共同通信社が9月30日、10月1日に実施した世論調査では、比例代表の投票先政党は自民党24・1%、希望の党14・8%、公明党4・9%、共産党4・9%、日本維新の会2・4%でした。
内閣支持率は9月23、24日調査結果から4・4ポイント減の40・6%で、不支持率46・2%を下回りました。
読売新聞社が9月28日夕~29日に行った世論調査では、衆院比例選での投票先は、自民党34%、希望の党19%、公明党6%、共産党5%、日本維新の会2%でした。
北海道新聞社が行った全道世論調査では、「衆院選後に憲法改正論議を進めるべきか」という質問に対し「進めるべきではない」が66%で、「進めるべきだと思う」は32%でした。
9条改正については「将来にわたり改正する必要はない」が33%、「改正は必要だと思うが、時期尚早だ」が23%で、二つを合わせた「慎重派」は56%でした。
「今の条項は残し自衛隊の存在を明記すべきだ」は33%、「改正して国防軍と明記すべきだ」が7%で、合わせた「賛成派」は4割でした。
福島民報社が福島テレビと共同で行った福島県民世論調査では、比例代表の投票先は、希望の党30・6%、自民党23・8%、共産党8・2%、公明党3・8%、社民党2・8%でした。
安倍政権の支持率は27・8%と過去最低で、「支持しない」は54・4%で過去最高でした。
福島県で内閣支持率が非常に低いのは、被災県として政権党への不信感が特異的に強いからなのか、そうではなく地方一般の傾向なのか、大いに興味を喚起されます。
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衆院選トレンド調査 内閣不支持46%と逆転 比例自民24%、希望14%
東京新聞 2017年10月2日
共同通信社は九月三十日、十月一日の両日、衆院選に向けて有権者の支持動向などを探る全国電話世論調査(第二回トレンド調査)を実施した。小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」の結成後、初の調査。比例代表の投票先政党は自民党が24・1%で、希望の党が14・8%となった。内閣支持率は前回調査(九月二十三、二十四両日)から4・4ポイント減の40・6%となり、不支持率46・2%が上回った。
前回調査では、希望の党は「小池氏の側近らの新党」として尋ね、比例代表で投票するとの回答は6・2%。民進党の8・0%と単純合計すれば計14・2%だった。今回調査で比例投票先を「まだ決めていない」が42・8%もあり、合流の効果を含めて情勢は変わる可能性がある。
自民、希望以外の比例代表投票先は、公明党4・9%、共産党4・9%、日本維新の会2・4%、自由党0・3%、社民党0・1%、日本のこころ0・4%となった。
次期首相として安倍晋三首相(自民党総裁)と小池氏のどちらがふさわしいか質問したところ、安倍氏が45・9%、小池氏は33・0%だった。「分からない、無回答」は21・1%だった。望ましい選挙結果に関しては「与党が野党を上回る」が27・4%で前回より5・0ポイント減少。「与野党が逆転する」は16・9%で倍増した。「与野党勢力が伯仲する」は48・6%でほぼ横ばいだった。
前原誠司民進党代表による希望への合流決定を「評価しない」は62・3%で、「評価する」の28・1%を大幅に上回った。
安倍首相の下での改憲に賛成は34・0%、反対は53・4%だった。
衆院選に「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」の合計は79・5%で、前回より9・0ポイント上昇した。
支持政党が「ある」と答えた人は31・9%で、内訳は自民58・6%、民進12・2%、公明11・2%、共産7・1%、維新2・9%、希望3・9%、自由0・8%、社民0・5%、こころ0・8%。
<衆院選トレンド調査> 選挙戦の一定期間に、有権者の選挙への関心度や政党支持がどう変わるのかなど、衆院選に対する意識の変化を探るのが目的。基本質問は同じ内容で、連続3回の全国電話世論調査を実施して分析する。各回で調査の対象者は異なる。調査の方法は、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法。第2回調査は全国の有権者を対象に9月30、10月1の両日に実施した。固定電話は福島県の一部地域を調査対象から除いた。実際に有権者がいる世帯にかかったのは893件、うち611人から回答を得た。携帯電話は、電話がかかったのは1312件、うち608人から回答を得た。第1回調査は9月23、24の両日に実施した。
自民34%、希望19%…比例投票先・読売調査
読売新聞 2017年9月30日
読売新聞社は、衆院が解散し、民進党が希望の党への合流を決めた直後の28日夕から29日にかけ、緊急全国世論調査を行った。
衆院比例選での投票先は、自民党が34%で最も多く、希望が19%で2番目だった。「10月10日公示・22日投開票」の衆院選は、自民と希望を対立軸とした「政権選択選挙」となりそうだ。
このほかの投票先は、公明党6%、共産党5%、日本維新の会2%などの順で、「決めていない」が25%だった。自民党が衆院選で圧勝した2014年の解散直後調査では、比例選投票先は自民党41%、民主党14%、公明党6%などの順だった。民進党は希望の党への合流を決めたため、比例投票先の調査対象には含めなかった。
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<世論調査> 憲法改正「進めるべきでない」66%、「9条慎重」過半数
北海道新聞 2017年10月2日
北海道新聞社が衆院選に向けて行った全道世論調査では、「衆院選後に憲法改正論議を進めるべきか」という質問に対し「進めるべきではない」とする意見が66%を占めた。一方、9条改正については、過半数が慎重な姿勢を示した。
憲法改正論議について「誰が首相でも進めるべきではない」は37%と最も多く、「安倍晋三首相のもとで進めるべきではない」は29%。「進めるべきだと思う」は32%だった。
一方、9条改正については「将来にわたり改正する必要はない」が33%、「改正は必要だと思うが、時期尚早だ」が23%で、二つを合わせた「慎重派」は56%。「今の条項は残し自衛隊の存在を明記すべきだ」が33%、「改正して国防軍と明記すべきだ」が7%で、合わせた「賛成派」は4割だった。
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希望30・6%、自民23・8% 県内の比例代表支持率
福島民報 2017年10月2日
福島民報社は福島テレビと共同で県民世論調査(第19回)を行った。10日公示、22日投開票で行われる衆院選の比例代表で支持する政党は、新党「希望の党」が30・6%でトップとなり自民党の23・8%を6・8ポイント上回った。安倍政権の支持率は27・8%で6月の前回調査から2・8ポイント低下し、支持率を質問し始めた2013(平成25)年3月の第4回調査以降最も低かった。
衆院選比例代表の政党支持率は【グラフ(1)(記載省略 以下同)】の通り。希望の党、自民党以外では共産党8・2%、公明党3・8%、社民党2・8%、日本維新の会1・4%、日本のこころ0・6%など。
安倍政権を支持するかを聞いた結果は【グラフ(2)】の通り。今回の「支持する」とした27・8%は、過去最低だった2015年6月の第10回調査の28・4%を下回った。「支持しない」は54・4%で前回より2・7ポイント上昇し、最も高かった2015年9月の第11回調査の53・5%を上回った。
男女別では「支持する」は男性28・1%、女性27・5%。「支持しない」は男性58・1%、女性50・7%だった。