2014年12月22日月曜日

事実を報道しない日本のメディア 卑しい編集委員たち

 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」報告書において、14年度の日本の「報道の自由度」は世界の中で59位です。12年には22位でしたが、13年には53位に下がり、14年には更に6つ順位を下げました。
 
 日本では報道の自由が保障されているので本来はもっとずっと上位に位置するはずなのですが、マスコミの側に報道の自由を堅持する意思がなく、トップや幹部さらにはその下のメンバーまでが政権に懐柔され篭絡されていることが、海外のメディアに正確に見透かされているためです。
 
 メディアの実態を知る人たちからは59位は正しい評価であると見られています。
 現実にしんぶん赤旗などによって、首相とメディアのトップなどとが会食した事実が何度も報じられています。
 
 メディアであれば本来は避けるべき政権トップスとの会食や、それによる報道の手加減や提灯持ちの報道などはあってはならないことですが、なぜかそうした意識は全く持っていないようです。

 かつては報道機関は社会の木鐸と称されました。
 新聞一紙でも本気になれば内閣を倒す力を持っているとも言われました。
 そんな話は今は夢のまた夢というべきです。
 政権と官僚たちに迎合し結局は隷従している日本のメディアは、一体どうなっていてこの先どうなるのでしょうか。
 
 カレイドスコープが「安倍のグルメ接待で事実を報道しない卑しい編集委員たち」と題するブログを発表しました。
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安倍のグルメ接待で「事実を報道しない」卑しい編集委員たち
カレイドスコープ 2014年12月20日
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     日本以外のどの海外メディアでも、一斉に集団的自衛権に
     反対するデモが大きく扱われている
 
この国の人々は、完全に一部の人間たちによって「騙されている」のです。それは、信じられないほど愚劣な人間たちなのです。
 
税金で、マスコミ編集委員たちをグルメ接待する
非公党・自民党の信じられない傲慢と悪質
 
「集団的自衛権の行使」に反対する人々の抗議デモは、日本だけでなく、中国、韓国で盛んに行われています。
「Right of collective self-defense」で画像検索すれば、抗議デモの画像がたくさん出てきます。これで、世界中のメディアが取り上げていることが分かるでしょう。
では、「集団的自衛権」で画像検索してみてください。ぐっと数が減っています。日本のメディアが取り上げていないのです。
集団的自衛権だけではなく、原発・放射能問題、TPP・・・すべてにおいて、英語に触れあう機会の少ない日本人には正しい情報がブロックされているのです。だから、日本人は、本当に「まったく何も知らない」のです。
 
これは、自分で調べていって初めて分かることなのですが、ほとんどの日本人は、それさえやろうとしません。
政府と結託したマスメディアの連中は、「日本の有権者は馬鹿なので、この程度で騙せる」とタカをくくっているのです。
だから、今回も、投開票日の翌々日の12月16日の晩、「読売」「朝日」「毎日」「日経」・NHK・日テレ・時事通信の編集委員クラスが、堂々と安倍首相と「寿司談義」に花を咲かせることができるのです。
マスコミのメンバーは、「12月16日 首相動静」に書かれています。
 
今回の衆院選も、大嘘を次々と連発する安倍首相と、グルメで手なづられたマスコミ幹部による「不正選挙」でした。
12月16日、西新橋の寿司店に集まったマスコミ連中は、参院選前の5月15日に安倍首相と寿司を食べた面子と同一の人間たちです。(下)
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集団的自衛権の行使容認よって生まれるさまざまな利権にあやかろうというメディアの、安倍首相の「寿司とも」たちが、選挙のたびに報道をコントロールしてきたのです。これ以上の犯罪者は、いないでしょう。この醜悪な面相が、それを物語っています。
毎回、名前の挙がる田崎史郎が自ら「しきり役」を買って出ているようで、店外で待っていた記者8人に簡単なブリーフィング。「これは完全なオフレコだから、扱いに気を付けろよ。自民党の都合の悪いことは一切書くな」と。大方、こんなことを指示していたであろうことは、誰でも想像がつくでしょう。
 
田崎史郎は、大物に取り入ることが上手です。
かつて、小沢一郎とは毎晩のように呑む間柄だったが、1992年1月以来、小沢から一方的に遠ざけられて、取材できない状態になってしまったということです。ここから小沢に恨みを持っているようです。
これは田崎が記者として信用に値しないと、小沢一郎が判断したからです。
以来、小沢一郎とは犬猿の仲となり、「反・小沢」で知られるようになりました。
だからなのか、安倍晋三に対する忠犬ぶりは異常です。
私怨によって、過去に記事を曲げることがあったとすれば、ジャーナリストとして失格どころか、犯罪者なのです。
 
田崎史郎は、2012年12月16日、第46回衆院選の投票日当日の選挙特番で、有権者がこれから投票所に向かおうとしているときに、「個人的には、日本はTPPに参加すべきだ」と公共の電波を使って主張した男です。
田崎が、その長年の記者生活で学んだことは、日本人が「個人的」という言葉を「世間の風潮では」と勝手に脳内変換して解釈する国民であることを知り尽くしたことでしょう。
国民の真の敵とは、田崎のようなゴロのことを言うのです。
 
一国のトップと、これを批判すべきマスコミの、それも編集委員が、何度も食事を共にするなど、海外メディアでは、「ありえないこと」で、この異常な「蜜月」を書きたてている外国メディアも多く出てきています。
ところが、それだけではないようです。
自民党によるメディアのグルメ接待漬けは、地方の県連でも堂々と行われています。
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投開票翌日の12月15日、自民党と記者クラブとの懇談会と称する「政治資金を使ったマスコミ接待」が、数ヵ所で堂々と行われていたようです。
 
古館一郎キャスターの報道ステーションに出ると、かなり突っ込まれて恥をさらすことが分かっているので、これを拒否。
代わりに、権力にぴったり寄り添い、「あたかも不正な選挙を正当であるかのように演出する」マスコミの連中と寿司を食べながらの秘密談義に「一時の癒し」を求める安倍晋三という男は、政治家以前に、もっとも日本人として、ふさわしくない人間です。
 
こうした連中が、あなたのお子さんを戦地を行くよう仕向けているのです。