2013年11月28日木曜日

山梨県でベアテさんの映画上映

 故ベアテ・シロタ・ゴードンさんのドキュメンタリー映画「ベアテの贈りもの」が30日、山梨県北杜市で上映されます
 
 オーストリア生まれのベアテさんは少女時代を日本で過ごし、終戦後日本国憲法の草案作成に携わり憲法に「女性の権利」「男女平等」の概念を盛り込みました。
 そうした活躍が明らかにされたのはかなり後になってからでしたが、その後は招待に応じて何度か来日して各地で講演を行いました。
 
 昨年に89歳で死去しました。
(ベアテ 関連記事)
   2012年7月20日【憲法制定のころ5】 憲法調査会におけるベアテ参考人の陳述
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憲法の「成り立ち」知って 山梨、ベアテさん映画上映へ
朝日新聞 2013年11月27日
  日本国憲法の草案作成に携わり、憲法に「男女平等」の概念を盛り込んだ、故ベアテ・シロタ・ゴードンさんのドキュメンタリー映画「ベアテの贈りもの」(2004年・藤原智子監督)が30日、北杜市の生涯学習センターこぶちさわで上映される。映画の製作委員会副代表・落合良さんの講演もある。
 
 ベアテさんはオーストリア生まれ。1929年に来日し、大学進学のため渡米したが、連合国軍総司令部(GHQ)の民間職員として日本に赴任した。戦後、22歳のときに日本国憲法草案委員として、法の下の平等や男女の平等につながる内容を起案した。昨年12月に89歳で死去した。
 
 上映会は、(山梨)県内では見る機会が少ない名画を選んで自主上映する市民グループ「シネ・やまなし」が主催する。北杜市や富士川町で、25年にわたり上映会を開いてきた。今回の作品は、憲法改正の議論がされるなか、その成り立ちを知ってもらうために選んだという。代表の笠松みよこさん(69)は「特に若い人たちに見て考えてほしい」と話す。
 
 上映会は午後1時半と午後4時から。落合さんの講演は午後3時10分から。前売り800円(当日千円)、高校生以下無料。問い合わせ先は笠松さん(0551・32・2738)。