「企業で働く人たちにも平和の問題を考えてもらいたい」と、海運、金融、出版、商社、生保、損保など異なる業種の10職場でつくるそれぞれの九条の会は「職場九条の会・共同行動実行委員会」を結成し3日、国会内で記者会見しました。
同実行委員会は共同ビラを作成し15日午後2時から、東京都新宿駅西口で街頭宣伝を予定しています。
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損保 海運 銀行 商社…大軍拡阻止へ共同 10産業職場九条の会 実行委を結成
しんぶん赤旗 2023年4月4日
「企業で働く人たちにも平和の問題を考えてもらいたい」―。海運、金融、出版、商社、生保、損保など異なる業種の10職場でつくるそれぞれの九条の会は「職場九条の会・共同行動実行委員会」を結成し3日、国会内で記者会見しました。日本が再び戦争への道を突き進むことを止めたいと、共同で行動することを表明。アピールでは「『戦争はダメ!』の声をあげましょう」と訴えています。
産業や職場に基盤をおく九条の会が「大軍拡反対」で連携し共同するのは初めてです。
損保9条の会の佐藤秀光さんは結成までの経過を話し、「戦後の出発は平和。平和であってこそ生業(なりわい)がなりたつ」と強調しました。
各職場の出身者らが発言。海運九条の会の上原磐一さんは、大軍拡をすすめる岸田自公政権の動きを「自衛隊の能力を強化するところまできている。攻められ攻め返すために税金を使っている」と批判しました。
銀行九条の会の黒木信雄さんは「安保3文書」を決めた有識者会議に銀行の頭取が参加していることにふれ、「見過ごせない」と強調。戦争になったら海外に展開する銀行支店が打撃を受けると述べました。商社九条の会・東京の代表は、中東では平和憲法があるので日本人はシンパシーを持って受け入れられたと発言しました。
同実行委員会は前出の九条の会のほかに、外銀九条の会、出版OB九条の会、出版流通九条の会、生保9条の会、千代田九条の会、東京労金OB九条の会でつくります。
同実行委員会は共同ビラを作成。15日午後2時から、東京都新宿駅西口で街頭宣伝を予定しています。
「湯の町湯沢平和の輪」は、2004年6月10日に井上 ひさし氏、梅原 猛氏、大江 健三郎氏ら9人からの「『九条の会』アピール」を受けて組織された、新潟県南魚沼郡湯沢町版の「九条の会」です。