時事通信が行った衆院選出口調査で、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改正については賛成が36・2%で反対の30・3%を上回りました。
支持政党との関係では、反対が多かったのは共産党が73・4%、立憲民主党が67・7%、社民党が67・5%で、自民党支持者と対照的でした。
消費税率10%への引き上げについては、反対が43・3%で、賛成33・9%を上回りました。
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9条自衛隊明記、賛成36% 消費増税は反対多数 出口調査
時事通信 2017年10月22日
時事通信が22日に行った衆院選出口調査で、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改正について賛否を尋ねたところ、賛成が36・2%で反対の30・3%を上回った。ただ、「どちらとも言えない、分からない」も33・3%に上っており、9条改正が世論を二分するテーマであることが改めて浮き彫りとなった。
9条への自衛隊明記は安倍晋三首相が提案している。支持政党別にみると、自民党支持層は6割弱が賛成した。公明党支持層も賛成(33・0%)が反対(20・5%)を上回ったものの、「どちらとも言えない、分からない」(46・3%)が最も多かった。
野党支持層では、日本維新の会を除きいずれも反対が賛成を上回った。最も反対が多かったのは共産党の73・4%。次いで立憲民主党(67・7%)、社民党(67・5%)、希望の党(40・1%)の順となった。
2019年10月に予定される消費税率10%への引き上げについては、反対が43・3%で、賛成33・9%を上回った。「どちらとも言えない、分からない」は22・6%だった。都道府県別にみると、42都道府県で反対が賛成を上回った。