加計学園の獣医学部新設問題で、今治市が公開した文書7840枚によって、最初から “加計学園ありき” で進められ、今治市が内閣府から手厚いアドバイスを受けていたことが明らかにされました。
この資料を入手して政府を追及した森裕子参院議員(自由党)は、
「今治市職員の内閣府訪問直後の11月1日から今治市は、予定地のボーリング調査を開始しています。自分のところに決まると確信していたからでしょう。正式決定前に内閣府が手取り足取り指導とは京産大への対応とはえらい違いで “えこひいき” です」と述べています。
6月8日と13日の参院農林水産委で政府側を厳しく追及した森裕子議員の迫力はネット上で評判になっています。
日刊ゲンダイと併せてブログ:「日々雑感」と「反戦な家づくり」を紹介します。
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加計ありき新証拠 安倍政権はお友達に公然と“えこひいき”
日刊ゲンダイ 2017年6月13日
「加計学園」の獣医学部新設問題で、内閣府のあからさまな “加計ありき” の証拠がまたまた発覚した。
開示請求を受け、現地の今治市が公開した文書7840枚から見つかったのは、昨年10月28日に内閣府を訪問後に市職員2人が作成した「獣医学部新設に係る内閣府協議報告書」だ。11月9日に国家戦略特区諮問会議が「新設は空白地に限る」との方針を決める12日前で、新設に手を挙げていた京産大の線もまだ残っていた。本来ならイーブンな時期に今治市が内閣府から手厚いアドバイスを受けていた様子がうかがえる。
報告書には、手書きの通し番号が付いた10枚の資料が添付されている。詳細は「黒塗り」だが、「今後のスケジュール案」や「主な論点」との題があるほか、特区の類似例(成田市の国際医療福祉大学)の告示文書などが含まれる。
中には “要注意人物” を教えているのか、自民党の獣医師問題議連や獣医師会顧問の政治家リストもあり、麻生太郎や北村直人の名が記されてある。どう見ても内閣府が今治市を手助けするために用意した資料である。
資料を入手した森裕子参院議員(自由党)が言う。
「今治市職員の内閣府訪問直後の11月1日から今治市は、予定地のボーリング調査を開始しています。自分のところに決まると確信していたからでしょう。正式決定前に内閣府が手取り足取り指導とは京産大への対応とはえらい違いです。治外法権の安倍王朝は、王様のお友だちには “えこひいき” ということでしょう」
韓国の朴前大統領の政治の私物化どころじゃなくなってきた。
出来るものなら処分してみろ、チンピラ副大臣。国民は黙っていない。
日々雑感 2017年6月14日
学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、内閣府が文部科学省に早期開学を促したとされる文書の存在を内部告発した職員が守秘義務違反で処分の対象となるかについて、義家弘介副文科相は13日、「一般論として、告発内容が法令違反に該当しない場合、非公知の行政運営上のプロセスを流出させることは国家公務員法(違反)になる可能性がある」との見解を示した。
参院農林水産委員会で、自由党の森裕子氏の質問に対する答弁。森氏は一連の文書が公になった経緯について「(文科省職員が)勇気を持って国民のために告発した」と述べ、不利益な扱いをしないよう求めた。
(以上「毎日新聞」より引用)
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嘘の答弁を繰り返した義家某本人の国家公務員特別職としての倫理規定は一切言及せず、内部告発者に対して「処分するかも知れない」と脅すとは、まさしくチンピラそのものだ。誰がこんなチンピラを「副大臣」に任命したのだ。おそらく任命した者もチンピラなのだろう。人は自分の目で相手を観るものだ。
しかし内部告発種に対しては不完全ながら「保護法」がある。
公益通報者保護法(こうえきつうほうしゃほごほう、平成16年法律第122号)は、一般にいう内部告発[1]を行った労働者(自らの属する組織について内部告発を行った本人)を保護する法律である。2004年6月18日公布、2006年4月1日施行
(以上「ウィキペディア」より引用)
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公務員が守秘義務違反に問われる場合は職務上知りえた情報を漏洩した場合であって、内部告発も情報漏洩だとするなら内部告発は出来ないことになる。義家某はそうした簡単な理屈も無視して、副大臣という立場をフルに利用している。
彼の発言により賢明な公務員までも委縮して「知らぬ、存ぜぬ」答弁を繰り返した文科省役人や官房審議官のように嘘をつき通していた公務員の方が罪は重い。彼らは一体誰のために働くのか、いうまでもない国家と国民のために働くのであって、一握りの「権力者」のために働くのではない。
出来るものなら処分してみろ、チンピラ副大臣。国民は黙っていない。
勝負を賭けるのは今しかない。国会審議を止めよ!
反戦な家づくり2017年6月9日
昨日の参議院での森裕子議員の追及は、すごい迫力だったと評判になっている。
たしかに、「公文書」を開示したことに、彼女個人の迫力があいまって、フニャフニャ野党議員の質問とは一線を画していた。
【森ゆうこ議員質問 動画】 6月8日 参議院農林水産委員会
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ネットでは「何度でも見たい」という声もあるようだが、何度も見て喜んでいる場合じゃない。
この質疑で明らかになったのは、もうどんな証拠を突きつけても、どんなに鋭くつっこんでも、安倍官邸は微動だにしない ということだ。
国会も行政も司法も過半のマスコミも把握している安倍官邸は、国会審議という言論手段では倒せない ということだ。
自分の行動に「確認が取れません」と平然と答弁する姿に、国民は戦慄するべきだ。
もはや、安倍政権に言葉は一切通用しない。事実も公文書も証言も なにも通用しない。
数年前の政権だったら、とうの昔に総辞職しているだろう。
しかし、総辞職というのは、総理や官邸に最低限の常識、ひとかけらの良識が残っているからおきることだ。
いかなることがおきようが、総理が絶対に辞めない と言いつづければ、総裁か議員の任期がくるまでは、絶対に政権は倒れない。
昨日の森議員の質疑は、そのことが明らかになった。
(以下省略)
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(参考添付)
【森ゆうこ議員質問 動画】 6月13日 参議院農林水産委員会
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