2014年12月23日火曜日

在日米軍関係経費 日本負担6739億円

 2014年度在日米軍の関係経費の日本側負担分は6739億円で在日米軍の兵士や家族1人あたり約1240万円に達します。
 もともと在日米軍の経費負担は基地の地代などに限られていましたが、金丸信氏に始まった米軍「思いやり予算」が拡大し、日本人従業員の給与や米兵住宅の建設費、水光熱費まで払うようになりました。
 これら費用の大半は政府の解釈でも、日米安保条約上の負担義務がありません。
 
 1978年~2007年間の日本負担経費の推移は下表のとおりで、この間の累計額は14兆5,338億円に達します。
 
在日米軍関係経費の推移
経 費
 
経 費
 
経 費
(億円)
 
(億円)
 
(億円)
1978
1,759 
 
1988
3,536 
 
1998
6,540 
1979
2,090 
 
1989
3,970 
 
1999
6,855 
1980
2,180 
 
1990
4,405 
 
2000
6,918 
1981
2,286 
 
1991
4,771 
 
2001
6,808 
1982
2,502 
 
1992
5,176 
 
2002
6,687 
1983
2,568 
 
1993
5,612 
 
2003
6,783 
1984
2,846 
 
1994
5,943 
 
2004
6,683 
1985
2,985 
 
1995
6,257 
 
2005
6,569 
1986
3,057 
 
1996
6,462 
 
2006
6,564 
1987
3,399 
 
1997
6,549 
 
2007
6,578 
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在日米軍関係経費 日本負担6739億円 14年度
米兵・家族1人あたり1240万円 日本国民には負担増
しんぶん赤旗 2014年12月22日
 在日米軍の関係経費総額のうち2014年度の日本側負担分は6739億円であることが、外務省が日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に提出した資料をもとにした本紙計算で判明しました(表)。前年度比287億円増で、米軍「思いやり予算」が始まった1978年度以降では3番目の高水準です。
 
 在日米軍の兵士や家族1人あたり約1240万円に達します。国民には消費税増税などの負担増を押し付けておきながら、米軍にはひたすら奉仕する―。誰のための政治なのか、鋭く問われます。
 
 内訳を昨年度と比較すると、在日米軍再編に伴う米空母艦載機部隊の岩国基地(山口県)移転経費が220億円増と大幅に増えています。艦載機の格納庫や米兵用の住宅建設などが計画されており、今後、段階的に増える可能性があります。
 総工費が少なくとも3500億円以上とされる沖縄県名護市辺野古への新基地建設も狙われています。
 
 もともと在日米軍の経費負担は基地の地代などに限られていましたが、米軍「思いやり予算」が拡大。日本人従業員の給与や米兵住宅の建設費、水光熱費まで払うようになりました。さらに、米軍再編経費で、基地の「移転」や海外基地の建設費まで負担しています。これらの大半は政府の解釈でも、日米安保条約上の負担義務がありません。
 


表