安倍政権下では、景気の落ち込みと生活苦だけが実感されますが、実は一方でわが世の春を謳歌している人たちもいました。
外国の機関が21日に公表したレポートによると・・・
日本では100万ドル(約1億0700万円)以上の投資可能資産を持つ個人富裕層の純資産は前年比24%増えて 5兆5000億ドル(約589兆円)に、日本の億万長者(ミリオネア)の数は22%増加し 230万人になったということです。
安倍首相は、そういう部分が潤えばそれが日本の社会の好景気につながると説明しますが、とてもありえない話で、そんなことを信じたり期待している人は誰もいないのではないでしょうか。
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日本の富裕層がますます裕福に、アジアで最も急速に資産増加
ブルームバーグ 2014年10月21日
日本のミリオネア(億万長者)は昨年、アジア太平洋地域で最も急速に資産を増やした。安倍晋三首相の経済再生に向けた取り組みが株式相場の上昇を促したことが背景にある。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC )とキャップ・ジェミニが21日公表したリポートによれば、日本で100万ドル(約1億700万円)以上の投資可能資産を持つ個人富裕層の純資産は前年比24%増えて5兆5000億ドル。日本のミリオネア数は22%増加し230万人となった。
日銀が前例のない金融緩和を進め、安倍首相が「アベノミクス」として成長戦略を推進する中、日本株の指標のTOPIXは昨年51%上昇した。今年は首相の取り組みの息切れをめぐる懸念や来年の消費税率再引き上げ観測で同指数は8%下落している。
リポートによると、中国のミリオネアの資産は20%増の3兆8000億ドルと、アジア太平洋地域で2番目に速い増加ペースだった。個人富裕層数は18%増加し75万8000人。
RBCアセット・マネジメントのM・ジョージ・ルイス会長は発表文で、「アジア太平洋地域の株式市場のパフォーマンスは昨年、まちまちだったものの、主要市場での堅調な経済成長や不動産相場が資産全般の健全な伸びをもたらした」と指摘。「アジア太平洋地域は引き続き世界の成長のけん引役となり、2014年末までに個人富裕層人口で、15年までに個人富裕層純資産で北米を抜くと予想される」述べた。