2022年6月29日水曜日

憲法改定大争点に“9条守り生かそう”志位委員長が訴え

 参院選が中盤戦に入り自公政権、日本維新など軍備増強」「9条改憲」の大合唱に入りました。自民党の茂木敏充幹事長20日、報道各社のインタビューに応え「憲法9条に自衛隊を明記する憲法改定を参議院選挙が終わったら、早期に実現する」と発言しました。

 改憲勢力は「現にある自衛隊を書くだけだと言いますが、共産党の志位委員長は「法律の世界では、後から書いた法律が優先するという原則があるので、憲法9条2項陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない』の後に、『自衛隊を保持する』と書いた途端に、9条2項が死文になってしまう」と、9条を根本的に否定するものだと述べました
 いまロシアのウクライナ侵攻を口実にして、盛んに敵基地攻撃」能力の保有や「軍事費2倍が必要だという主張が罷り通っていますが、すべて米国の要求の丸飲みで軍事的にも財政的にも日本を亡ぼすものです。
 しんぶん赤旗の記事紹介します。
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憲法改定大争点に“9条守り生かそう”の願い日本共産党へ 札幌 志位委員長が訴え
                       しんぶん赤旗 2022年6月28日
 日本共産党の志位和夫委員長は27日、札幌市で演説し、参院選が中盤戦に入り、岸田文雄・自公政権、日本維新の会などが「敵基地攻撃」「軍事費2倍」「憲法9条を変えろ」の大合唱を行い、「憲法9条が大争点に浮上してきた」と強調。「憲法9条を守り生かそう――この平和の願いを、党をつくって100年、反戦平和を貫いてきた日本共産党に託してください」と訴えました。
 志位氏は、岸田首相や、自民党の茂木敏充幹事長が、「憲法9条に自衛隊を明記する憲法改定を参議院選挙が終わったら、早期に実現する」と発言し、維新の会は、「スケジュールを早く示せ」と、改憲の尻をたたいていると告発しました。
 志位氏は、「憲法を変えようという勢力は、『現にある自衛隊を書くだけだ』と言いますが、書くだけではすまないんです」と述べ、法律の世界では、後から書いた法律が、前の法律より優先するのが原則だと指摘。「憲法9条2項『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない』の後に、『自衛隊を保持する』と書いた途端に、9条2項が死文になってしまいます」と批判し、「9条を9条たらしめる9条の命は2項にこそあります。これが死文化されればたいへんなことになります」と強調しました。
 安保法制=戦争法の論戦でも、政府は、安保法制のもとでも、「武力行使を目的にした海外派兵はできない」、「全面的な(フルスペックの)集団的自衛権の行使はできない」と答弁したが、「自衛隊が9条に書き込まれた途端に、これらが全部できるようになって、海外での武力行使が全面的に自由化されてしまうことになります」と告発しました。
 その上で、「戦後、自衛隊は、ただの1人も外国人を殺していないし、ただの1人も戦死者をだしていません。憲法9条は、自衛隊員の命も守ってきたということを訴えたい。危機に乗じて9条を改定し、日本を『軍事対軍事』の危険な道に引き込み、暮らしを押しつぶす――こんな道は、日本共産党への1票で止めようではありませんか」と呼びかけました


「消費税減税なら年金カット」― つける薬ない、選挙で審判を
 札幌 志位委員長が訴え
                       しんぶん赤旗 2022年6月28日
 平和と暮らしがかかった参院選(7月10日投開票)で日本共産党の躍進を勝ち取ろうと、志位和夫委員長は27日、札幌市で、いわぶち友比例候補、はたやま和也選挙区候補とともに訴えました。
 大通西3丁目の広場は熱心に演説を聞き入る人でいっぱいに。足を止める人が相次ぎ、縦にも横にも広がった聴衆から力強い拍手や歓声が何度も起こりました。18歳の女性は「共産党の訴えに未来への展望がある。財源提案が具体的でやれそうなものばかり。演説の中に優しさがあって共産党を推していてよかった」と語りました。
 志位氏は、ウクライナ危機に乗じて軍拡・改憲の大合唱が起きていることを厳しく批判。日本を「軍事対軍事」の悪循環に引き込む危険な動きを止め、東アジアに平和をつくる9条を生かした外交戦略をすすめようと力を込めました。
 物価高騰から国民をどう守るかについて、志位氏は、実体経済を良くすることを最優先にすえた経済政策への転換、弱肉強食の新自由主義を終わりにして、「やさしく強い経済」をつくるための五つの大改革を訴えました。
 志位氏は、自民党の茂木敏充幹事長が、「(消費税減税をすると)年金財源を3割カットしなければならない」などと発言したことに触れ、「これは国民へのひどいどう喝です。自民党は財源といえば『消費税』しか思いつかないのでしょうか。歳出削減といったら『社会保障削減』しか思い浮かばないのでしょうか」と厳しく批判。「富裕層と大企業への応分の負担で暮らしを良くするという解決方法があるじゃないですか。それが全く思いつかない人たちにはつける薬はもうありません。選挙で審判を下しましょう」と呼びかけました。

 志位氏は、日本の食料自給率がわずか37%に下がっていると指摘。国連が「第2次世界大戦後最大の食料危機」と警鐘を鳴らすなかで、政府は、米価の暴落を放置したうえに、水田活用交付金を削ろうとしていると告発し、「北海道の農業に大打撃になります」と批判しました。北海道では転作を迫られた農家の多くが牧草づくりを行っているもとで、牧草が交付金削減のターゲットにされ、10アールあたり3万5千円だった交付金が1万円になってしまうと指摘し、「『これではとてもやっていけない』の声があふれています。こんな亡国の農政は切り替えようじゃありませんか」と訴え。水田活用交付金の削減中止、高騰する肥料・飼料への緊急対策などを提案し、「価格保障と所得補償でみんなが安心して農業に励める、食料自給率に責任を負う政治に転換しましょう」と力を込めました。
 志位氏は、北海道選挙区(改選数3)の、はたやま候補について、「私も衆議院で一緒に仕事をしてきました。論戦力抜群、そしてハートが熱い。このすばらしい政治家、今度は参議院で活躍してもらいましょう」と呼びかけました。

いわぶち候補と、はたやま候補も
 いわぶち比例候補は「福島原発事故は終わったと言わんばかりに再稼働推進は認められません」と原発再稼働に固執する岸田政権を厳しく指摘。北海道の泊原発の運転差し止めを命じた5月の札幌地裁判決に触れ、「国の責任で原発も石炭火発もやめると決断し、気候危機に本気で取り組む政治をつくろう」と訴えました。
 はたやま選挙区候補は、札幌市と国が一体になって推進する北海道新幹線の札幌延伸と札幌駅前の巨大開発を強く批判。市民生活は置き去り、地方を切り捨てる冷たい政治ばかりに税金が注ぎこまれていると告発、「市民生活守れの声を日本共産党と私はたやま和也に託してください」と力を込めました。