例会には8人のメンバーが集まりました。
今回は4月総会に向けての議案書など、世話人により入念に作成されたA4判 7枚+リーフレット1枚の資料が配布されました。
会議の途中から雨になり、終わる頃には雪に変わりました。まだまだ彼岸に向かって不安定な天候が続きそうです。
と き 3月16日(日) 13:30~15:30
ところ 湯沢公民館 3階 「会議室2」
1 連続学習「中高生のための憲法教室」(第7回)
(「中高生のための憲法教室」伊藤真著 岩波ジュニア新書 820円 09/1/20)
第4限 憲法改正は必要なのだろうか
(テキスト108~124ページ)
今回は、節ごとには分けずに全範囲を通じての意見・感想が出されました。順不同でその概略を記します。
首相として再登場後の安倍氏については、感想・意見の様々なところで出ましたが、この記録では一箇所にまとめるなどしました。
・安倍氏は6年間のブランクの後に再登場したが、十分な国会審議をしないで、反対意見を述べても強引に成立させてしまう傾向が強くなった。
・自分のひいきの人をNHK会長や経営委員、法制局長官に任命したが、いずれも数々の問題発言をしている。一般国民の感覚と合わない人たちばかりである。
・安倍氏の口癖である「戦後レジームからの脱却」が強引に実行されつつある。
・特に教育改革が重視され、道徳教育に重点を置いている。
・教育委員会の権限をなくす方向であり、そのトップを「教育長」一人制にして、行政の長の意図が反映しやすいように変えた。
・教育基本法などの改悪はすさまじいものがある。
・教育基本法などの改悪はすさまじいものがある。
・安倍氏は憲法9条の変更に留まらずに、戦争が出来る国へ向かっていろいろな改変を進めている。
・古賀誠・野中広務・加藤紘一氏など、自民党の旧幹部たちも、さすがに見かねて安倍氏のやり方を批判している。
・内閣法制局の元長官たちも、安倍氏と小松長官の誤った考え方・方策を危惧している。
・安倍氏は雌伏中も作戦を練っていたかのように、首相として再登場するや矢継ぎ早に反動的な法の制定や施策に励んでいる。一層危険な存在となって再登場した。
・第一次安倍内閣で中途で挫折した体験を踏まえて、今度は同じ轍を踏まないようにとばかりに、強引に且つ拙速にことを進める姿勢が目立つ。
・秘密保護法案では公聴会で全員が反対した翌日に無修正で法案を通すということもし、公聴会を完全に形骸化させた。
・特定秘密保護法の制定で「表現の自由」を抑圧する方向に変えた。
・住基カードは身分証明用にも使われるようだが、その発行システムの構築には多大な費用がかかる。
・公民館(図書館)の本にICチップ?が付けられ、各人の閲覧履歴がデータとして記録されるようになった。そうなると利用者各人の読書傾向が個人データとして簡単に掴める。
・社会事務所で把握されている収入や年金などの情報や医療記録も、いずれ一元的に把握されることになる。
・必要な書類が簡単に請求できるなど便利になる反面で、国民は無自覚のうちに各人の情報を行政側に把握されている。
・データ開示の制限や外部からの不正データ取得に対する対策は大丈夫なのか。
・テキストが各節の終わりで、「普段からこうした不当な人権侵害が行われないようにしっかりと監視する必要がある。それが市民としての責任」「(国家が個人を抑圧しようとする)流れに取り込まれないように、日々、自立した個人として生きる努力を怠ってはいけない」「(憲法の体制を維持・発展させるかどうかを)決定するのは、あくまでも主権者たる国民であることを忘れてはいけない」などと、常に一人ひとりが権利意識を持つ必要性とそれを守る責任があることを訴えている。それがやはり一番重要だ。
2 相談・意見交換
(1) 2014年度総会の開催に向けて
A4版4ページわたる議案書が提案されました。
議案書の構成は ① 2013年度の活動概要 ② 活動の評価・反省と課題の整理―活動方針に照らして― ③ 情勢の特徴 ④ 2014年度活動方針 です。
殆どすべて原案の通り承認されましたが、一部、「平和バスツアー」は必ず「実行したい」とする強い希望表示がありました。また「江戸里神楽」はまだデビュー等に言及しないほうが良いのではとか、ホームページの記事を例会で取り上げるのは物理的に無理なのでは・・・という意見が出されました。
総会記念企画としては、今回は講演や映画等ではなくて近隣の9条の会の人たちをお招きして、経験交流の場にしようということにしました。
(2) 「憲法意見ポスター」運動の取り組みについて
まだ取り組みが継続中ですが、当日の段階で
賛同者数: 81口
賛 同 金: 102口 が達成されました。
ポスターの賛同者として「当会」(1口2000円)も申し込むことにしました。
(3) 憲法記念日に向けての取り組み
「憲法意見ポスター」40枚の町内掲示に取り組む
憲法記念日に昨年同様、新聞折込で平和を呼びかけるチラシを町内に配布しま
す。
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(4) 3.29県民の集いについて
3月9日(土) 新潟県民会館 13:15~15:30
講演: 「安倍政権の改憲と日本のゆくえ」 渡辺治 一橋大名誉教授
当会では、当日9:50に公民館前に集まってマイカー乗りあわせで、会場に向かいます。
費用:入場料500円+足代1500=2000円 (昼食は各自)
※参加ご希望の方は、世話人の笛木氏までご連絡ください。
第一次集約 3月20日 (笛木氏:TEL 025-785-5062)
(5) 町の平和取り組みに関する懇談会に向けて
事前に申し入れを行うこととして下記の文案が提示され、全員から賛同されました。
「町の平和取り組みに関する提案・要請について」
懇談会の日時は相手の都合次第ですが、4月中旬を目処に進めています。
(6) その他
3月24日(月)9:30から開かれる町議会で、下記の議案が審議されます
発議1号「立憲主義を否定する集団的自衛権行使容認の『解釈改憲』に反対する意見書の提出について」
請願1号「『特定秘密の保護に関する法律』の廃止を求める意見書提出に関する請願」
審議に入る具体的な時刻は不明ですが、どちらも1号なので早めに入るものと思われます。どうぞ傍聴にお出かけください。