先になり、民生は抑圧され=多くの国民は貧しくなり、軍事法廷も徴兵制度も復活します。そういう事態は絶対に防ぎたいものと考えています。
(追記)少し前に「会の理念に反する」コメントを書かれたということですが、当方は受け取っておりません。意味が不明であったり、記事に全く無関係なコメントは削除することもありますが、当会の理念に反するからと言ってコメントを削除することはしておりません。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント3
一つ質問ですが、この会は国家の持つ自衛権は容認しているということでしょうか?
また、現代の軍事の常識として徴兵制は、極めて非効率的なものです。(兵器のハイテク化が進んでいるため。)ですから徴兵制の復活する可能性は極めて低いです。
なにより軍隊を持っている国には、当然の事として軍事法廷があります。
またドイツやイギリス、台湾、韓国も徴兵制があります。(ドイツは最近廃止) この事を踏まえてなぜ徴兵制や軍事法廷があると国民が貧しくなっていくのでしょうか?・・・匿名(14/03/30)
返信
急迫不正の侵略に対しては当然自衛権を発揮できると考えます。
兵員が間に合う範囲では確かに徴兵制は敷かれないと思います。しかしこれまで米軍は各地で戦争を起こして来ましたので、もしも日本がそれに追随して派兵をするようになれば、現有勢力では間に合わなくなる可能性があるのではないでしょうか。
米国などがそうであるように、国が軍備の拡充に力を入れれば当然国家予算は膨張します。その結果増税されたり、社会保障費が削減される惧れは十分にあると考えます。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント4
自衛権を認めるというということは、平和のために軍事力が必要だと認める訳ですね?また自衛権の行使によって軍隊同士(日本は自衛隊)が交戦し、戦争あるいはそれに近い事態が発生するのは明白ですが?
それこそ憲法9条の戦争放棄に違反しないのですか?
追記
会の理念に異なる意見にも返信して頂き感謝します。・・・匿名(14/03/30)
返信
侵略を受けたときに防衛のために戦うのは当然であって、国に固有の自衛権の発動です。
先にも書きましたが、憲法9条の規定は日本に対する急迫不正の侵略に対して自衛権を発揮することまで否定していないので、憲法9条に違反するものではないと考えます。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント5
先進国の軍事予算のGDP比は日本よりもずっと多いですが?また質問にもう一つ答えて下さい。なぜ軍事法廷が復活してはいけないのですか?軍事法廷は軍法という法律に違反した軍人を裁く裁判で、軍人特有の事情を考慮するためにあります。いけないものではなく公平なものではないでしょうか? 当然最高刑は死刑になることもあります。ましてや、私達民間人を罰するためのものではありませんが? ・・・匿名(14/03/30)
返信
「先進国」はすべて多大な軍事予算を組んでいるということで、その分 民生が圧迫されていることは明らかです。
軍事法廷のイメージは明らかではありませんが、大雑把に言えば戦前の軍法会議と殆どダブっているのではないでしょうか。三審制をもっていたり、現有憲法の第3章32条や37条で保証されている人権に立脚したものとは思われません。
また軍人だけが関与するものであるから無関係とも考えません。いずれ民間人も巻き込まれる惧れは十分にあります。 ・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント6
では、民間人を巻き込むというのは、どのような場面でしょうか?・・・匿名(14/03/30)
返信
具体的なイメージをそれほど持っているわけではありませんが、軍人から民間人への軍事秘密の漏洩とか、同じルートでの軍需物資の横流しなどが考えられます。その場合多分 民間人も軍事法廷で裁かれることになると思います。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
自民党 憲法「改正」に執念(14/03/27)
☆コメント1
憲法改正の話がでたので、憲法について一つ質問があります。現在の憲法9条では、戦争の放棄と戦力の不保持、交戦権の否認を定めています。これを純粋に解釈すれば、日本はたとえ外国と戦争が勃発しても一切反撃せず、座して死を待つということになります。あなた方の会は、それでよいと考えているのでしょうか?戦争が起きないよう外交で努力すればよいというのは(原発再稼働派にもいえることですが)最悪の事態は考えたくないという極めてわがままな考えと言わざるをえません。 もし現在の憲法のままならば、それは、『戦争するな!戦争するくらいなら反撃せず、憲法のために死ね』と言っているようなものですが.........・・・匿名(14/03/30)
返信
コメントをありがとうございます。
憲法9条の規定は、日本に対する急迫不正の侵略に対して自衛権を発揮することまで否定していない、というのが公けに認められている考え方です。座して死を待つという考え方はしておりません。
そういう事態に至らないように、常に広い意味での外交に努めるというのは当然であり、もっとも肝要なことであると考えます。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント2
ということはこの会は自衛隊の存在を認めているのでしょうか?自衛権を行使するさい憲法の制約があっては自衛権は満足に行使できません。
また、憲法の制約があるので自衛隊は満足に行動できません。
あなた方の会は言っていることが矛盾しています。・・・匿名(14/03/30)
返信
自衛隊の存在は認めています。
また自衛のための戦闘といえども憲法9条の制約を守るべきであると考えています。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント3
憲法の制約を守っていては、戦闘したって負けます。
理由
速やかな出動ができない。
敵基地の攻撃ができないので量の劣る日本には、そのうち限界が起きる・・・匿名(14/03/30)
返信
その辺になると極めて専門的な話になってくるので、当方は十分な知識を持っていませんが、そうした不利を忍びながら戦争放棄を宣言しているところに平和憲法の意義があり、海外から信頼を得ていると考えます。・・・湯沢 事務局(14/03/30)
☆コメント4
全く専門的な話ではありません。もう少し有事の際の法律や自衛隊法、自衛隊について等を調べた上で活動するのをおすすめいたします。最後に、せめて有事の際その憲法の制約によって満足に自衛権を行使できず、あなた方の親戚や家族、親しい友人などが命を落とすようなことがあっても国家権力を批判せず、事実を受け入れる覚悟をお持ちになって今後とも活動を継続していただきますようお願いいたします。重ね重ね、私のような改憲派のコメントにも返信頂けた事、感謝致します。・・・匿名(14/03/31)
返信
コメントをありがとうございます。
憲法は国家の原理を定めたものなのでそれを尊重することを前提にして、なによりもまずはそうした「有事」に至ることがないように訴えるなど、最善を尽くしたいものと思います。・・・湯沢 事務局(14/03/31)
☆コメント5
最後に
憲法について活動するのに自衛隊法等や、日本の安全保障政策を熟知していないのはおおいに問題があると言わざるをえません。・・・匿名(14/03/31)
返信
まず「憲法の制約があっては自衛隊が十分に活動できない」という点ですが、現憲法下でも国の自衛権が認められている以上、侵略を受けたときに領海・領空(・領土)内で防衛の戦争を行う点について何も制約するものではありません。
問題は、領海外・領空外での戦闘、さらには相手国内への攻撃について9条との関係でどうあるべきなのかということであって、その点については専門家で十分に話し合う必要があると思います。これは自衛隊法がどうであるかということではなくて、憲法との関係で論じられるべき話です。
日本の安全保障政策については、ひたすら対米従属を旨としていて、あたかも米国(軍)の下部組織になろうとしているかの様に見受けられる点を大いに憂慮しています。・・湯沢 事務局(14/03/31)