憲法会議は8日、第49回全国総会を開きました。
18都道府県、13団体など48人が参加し、安倍政権による「戦争する国づくり」を許さず、憲法が生きる社会に向けて運動を急速に強めることを決めました。
事務局長の報告の中では、秘密保護法をめぐるたたかいで発揮された国民のエネルギーを、集団的自衛権の行使容認を許さない運動に合流・発展させる必要性が強調されました。
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憲法会議が全国総会 集団的自衛権行使容認「戦争する国づくり」
許さない運動を急速に 山下氏があいさつ
しんぶん赤旗 2014年3月9日
憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は8日、第49回全国総会を東京都内で開きました。18都道府県、13団体など48人が参加。安倍政権による「戦争する国づくり」を許さず、憲法が生きる社会に向けて運動を急速に強めることを決めました。
平井正事務局長が活動方針を報告しました。秘密保護法をめぐるたたかいで発揮された国民のエネルギーを、集団的自衛権の行使容認を許さない運動に発展させ、合流させようと強調しました。
とりくみの交流では、石川の代表が共同で作成したジャンボチラシ15万枚を配布すると紹介。日本平和委員会の代表は、集団的自衛権の行使は、災害派遣で役に立ちたいという若い自衛官たちの命をも奪う危険なものだとのべ、とりくみを強める決意を表明。全日本教職員組合の代表は、秘密保護法のたたかいが大きな力となり、憲法を守りたいと青年たちが立ち上がっていると語りました。
日本共産党の山下芳生書記局長が国会情勢の報告を兼ねてあいさつしました。山下氏は
(1) 集団的自衛権の行使容認は、「海外で戦争する国」につくり変えることであり、3425人もの犠牲を出したアフガン戦争に参加できるようになる
(2) これを一内閣の憲法解釈の変更で進めようとしているが、立憲主義、法治国家にかかわる重大問題として各界から批判の声が急速に広がっている
(3) ASEANをはじめ、紛争を話し合いで解決することが世界の流れであり、憲法9条の立場こそが合致していると強調しました。
最後に、来年結成50年を迎える憲法会議の役割がますます重要になっていると結びました。