2016年12月20日火曜日

オスプレイ 全面飛行を再開 翁長知事言語道断と

【電子号外】オスプレイが全面飛行再開 普天間飛行場、沖縄の反発押し切る
琉球新報 2016年12月19日
 13日夜に名護市安部の海岸で墜落して以降、飛行を停止していた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが19日午後1時58分、宜野湾市の普天間飛行場を離陸し、飛行を再開した。伊江島の補助飛行場からも午後2時32分、駐機していた1機が離陸した。
 オスプレイが墜落した名護市安部の現場ではまだ機体の大部分が回収されずに残っている。機体回収も完了しない状況で、事故から6日後に飛行再開することに県民の反発は一層強まりそうだ。
 普天間飛行場のオスプレイ1機が19日午後1時43分ごろ、プロペラを回し始め、同50分ごろにはもう1機のプロペラも回転を始めた。
 
 米軍は19日の飛行再開の理由について伊江島補助飛行場に駐機しているオスプレイを普天間に戻すためと説明していたとされる。
 伊江村の着陸帯「LHDデッキ」付近にあるヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)に1機が駐機しているのが18日午後に確認されていた。同機体は事故が発生した13日以前に伊江島に飛来していたとみられるが、飛来した詳しい期日や理由は明らかになっていない。
 19日正午前から伊江島補助飛行場ではトラックが行き交うなどしているのが確認されており、午後2時の飛行再開に向けて準備していたとみられる。
 
 沖縄防衛局は米軍が19日からオスプレイの飛行を全面再開する意向を受けて、同日朝、職員らを派遣し、県庁や名護市など地元関係自治体に飛行再開を伝えていた。【琉球新報電子版】

オスプレイ飛行再開 翁長知事「言語道断 法治国家ではない」
NHK NEWS WEB 2016年12月19日 
オスプレイの飛行再開について、沖縄県の翁長知事は、記者団に対し「言語道断だ」と述べました。そのうえで翁長知事は、記者団が「政府が飛行を容認したことをどう思うか」と質問したのに対し、「そういう政府はもう相手にできない。法治国家ではない」と述べました。
 
名護市長「到底、納得できない」
沖縄防衛局の幹部は、19日午前、事故のあった沖縄県名護市の稲嶺市長と面会し、アメリカ軍がオスプレイの飛行再開を決めたことを説明して理解を求めました。これに対し、稲嶺市長は「とても信じられない。オスプレイの安全性が確認されたとはいったいどういうことなのか。到底、納得できない」と述べ、強く反発しました。
このあと稲嶺市長は記者団に対し、「まだ十分な検証ができていない中、政府が、飛行再開について『わかりました』というのが理解できない。沖縄県民の生命と財産を軽んじている。言語道断だ」と述べました。
 
地元 宜野湾市民から批判の声
アメリカ軍がオスプレイの飛行を全面的に再開させることについて、オスプレイが配備されているアメリカ軍普天間基地のある沖縄県宜野湾市の市民からは批判の声が聞かれました。
このうち45歳の男性は「飛行の再開は早すぎると思う。原因の調査も終わらない中、説明責任を果たしていないのではないか」と話していました。また、31歳の女性は「子どもの通う学校の上空も飛ぶので、再開は早いと思う。ただ、地元が何を言っても聞いてくれないので諦めの気持ちです」と話していました。