東京新聞 2015年7月3日
安全保障関連法案に反対する憲法学者たちが3日、国会正門前で代わる代わるマイクを握って持論を訴える「リレートーク」を実施した。時折雨が降る中、10人以上の学者たちが「憲法違反の法案の強行採決は許されない」「立憲主義の危機」とアピールし、市民ら約150人が聞き入った。
稲正樹国際基督教大客員教授は「日本を戦争する国に変貌させる法案を『平和安全法制』と呼ぶのは、国民を愚弄する行為だ」と批判した。
藤野美都子福島県立医大教授は「憲法9条の理念をどう実現するかということに、私たちは力を尽くすべきだ」と強調した。(共同)
国会前で「リレートーク」を行い、安全保障関連法案の廃案を訴える憲法学者ら=3日午後
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