2017年3月20日月曜日

たまには安倍首相答弁の忠実な書き起こしを新聞に載せるべきと

 ブログ:「村野瀬玲奈の秘書課広報室」が、「日本の新聞はたまには安倍首相答弁一言一句まで書き起こしたものを紙面に載せるべきだ」とする記事を出しました
 
 安倍首相が、自分に取って都合の悪いことを訊かれても、それには答えずに関係のないことを延々と述べ立てる人間であることは夙に知られていますが、村野氏の今回の主張は、そのことを国民に確認してもらおうというのではなくて、それ以前の問題として、そのときに彼がどんな日本語を口にしているのかをリアルに認識してもらおうという意図からです。
 結論から言うと「ソレは実に無残なモノ」であって、そうしたものが日本の国会の議事録としてずっと残されることを思うと国民として何とも惨めな思いがします。 
 しかし新聞やNHKでは、その無残な「答弁」が全く別物といっていいほどに編集して審議要旨として記事にしたり、あるいはNHKなどでの短時間の首相発言報道となっています。
 
 村野氏はかつてそのことを「新聞紙上やNHKでは、まるで首相の音痴下手な歌を音声修正ソフトで作り直したかのような具合に加工して報道しており、それは彼の政治家としての実力粉飾するもの、非力なスポーツ選手がドーピングして記録をかさあげしたもの、赤字企業が粉飾決算したものにも等しい(要旨)」と述べています。 ⇒http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6910.html 
 
 勿論キチンと修正して成文化したものであれば問題はないということではなくて、やはりデタラメ極まるものであると村野氏は批判しています
※ 2015年3月11日 騙しのテクニック 安倍政権
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日本の新聞は、安倍首相答弁の一言一句までの書き起こしを
たまには紙面に載せるべきだ。 #Abenormal
村野瀬玲奈の秘書課広報室 2017/03/20
最近のいわゆる安倍首相の国会答弁の書き起こしを紹介します。安倍首相の答弁は、新聞などに載っている要約だけ読んでいたのではダメです。安倍首相の言うままに書き起こしたものを定期的に読まなければ、日本の政治のレベルを正確に理解することはできません。
(ツイートを例示:省略)
 
このツイートで紹介されている書き起こしからごく一部だけ引用します。福島みずほ氏の質問に対する答弁です。福島みずほ氏の質問と安倍氏の返答をセットにして引用します。全文を読みたければリンク先をどうぞ。 ⇒ http://itest.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1489415689/ 
 
福島みずほ 
同僚議員の質問に対して「行くことになっていた」という風におっしゃっていたりこないだ福山さんの質問に対して、福山さんは、これ元々、総理が講演することになっていたということを、質問の中に織り込んで質問されたんですがそれに対してそれを否定されなかったので総理が9月5日、講演することになっていたんですか? 
 
安倍晋三 
それがですねぇ、何の関係があるんですか?(ヘラヘラ)(外野もヘラヘラ) 
わたくしがですねw、えー、なにか、講演する事になっていたら大変、大問題だったかの如く、え、お話をされておりますが えー、様々な方々がですね、えー、森友ほー、学園で、講演をしておられる、わけで、ございまして わたしもその一人としてですね、おそらく、えー、依頼をされたんだろうと、おー、思うわけでありますが、 それは家内に、依頼があってですね、えー、あ、だったら行けたら行けますよ、という、ま、そんな感じなんですよで、それをですね!(語気強まる)なにか、イメージ操作でですね、なにか、わたしが森友学園と深い関係があったかの如く、質問されるのはもう、これは国民的にもですね、必ずしもそれはそうではないw、という風に、思って頂けているのではないかとわたくしと森友かん、学園との関係においてはですね、ですから、問題の核心は何かということを、え、お考えになった方がよろしいのではないかとわたしは思うわけでありますが、いずれにせよですねえ、これは、関係無いという事でございます
(引用ここまで)
 
しどろもどろで文章になっていません。というか、一言で済むはずなのにこんな長々と無意味音節を連ねる意味がありませんひどい日本語であり、ひどい答弁です。リンク先の全編がこの調子です。これが噂の安倍語ですが、こんな日本語しか話せない人を何年間も首相にしておくなんて、日本国と日本人にとって国辱的事態ではないかと思うわけです。
こういう安倍語に対しては、たいへんにもっともなツッコミがたくさんはいっています。たとえば、次のようなもの。
(ツイートを例示:省略)
 
これ以外にも安倍答弁のしどろもどろぶりが分かる実例はたくさんあります。たとえば、過去に記録したこれ。
 
■いわゆる安倍首相のですね、グダグダなですね、理解不能なですね、いわゆる水増し答弁を聞くためにですね、まさにそういう3億円を毎日捨てているわけでごじゃます。  2015/07/12 19:00
■「表現の自由の優越的地位」をめぐる民主党・山尾志桜里議員の質問への安倍総理の答弁の報道。これはドーピング政治、粉飾報道、大根役者総理と呼ぶべき。  2016/02/22 04:00
 
安倍首相の日本語力、政治的実力の足りなさの問題だけではありません。編集して報道することによって、ダメな政治家がまともな政治家のように粉飾されるのは大きな問題です。日本の政治を腐らせる元凶と言ってもいいでしょう。いわゆる報道機関の演出が日本の政治をダメにします。上にリンクした過去記事でも書いたように、ドーピング政治であり、粉飾報道です。
 
日本の新聞は、安倍首相答弁の一言一句までの書き起こしをたまには紙面に載せるべきです。日本のテレビは、このグダグダな安倍の日本語をたまには編集抜きでそのまま報道すべきです。この程度の日本語使いが首相であることをすべての日本人に知らせたうえで、安倍内閣を支持するかどうかの世論調査をやるべきです。