東京では有楽町マリオン前で宣伝しました。
石川県では金沢市武蔵町で、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使への反対を訴える街頭活動を行いました。
また市民団体「戦争をさせない石川の会」は記者会見し、「私たちは日本を戦争する国にさせません」を大書した反戦の意見ポスターを発表しました。
ポスターには約九百人が賛同し、うち約七百五十人の名前が載っています。
しんぶん赤旗と中日新聞の記事を紹介します。
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戦争への道止めよう 日本母親大会連絡会 「赤紙」配り宣伝」
しんぶん赤旗 2014年12月9日
73年前、日本が太平洋戦争に突入した日の8日、母親大会連絡会は各地で赤紙(召集令状)を模したビラを配り、「戦争への道をストップさせ、憲法9条を守ろう」と呼びかけました。「平和を守る母親全国連鎖行動」です。
日本母親大会連絡会は東京・。全労連の長尾ゆり副議長は、安倍政権が集団的自衛権行使容認の「閣議決定」した直後、高校生に自衛隊勧誘のダイレクトメールが届き、「赤紙かと思った」と不安が広がったことにふれ、「集団的自衛権行使は自衛隊が米国と海外で戦争することです。日本を守ることでも、国民の命を守ることでもありません」と訴えました。
全日本年金者組合の森口藤子副委員長は、川崎空襲の体験を語り、「こんな思いを二度と世界の子どもにさせてはいけない。日本を世界のあちこちで戦争する国にしてはいけません」と訴えました。
小畑雅子代表委員(全労連女性部副部長)は「『戦争に行かない、選挙に行こう』が合言葉のように広がっています。憲法を生かした社会の実現のために力を合わせましょう」とのべました。
「開戦の日」平和への行動
中日新聞 2014年12月9日
太平洋戦争の開戦日の八日、(石川)県内の市民団体はさまざまな反戦のアピールを行った。国民の「知る権利」を侵害するおそれがある特定秘密保護法の施行が迫り、他国を武力で守る集団的自衛権の行使を認める閣議決定が行われた。戦争の準備につながる動きが続く中、各団体は平和を強く訴えた。(清水俊介)
金沢で市民団体が「つどい」
市民団体の「金沢市革新懇」と「金沢北部革新懇」は、平和への誓いを新たにする「不戦のつどい 2014」を、金沢駅東口もてなしドームの地下広場で開いた。
会場では広島や長崎の原爆に関するパネル展示や反戦川柳、平和の絵手紙などが紹介された。また、昭和初期に川柳で反戦を訴え、当局に逮捕されて短い生涯を終えた石川県出身の鶴彬に関するコーナーも設けられた。ステージでは反戦の歌や紙芝居も披露された。
北部革新懇の岩原茂明事務局長は「開戦の日にぜひ、戦争がどんなことなのか考えてほしい」と話した。
金沢で女性団体
県内の主婦や働く女性でつくる県母親大会連絡会は金沢市武蔵町で、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使への反対を訴える街頭活動を行った。
母親大会は一九八〇年から毎年十二月八日に、全国四十七都道府県で赤紙(召集令状)を複写したビラを配って平和を訴える活動を続けている。
小倉恵美実行委員長は「安倍政権のもとで、戦争ができる国づくりが進んでおり、今年は大変な危機感を持っている。子や孫が戦地に行くようなことは止めなければいけない」と力を込めた。
名前入り意見ポスター完成
安倍政権が集団的自衛権行使を認める閣議決定をしたことを受けて設立された市民団体「戦争をさせない石川の会」は記者会見し、反戦の意見ポスターを発表した。
ポスターのメッセージは「私たちは日本を戦争する国にさせません」。同会は七尾市在住の加賀友禅作家志田弘子さんに図案を依頼。志田さんは「小さないのちに 明日への希望を手渡すために」という題で、母親が子どもを抱くデザインの染め絵を提供した。
ポスターには約九百人が賛同。うち約七百五十人の名前が載っている。ポスターは三千五百枚印刷し、賛同者全員に二枚ずつ配布、掲示を呼びかける。
同会共同代表の莇(あざみ)昭三・城北病院名誉院長は開戦の日に発表した理由について、「今は戦後だが、やがて戦前になるかもしれない。戦争がなぜ起き、どういう結末になったか、みんなで考えてほしい」と話した。
もう一人の共同代表山村勝郎・元金沢星稜大学長は「誰でも個人としては戦争には反対だが、国家の行為として起こる。反戦を心の中で思っているだけではだめで、声を上げないといけなくなった」と表情を曇らせた。