7日までに共同通信、読売新聞、JNN(TBS)が行った世論調査で、内閣支持率は下表のとおりで、続落ないし下げ止まりを示しました。
首相の長男の総務省幹部4人の接待問題について納得できないは62%(共同)、森会長の女性蔑視発言について「問題である」は91%(読売)~77%(JNN)、「不適任」は
59・9%(共同)、「辞任すべき」は59%(JNN)でした。
内閣支持率
| メディア | 共同通信 | 読売新聞 | JNN(TBS) |
| 内閣支持率 | 38・8% | 39% | 40・8% |
| 前月比 | 2・5ポイント減 | ±ゼロ | 0・2ポイント減 |
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女性蔑視発言の森喜朗元総理 五輪組織委会長に不適任59%、適任は6% 世論調査
共同通信 (東京新聞) 2021年2月7日
◆内閣支持率初めて4割以下に、ワクチン不安は8割超
共同通信社が6、7両日に実施した全国電話世論調査によると、女性蔑視発言をした東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長に関し、会長として「適任とは思わない」との回答が59・9%に上った。「適任と思う」は6・8%だった。菅内閣の支持率は38・8%で前回1月の調査からさらに2・5ポイント続落し、初めて40%を割り込んだ。不支持率は3・1ポイント増の45・9%となった。
放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男による総務省幹部4人の接待問題では、首相の説明に「納得できない」が62・0%となり、「納得できる」30・8%を大きく上回った。
新型コロナウイルスのワクチン接種計画を巡り「順調に進むと思う」は14・7%にとどまり、「順調に進むか不安がある」とした人は82・8%に上った。ワクチンを「接種したい」と答えた人は63・1%、「したくない」は27・4%だった。(共同)
菅内閣の支持率、横ばい39%…読売世論調査
読売新聞 2021/02/08
読売新聞社が5~7日に実施した全国世論調査で、菅内閣の支持率は39%と前回(1月15~17日調査)の39%から横ばいだった。不支持率は44%(前回49%)に下がった。昨年11月に69%だった内閣支持率は、その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3回連続で下落していた。今回の調査で支持率の下落傾向に歯止めがかかったのは、新規感染者数が減少に転じたことが主な要因とみられる。
政党支持率は自民党37%(前回37%)、立憲民主党5%(同5%)、公明党4%(同3%)などの順で、ほぼ変化がなかった。無党派層は42%(同46%)だった。
森喜朗氏の発言「問題」91%…読売世論調査
読売新聞 2021/02/07
読売新聞社が5~7日に実施した全国世論調査で、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことについて、「問題がある」との回答は「大いに」63%、「多少は」28%を合わせて91%に上った。「大いに」を男女別にみると、女性が67%で、男性の59%を上回った。
緊急事態宣言の中、与党の国会議員が東京・銀座のクラブに深夜まで滞在していたことを「問題がある」とした人は、「大いに」79%、「多少は」16%を合わせて95%に達した。
東京五輪「開催」36%・「中止」28%…読売世論調査
読売新聞 2021/02/08
読売新聞社が5~7日に実施した全国世論調査で、今年夏の東京五輪・パラリンピックについて聞くと、「観客を入れて開催する」8%と「観客を入れずに開催する」28%を合わせ、計36%が開催に前向きな考えを示した。「再び延期する」は33%、「中止する」は28%だった。
新型コロナウイルスの感染状況が、夏ごろにどうなっていると思うかを尋ねると、「変わらない」56%、「改善している」37%、「悪化している」3%の順だった。
国民への新型コロナのワクチン接種が進むことで、感染の収束につながると「思う」人は70%に上り、「思わない」の20%を大きく上回った。
JNN世論調査、森会長「辞任すべき」が6割
(TBS)JNN 2021年2月8日
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森会長の問題発言を受けて、森氏は「辞任すべきだ」と考える人がおよそ6割にのぼることが最新のJNNの世論調査でわかりました。
菅内閣を支持できるという人は、先月の調査結果より0.2ポイント減って40.8%、支持できないという人は先月と同じ55.9%でした。
新型コロナウイルスの感染防止に向けた政府のこれまでの取り組みについて聞いたところ、「評価する」は33%、「評価しない」は54%でした。
政府が10都府県に対する緊急事態宣言を延長したことについては、「評価する」人が77%に達しました。一方で、延長に伴う時短協力金など政府の経済支援策については、「不十分だ」が66%にのぼっています。
今月中旬にもワクチンの接種が始まりますが、ワクチンを「接種したい」と答えた人は、先月より12ポイント増加し60%、「接種したくない」は30%でした。
また、ワクチン接種の調整役を担う河野行革担当大臣に「期待する」人は68%に達しました。河野氏は、「次の自民党総裁にふさわしい人」という質問でも石破元幹事長を抜き、2019年10月以降、初めてトップに立っています。
今年夏に予定される東京オリンピック・パラリンピックについて、「予定通り開催すべきだ」と答えた人は14%、「延期すべきだ」が46%、「中止すべきだ」が35%でした。
大会組織委員会の森会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、翌日に謝罪、撤回しました。森氏の対応に「納得している」人は17%にとどまり、「納得していない」が77%に達しました。また、森氏は「辞任すべきだ」と答えた人は59%、「辞任する必要はない」は32%でした。