各社が行った世論調査で、憲法9条に「自衛隊を明記」することに「反対」が「賛成」を上回りました。
朝日新聞社が23、24日に実施した全国世論調査では、「反対」が45%で「賛成」36%を上回りました。
年代別では、18~29歳は「賛成」49%で「反対」34%を上回りましたが、他の年代では反対の方が多く、特に60代では反対54%(賛成27%)でした。男女別では、男性は45%が賛成で女性の賛成は28%でした。(記事のコピーはできないので原記事 ⇒
http://www.asahi.com/articles/DA3S13196392.html を参照ください)
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北海道新聞が23、24日に行った全道世論調査では、「安倍首相の元では反対」を含めて「反対」が62%で「賛成」は36%でした。
長崎新聞が22日投票日の出口調査の際に行った調査では、「反対」が36%で「賛成」は31%でした。
ここでも10代~20代の世代に「賛成」が多い傾向が見られました。
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改憲論議反対62% 全道世論調査 自民大勝、賛否並ぶ
北海道新聞 2017年10月25日
北海道新聞社は衆院選直後の23、24両日、全道世論調査を行った。憲法改正論議について「誰が首相でも進めるべきではない」が34%、「安倍晋三首相の下で進めるべきではない」が28%で、計62%を占めた。自民、公明両党は国会での改憲発議に必要な3分の2を超す議席を維持したが、有権者の多くが当面の改憲に慎重であることが浮き彫りになった。自民が大勝した結果に関しては「良かった」「良くなかった」が共に32%で、同じく自民が大勝した2014年衆院選後の調査と同様、拮抗(きっこう)した。
改憲論議を「進めるべきだ」は36%だった。62%だった「進めるべきではない」の男女別は、男性50%、女性72%。支持政党別では、立憲民主党支持層で86%、無党派層で76%、自民党支持層でも33%に上った。
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9条改正 反対36、賛成31
長崎新聞 2017年10月25日
長崎新聞社などが衆院選投開票日の22日、県内の投票所で実施した出口調査で、憲法9条改正に「反対」と答えた人は4選挙区全体で35・7%と「賛成」の31・4%をやや上回った。「分からない」とした人は32・9%だった。選挙区別では長崎1、2区で反対が、3、4区で賛成がそれぞれ上回り、地域差があった。
長崎1区は賛成30・1%、反対38・6%で、全体の数字よりポイント差が大きかった。被爆地長崎では、戦争放棄や戦力不保持を定めた9条を変えることへの抵抗感が強いとみられる。ただ、2区では賛成26・9%、反対37・3%と、さらに差が開いた。
一方、4区では賛成34・0%、反対27・4%と逆の結果が出た。陸海の自衛隊基地を抱える佐世保市では、9条に自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相の改憲提案が一定受け入れられた可能性がある。
中国の軍備増強や北朝鮮のミサイル、核開発など日本を取り巻く安全保障情勢が緊迫しているが、国境離島を含む3区では賛成31・8%、反対31・4%と、ほぼ拮抗(きっこう)した。
年代別の傾向を探ると、長崎1区では18、19歳の3割近く、20代の4割近くが賛成と答え、それぞれ反対を上回った。30代以上はいずれも4割程度が反対した。2区では18、19歳の6割以上が賛成したが、20代以上では、いずれも反対が賛成を上回った。3、4区は、はっきりした傾向はみられなかった。
支持政党別では、全選挙区でおおむね傾向が一致。自民支持者は賛成する人が最も多く、各選挙区の4~5割を占めた。立憲民主支持者は6~8割が反対。希望支持者も反対が多かったが3~5割で、立憲民主より割合は低かった。
出口調査はNBC長崎放送、毎日新聞社と合同で実施。県内の投票所50カ所で有権者計2529人から回答を得た。このうち9条改憲についての質問に回答したのは2458人だった。