2015年7月4日土曜日

生活が「苦しい」と感じている世帯62・4%、過去最多

 TBSニュース 2015年7月2日  
 生活が「苦しい」と感じている世帯が全体の62.4%にのぼり、過去最多となったことがわかりました。
 
  厚生労働省は去年、およそ9000世帯を対象に所得と生活意識に関する調査を行いました。
 その結果、1世帯あたりの平均所得は528万9000円で前の年に比べ8万円あまり減りました。
 生活が苦しいと感じている世帯は前の年から25ポイント増え、624%にのぼりました。調査を始めた1986年以降で最も多くなっています。特に子どもがいる世帯は、674%が生活が苦しいと答えています。
 
 生活が苦しい世帯が増えていることについて、厚労省は「1世帯あたり平均所得が下がってきていることが背景としてあるのではないか」と分析しています。

 
アベノミクスの恩恵7割感じず 今夏ボーナス調査、微増も
東京新聞 2015年7月3日
 日本生命保険は3日、今夏のボーナスに関するアンケートの結果を発表した。平均支給額は前年比0・1%増の59万4千円となった。ただ「アベノミクスの効果」への問いには7割が「感じない」と答えた。
 
 ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次チーフエコノミストは「アベノミクスの恩恵が、幅広い層のボーナスにまで広がっていないことを示しているのではないか」と指摘した。「感じない」は74・1%、「感じる」は10・6%だった。
 
 ボーナスが増えたと答えた人は21・7%で、減ったとの回答の16・4%を上回った。61・9%は変わらないと答えた。 (共同)